不完全な僕にも仏性はある・・・
このまま忘れていけば煙草はやめられる・・・

永い夢をみていました
今でも夢をみています
自覚しつつ醒めない夢・・・
サーモスのカップを洗う
水が ....
ようやく実った
黄金色の頭

明日刈るぞと号令が鳴り
身を構えながらその時を待つ

やっと出会えた実り
すぐに流れていく河

先が見えないこの頃に
涙は河として
心は字として
 ....
生暖かな膜に覆われ赤い紅い血を流す
その痛みは秘かに仄かに私の膜を破り
その反抗に少しばかり涙する

チクチク
ドクドク
ドンドン

痛みは哀しみとない交ぜになって私を誘う
ピンク色 ....
記憶は残酷
記憶は あいまい
ついこないだのことも
もう遠い日の出来事
低い声の鳥が枯木の上で囀っている
あんなに立派な樹木でも
さいごは枯死してしまう
むなしく心を費やして些事にこだわ ....
きみはもう成層圏の彼方に飛び去った
手旗信号も届かない
ぼくは今日 言葉を失った
涙の果ては無言電話のノイズになって
闇へと散った
しみという小説を読んで感想を綴ったら
それは実在した人物を弔った作品だと教わって
そこでやっと亡くなった友人のことを思い出し
忸怩たる思いにかられた
時々は思い出していたけれど
最近はすっか ....
蜘蛛が巣を作る技術は、とても芸術的である。
虫や動物には人間のように動きに無駄がない。昆虫や動物より人間は劣っているのだろうか?

しかし、人間にはその数多ある無駄の中を生きながらきちんと自分で ....
穏やかな夜だったかと問われればそうだったかもしれない、と答える程度の夜だった、考え事はあるにはあったが、何かに変換しようと思えるほどの動機になるようなものは特に無かった、それならそれで投げ出して眠 .... 従者になって
スーパーマーケットに行って
袋 ふた袋分の食料を買って
分け入った
分け入ったところにある
自宅に帰ってきた

今朝はすっかり眠ってしまい
天使と悪魔の
夢だってみ ....
 急な傾斜の小径をのぼり切れば
 大きな旧居の横手に広がる
 段々畑が見えてくる

 金網のフェンス越し、
 至近距離で咲いているアザミへ
 iPadのカメラを向けてみる
 うつし世の碧 ....
りんご
まず愛されないといけないんだ
ごりら
だれかとつながりたいと願うなら
らっぱ
らくだの背中に入れておく粗品
ぱんだ
何か 膨らみを持たせるための何かだ
黙ってうつむくそのひとの ....
そう きみと二人
菜の花畑の向こうに碧い海を眺めたね
遠く水平線には洋紅色の貨物船が浮かんでいた
固く手を握りしめ
明日の行方を占った

きみの{ルビ華奢=きゃしゃ}な肩を抱きしめながら
 ....
公園のベンチに腰掛けて
柔らかな緑の叢の中で笑う人々

胸が締め付けられて
頭の先からズンと錘が落ちる
軽やかに舞うような話し声も微笑も
幸せを纏っている

男も女も子どもも赤ん坊も
 ....
ギターの歪みと伸びる歌声に
今ならパッと散ってしまってもいいと思えた
ベースとドラムが腹の底を突いてくる
鼓動と重ねて飛び跳ねる
狂おしさで吐息が漏れた
一緒に歌って胸の内を曝け出し
切な ....
足許の明かりを響かせたなら
独りの私が新たな家に還るだろうか

あゝこの天空を仰ぎ見ればただただ青 、
貴女たちの住処は真ん中に
まぁるく黄金に輝き燃え盛り
地上の生も死もあまねく照らし出 ....
シンギュラリティ前夜に、、、

あ、マイナの進んだ現代社会では遺伝子も相続も第三者の前に曝け出されて兄弟は他人の始まりのさらに先に進んでしまって親子も他人 か

*

確かに、現代社会では ....
 付き合いはじめて間もないころに 
可愛い女の子を家に連れてきたら
           (あのお嬢さんはやめときなさい)って言われたよ
よけいなお世話だよね。

ロシア人のお嬢が働くお ....
どんな卑劣なストーカーや犯罪者でもお茶お華、書道
俳諧、舞踏、絵画をやるように、どんなならず者でも
詩を書くことができる。なぜならお茶お華、書道俳諧
舞踏と同じく詩は表現でしかないからだ。

 ....
 腰を落とすと左右に揺れる

 落ち着かせようと左足

 立ち直ろうと右足に

 バランス取ろうと

 慌てふためく自分の体

 思い通りにはならない

 あなたの心

 ....
きみ、
夏でも秋でもスノーマン、
おさげ頭のスノーマン、
白いましゅまろみたいなほっぺたを、
ふたつの手のひらでおさえながら、
首をすこぉーしだけ斜めに傾げて、
笑うと、目が細くなる、
 ....
{引用=さりゆく夢のなかに
           きっと待っていたはずの

   いなくなってしまった景色に、

 あの朝、       
      見透かされたような。 束の間の 揺れ ....
外界で異性の手を握った時
前頭葉の司令塔が崩壊した
要員たちは酒を飲んでいたから
司令塔の修復に向かったが
足取りは怪しく手元も覚束ない
司令塔は瓦礫と化したままだ
外界で唇が唇を塞いだ
 ....
わたし実はあのフィギュアを作る会社海洋堂さんの
下請けで働いていたことがあって まあそうだったん
ですかグリコのおまけとかチョコエッグ作ってたんで
すよ素晴らしいお仕事ですね ほんとにあのう  ....
ふしあなから
花と人の裏腹を
垣間見る

ふしあなから
空と嘘の寸劇を
盗み見る

ふしあなだから
肝心なものは
何も見えない

ふしあななんだから
見えていると言う
 ....
昔もらった
ポケットティッシュが
引き出しから出て来た

あの頃はしあわせだったけど
今はそうでもない
ふと思ってスマホで
「しあわせ」を検索してみる

奈良時代は
為の文字の「為 ....
いやな詩人が出る季節になってきましたね、プシューッとひと噴き!
これで、あなたのいやな詩人を完全撃退できます。

この詩人は
ほかの詩人とはほとんど付き合いがなかったので
ほかの詩人ほど ....
 
 鈍色の民家の瓦と重なって見えた
 黒味帯びる朱をのこすだけの
 散り落ちぬ大輪のバラ

 秋立つ日
 貴女はうつむいて想いに耽り
 天蓋の星たちが数回瞬く間の短い夜を
 すごして ....
夢にずっと浸っていたかって
眠ると夢に行けるから眠りたい

運が良ければ前来た光景へもう一度行ける
そう願って、
日中ずっと
また、早く行きたいと
思っていて
目の前の事なんてどうでも ....
冷蔵庫のフリーザーのところにある
あの白いプラスチックでできた
板チョコレートをくり抜いたような形をした容器に
お茶を入れて凍らせて
それをふつうの氷のようにコップに入れて
そこに冷たい ....
ことばは不思議だ
受け止められかたによって
深く傷ついたり
深く響いたりする

ことばは不思議だ
人によって
鋭いナイフともなり
時にはこころの拠り所にもなる

滔々と流れる川の水 ....
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