ある日、俺が起きると岡田になっていた。
岡田は俺のクラスメイト、いつも嫌なことばかり俺に言ってくる。
その岡田のいう『嫌なこと』がクラスメイトに、受ける。
面白いのだそうだ。俺に言わせればまった ....
麻薬やりたいって?
もうやってるんじゃないかな
酒っていうんだけど
それは立派な麻薬です

強烈な体験がしたいって?
するんですよ、皆
冠婚葬祭っていうんだけど

強烈すぎんだろ
 ....
いつも天気予報とにらめっこ

明日はまたとない釣り日和

銀鱗たちが待っている

モスグリーンを身にまとい

渓の緑に溶けてゆく
崩れ落ちて来る鉄骨の群れ、
朱の血飛沫散らし
無機の呼吸し始め
振り絞られる意識の視界、
否定の十字の楔打ち込まれ
打ち震える貴様の両手両脚

野草ヒメジョオンの群れ
とっくの昔に埋葬 ....
終末の
緊張感なんてなかったと思う
ただどこを見てたのかとか
なにを聞いてたのかは
波がさらっていったような
たまに断片が押し寄せて
引けばわたしも海に近づく



ジリつく路で
 ....
迫害は止まない

怯えた私にあなたは言った

歓迎したくない者がやって来て
自己存在を内面から荒らすことがあったとしても
それらを受け入れるように

そして逆さにした十字を翳した

 ....
悲しみってやつがさ
また ぶり返してきたみたい
なんだかとってもダルくって
頭もズシンと痛くって


いつか君が教えてくれたあの唄を
口ずさんでみたくなって
思い出してみようとしてみた ....
実感がうすいのは
本当の意味で
私は
生きてはいないのだろう
と実感する



こころを
マヒさせないと
生きてはゆけない
のだと自覚できる位には
まだ死んではいないかな
 ....
あたまのよくなる
くすりをのんでればきみとは
友だちみたいに
過ごせたけれど

あたまのよくなる
くすりをのんでればきみと
友だちみたいに
過ごせるけれど

あたまのよくなる
 ....
橋があって、そこを渡るのが怖いんです
だから、逃げようとしても逃げられないんです
橋があって、そこを渡るのが怖いんです
だから、逃げようとしても逃げられないんです
笑ってるんです はしゃいでる ....
シンガッキ、
なつやすみにおウチでおかあさんに洗ってもらった、
とてもキレイになった、
まっ白なウワバキ、
ゲタ箱したのふるいスノコの上で外グツと履き替えて、
とてもウキウキしながら、
ナ ....
歳過ぎて
ゆるりゆるり
肉体の衰えゆき
のたりのたり
魂の努め若返りゆき
進む時間の地平の果てにて
透明に澄み渡りゆく独りの神霊となり

この大地へ返礼の信号送る 送り続ける 、

 ....
一日のルーティン
家を飛び出す
挨拶をする
家に帰る

毎日のルーティン
起こされる
泣かされる
ふて寝する

年がら年中
カチッ
ルーティン
ルーティーン
ルーティーーン ....
今そのちいさな胸に打ちあがる
いっぱつが いっぱつが
導いている 空を
あちらが会場 ここがわたしんちの台所の窓
夏だから あがって見ましょうよ

それから黒いにおいをはこぶ風に くちびる ....
暑い季節にはみな熱い手を持っているのに
それでもふと触れた手がひんやりとしていて
溶ける魔法を解かれた
永遠に溶けないやさしいこおり、みたいだった
つくつくぼうしが鳴き始めると
耳をそばだて ....
悲しい時、落ち込んでる時、明るい天使が現れて、こう言いました。
「エイットオ。大丈夫だよ。きっと、どうにかなるんじゃナイン?」

苦しい時、落ち込んでる時、優しい天使が現れて、こう言いました。
 ....
あれは小学2年の夏休みのことだった
隣の家の姉さまは
白地に花菖蒲の浴衣を纏って
細い躰を座敷に横たえ
静かに扇風機のぬるい風にあたっていた
ぼくは庭にあったシーソーに乗りたくて
姉さまの ....
日々が山となって積もる
あまりにも積もりすぎて
日々の山は崩れる
麓の地平は突然の崩落に大騒ぎだが
俺は山の頂上にいて
ぐらつく足下も気にせず
泰然自若としている
日々は崩れる時は崩れる ....
お盆を過ぎると、
いつも風が少し涼しくなるのは、
多くの死者たちが来訪していた、
その磁場の名残なのか、
死んだカブト虫たちを裏庭の暗い土に埋めて、
その上にできるだけ細長い小石を立ててゆく ....
空間を生きるものは、
光の中で存在を体験する。
時の流れを歩むものは、
創造行為の中におのれの力を感じる。
心情の深みの中にいるものは、
宇宙をみずからの中に見出そうとする。

