おなかいっぱいにカレーを食べて 強烈に暖房を利かせて

得も言われぬ 幸せを感じました


失ったものがあったとて

失うまでの過程でそれが本当に大切だったかには疑問符がつき

リセ ....
紅葉の枝葉が大きく揺れる

風が吹いているのだな

濃密な紅の群れが青空に
美しく浮き出しながらなびく

風々うねり 風景をかき混ぜ

今此処にこの世界が立ち現れる、
引き伸ばされ ....
アルコールが沁みてくマゼンタの脳みそ
いつでも充血 娯楽室
歌姫がねだるタロットのゆくえは
縁と¥とに欠けている
お嬢さんはつっぱしってく、ほら
かまびすしい夕焼け空を 飛行機雲と併走して
寒さと賑やかさが混然とした師走だった
子どもたちは家の手伝いを請け負う
障子に貼られた紙をビリビリに破ることほど
心躍るものはなかった
 平素子どもたちは無自覚に平凡で暇だったから
洗われて ....
今日もこらこら怒られて 
後楽園で乗り換える
地下深い南北線から丸ノ内線
ダメ山さんはカイトにされて 
天高く干されてる
ダメ川さんは海賊船で
スイングされている
エスカレーター エスカ ....
まずしい国
ゆたかな国

お金がまずしい国
心がゆたかな国

心がまずしい国
お金かゆたかな国

愛している人がいる国
美しい秘境をかくす国

山岳が虹を掲げる国
大河が祈り ....
減らず口を残らず
てのひらで見送るよう 
ちっとも
塡める。想像の先。灰の
色 涼しくもない

さきっぽに もうすぐに
うまれては、きえるもの

なにも腐った頭がちょっとも
まわ ....
 酒房に足をふみ入れたとたん
 行方の知れなかった心が
 戻って来た

  日頃 胸の底に巣喰う黒いものが
  熱っぽく溶けて肉にしみ入ってくる

  私に降る 師走の雨

   ....
何とも言えない感覚
どのように表現すればいいのか

師走という言葉
白いイメージ
寒いイメージ

師走という言葉が大きくて
それに翻弄されているかのよう

旅行して気分を変えたい
 ....
 週末の京都駅
 待ち合わせたプラットフォーム
 喧騒の波間みつけた
 あなた

 月に一度も逢えない
 あなたの指が触れる洗い髪
 ムースで整えて
 玄関飛び出して来た
 夏の ....
花形新次とは何者か
それを最後の問い掛けとして
此処に一輪の青い薔薇とともに
置いて行きます

いつかまた
自称詩人を殲滅するために
戻って来る日まで
グッド・バイ
 
そこは遠い世界なのかい
と問いかけると再び歩き出し
どこを振り返ることも無かった
 
 
 
君は生まれ変わってゆく
つまりこんにちはかばいばいだ
桜咲くな、まだ散るな
 
 ....
夢の底たゆたい
揺蕩いに目醒め
流れ来る寄せ来る
キオクの予感に
ふるふる震え
夢の向こうとこちら側
遠く近く合い重なり
渦巻く意識の漂流に
わたし独りのたましいが
拍を踏み踏み踊り ....
寄せ集めの豊穣を辞退する
予定時刻/予後不良だ


   (ことだけではないと)
 
あなたは 待ち続けている
 ホームで、
 さみしげな空を見上げており
  巻いたものを
  ....
1.ジャンク・フード・メモリ


冷蔵庫にババロアがあるから
と言って仕事に行ったけれど
それが本当のことなのか
過去のことなのか未来のことなのか
わからなくなってしまった

残業を ....
言葉の力は強い
それは特に詩でなくてもいい

人生に一撃を与える一行もあるだろう
それは特に詩でなくてもいい

言葉の造形はある その造形は刺激であり救済でありエネルギーである
イメージ ....
彩度の脆い加速度も迷化した域をしらじらしく酸い
手摺りされたエンジェルラダー
薔薇色の秘石箱。滲みてるのか。気韻にあおりつける
境を奥に、背にしても砕く。くものうえ
骸骨も、拝む、光彩 イバラ ....
ずっと鳴らしていた真空管ラジオが
ブツッと言ったきり黙り込んだから
彼の代わりになるようなものを探しに
電気屋に出掛けることにした
駅の近くの大きな店
ウンザリするほど照明の眩しい…
 ....
「クリスマスチキン」
だから、と
ちょっと張り込んで

ネットで評判が良かった
ガストの
ローストチキンとピザのセットを

【娘と夫に確認してから】

予約したのに‼️


 ....
コンビニの
向い潰れた店の
からっぽの空間
闇の奥漆黒

光る空の、
ビルの隙間に
すっとひろがり

人々の
それぞれの途、
行き交いすたすた
行き過ぎさよなら
それぞれがそ ....
ぼすの顔に似合わない
好きな食べ物とかお花とか
ポストに入れておきました
 
 
 
全部あきらめたと嘯きながら
いくつものことを忘れてきた(つもり)
甘いのか、苦いのか
 
 ....
雨が
少しばかり
降った夕、

濡れそぼった
喧騒の街が

包み込む円球に悶え

内側から
破裂しそうに
なりながら

一日の針を
間断なく進めていく
無常の時流に

 ....
十二月にだけよみがえる、
永らく北欧の丸太小屋に住み着くことになった、
赤い司祭服を着こんだ、聖なるニコラウス風の、
たましい、
つねにその生活の中心になっている、暖炉のさかんな炎、
のよう ....
{ルビ水裹=みづづつ}み、{ルビ水籠=みごも}り、{ルビ水隠=みがく}る、
──廃船の舳先。


舵取りも、{ルビ水手=かこ}もゐない、
──{ルビ月明=げつめい}に、


{ルビ水潜 ....
きょうび 灰に花に 煙に霞に
忙しくて
あなたの影ができない
光さんざ降る 窓の外にも
薄暗いお家にも
心の 海原にも 大地にも

忘れないで 忘れて 忘れないで
あなたの声が
不快 ....
無償の愛

という象形を額縁に飾り、鑑賞する

両親から与えられたものは
すべからくだろう

しかし、彗星のように降ってきた

この

無償の愛

という生命体の、網膜にも鼓 ....
あまりにも静かだ
軽い欠伸をし
目蓋を開けると
まゆの中に横たわっている
それは刹那に消えた

暖かい
そよ風が柳を揺らし
水面には睡蓮が浮かんでいた
ウスバカゲロウが無数にふわふわ ....
闇夜の坂道に落ち行き
突然に遠く消える君、
僕の想い描いた
理想、吐き出せないママ

逃れいく逃れゆく、

三鷹台というホームに
たこ焼き買い夜な夜な
神田川沿いのベンチに座り
熱 ....
「金じゃ買えない物がある 26歳」を
「金は出すから美味い物を食わせろ 41歳」が惨殺し
「焼き過ぎないレア 年齢不詳」を新たなパートナーとして要望

腕が悪い奴は焼き過ぎてしまうが・・・
 ....
 ほの暗い空に尖ってゆれ動く
 銀杏の枝先 路端の枯葉
 手袋はめる指先
 冷たさ滲み

 駅前
 ためらうことなく夜を受け入れた街

 バスターミナル 
 無人のベンチ
 男物の ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(8387)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
カレーと暖房- 短角牛自由詩6*23-12-17
祝福の瞬間- ひだかた ...自由詩7*23-12-16
アイウエオカ- 46U自由詩4*23-12-16
師走雑感- そらの珊 ...自由詩11*23-12-16
アップアップ後楽園- 松岡宮自由詩423-12-16
メリークリスマス- 由木名緒 ...自由詩11*23-12-15
さきっぽに_もうすぐに- あらい自由詩423-12-15
デーモン- リリー自由詩5*23-12-15
師走- 夏川ゆう自由詩423-12-15
蒼月- リリー自由詩2*23-12-14
休養宣言- 花形新次自由詩723-12-14
sayonara.com_51-60- AB(な ...自由詩523-12-14
未来流- ひだかた ...自由詩423-12-14
パラダイムシフト- あらい自由詩223-12-14
産み辺のカルマ- 平井容子自由詩1023-12-13
書いてはいるものの- 空丸自由詩923-12-13
影と実体- あらい自由詩123-12-12
ラジオが死んだ夜- ホロウ・ ...自由詩5*23-12-12
我が家のアンダーとMAX- 鵜飼千代 ...自由詩11*23-12-12
跳躍- ひだかた ...自由詩5*23-12-12
gastronome_71-80- AB(な ...自由詩323-12-12
宇宙の秒針- ひだかた ...自由詩7*23-12-11
サンタクロース- 本田憲嵩自由詩623-12-11
陽の埋葬- 田中宏輔自由詩11*23-12-11
念う- 印あかり自由詩523-12-10
無償の愛- 由木名緒 ...自由詩7+*23-12-10
午睡- レタス自由詩3+*23-12-10
夜想- ひだかた ...自由詩7*23-12-9
コードネーム- 狩心自由詩6*23-12-9
唇に歌を[まち角28]- リリー自由詩4*23-12-9

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