空間の広 ....
米をいただき

野菜をいただき

魚をいただき

肉をいただく

残酷といえば残酷だ
ゆうぐれどきの
西の空は
蒼く透けて
闇に解けるまえの
悲しみの果てです
「大人なんて、大嫌いだ」
と、ピーターパンは言った。
「僕を沢山殴ったからね。殴ったり蹴っ飛ばしたりした。でも、本当はそれだけならいいんだ。それを、隠蔽した。嘘を本当だと言うことにしたんだ。それで ....
しっくり白い雲間の満月
静か充ちるこの夜陰に 、

 貴女の手から既に解き放たれ
 自らの意志で貴女へと向かう

私というこの在り方を業にしつつ
(たとえ悪魔に呪われて居ようとも)
こ ....
断捨離は「いつか」を嫌う
読めなかった本を処分した
私が摂取できたであろう言葉とは
出会わないまま
その分無知を増やした
人間関係までも切ってしまった
その中に将来助けてくれる
人脈があ ....
私の故郷、それは一握りの花、園庭の子供たち
砂塵の飛び交い融解する苦肉に歓びの込み上げ
静かな祝祭と神聖と厳粛に揺蕩う赦しの夜陰

街の灯りの柔らかに広場に伸びゆき、
明けの明星が輝く迄踊り ....
今日はいつもより早く
午前1時に起床した
何時もの通り
アイス珈琲を飲みながら
ゆっくりと釣り道具を点検する
準備万端異常無し
車を飛ばし渓を目指した

何時もと違うのは
バッハでは ....
ハンカチをほどくと、
(ル・クレジオ『モンド』豊崎光一・佐藤領時訳)

そのたびに
(パヴェーゼ『ヌーディズム』河島英昭訳)

生まれかわる。
(ギュンター・グラス『ブリキの太鼓』 ....
ああ、海が見たい。
(リルケ『マルテの手記』第一部、大山定一訳)

きみは海を見たことがある?
(パヴェーゼ『丘の上の悪魔』10、河島英昭訳)

ぼくは
(サルトル『アルトナの幽閉者 ....
津軽海峡をわたって、
北国のみなみに訪れた、
とても素敵な黒いトンボ、


それは本当に良いことなのか?
それとも良くないことなのか・・・、
以前よりもずっと暖かくなった地球、


 ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(11088)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
俺が岡田で、岡田が俺で- 鏡ミラー ...散文(批評 ...224-8-23
表面を撫でる- りゅうさ ...自由詩224-8-23
五行歌【渓流】_曇天- レタス自由詩5*24-8-22
Starless- ひだかた ...自由詩8*24-8-22
湿風とともに- 唐草フウ自由詩8*24-8-22
ペトロの妻- 自由詩524-8-22
唄を忘れた金糸雀と、笑いを忘れた道化師と- 涙(ルイ ...自由詩524-8-22
※五行歌_四首「生きるとは_こころで息をするということです」- こしごえ自由詩4*24-8-22
あたまのよくなるくすり- 竜門勇気自由詩2*24-8-22
- 鏡ミラー ...自由詩424-8-22
シンガッキ- 本田憲嵩自由詩724-8-21
詩想、きっときっと人いずれ(改訂の改訂)- ひだかた ...自由詩224-8-21
鳩時計- 自由詩324-8-21
火の花- soft_machine自由詩624-8-21
夏のはな- そらの珊 ...自由詩10*24-8-21
天使の8910- 鏡ミラー ...自由詩3*24-8-21
想い出- レタス自由詩9*24-8-21
日記(山)- 岡部淳太 ...自由詩4*24-8-21
晩夏の鐘- 本田憲嵩自由詩1324-8-20
詩想、「自己存在」という問い・今の私という境地3.- ひだかた ...自由詩4*24-8-20
五行歌_いただきもの- レタス自由詩4*24-8-20
※五行歌「悲しみの果てです」- こしごえ自由詩10*24-8-20
Believe- 鏡ミラー ...散文(批評 ...2*24-8-20
詩想、与えられし自由なるものに- ひだかた ...自由詩324-8-19
いつか- 自由詩424-8-19
祝福のうた- ひだかた ...自由詩224-8-19
【渓流】今日の失敗- レタス自由詩3*24-8-19
Interlude。- 田中宏輔自由詩10*24-8-19
Interlude。- 田中宏輔自由詩8*24-8-19
黒トンボ- 本田憲嵩自由詩724-8-18

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