無限に開けいく
意識の
伸び拡がる
光の裏庭に 

滲み染み渡る死の 
時の響きとなり

ゆくりゆっくり
滑落し始める意識の
裏庭へ留まりゆき

消える今日の残光を
仰ぎ見る ....
窓を叩く雨の音
囁くような調べ
夜の帳
街は濡れて光をまとい
銀の糸が空と地をつなぐ

木の葉はそっと肩を寄せ
雫に揺れる命の鼓動
遠くで響く雷の声
心の奥に眠る記憶を呼ぶ

雨 ....
真夏の予感に誘われて
まだ暗い路を車で飛ばし
やがて東の空は鋼色を帯びてきた
ウィンドウを開けると
潮の香りが車中に満ちて
風の言葉に誘われ浜辺に着いた
五月の歓びが背筋に走る
男か女か ....
わたし
貴女に入って
イケナイから
苦しい痛い
苦痛の塊
と化しテ

触ってることに
見てることに
嗅いでることに

心の入って
居けない

入っていけない
貴女には未だ ....
言葉を超えようとして何もいえない
愛は確かなのにみうごきもできない
長く甘い雨が降ったあとで
きみのまぶたが光っている

増えた猫が舞っている
のかと思いきや
枕の優しいくぼみだ ....
もう十年もタバコを吸っていない。
健康のためだったか、タバコを吸う自分との決別であったか、確かそんな理由だった。
今ではタバコも高価な代物となり、止めて良かったんだ、そう思うようにしている ....
歌が安いとは、どういうことか?
伝播する 流通する 流行する
つまり、売れるということ
売れるということは、広く愛されるということ

歌が高いとは、どういうことか?
伝播しない 流通しない ....
軋む心が君を求め
カサついた唇が君の名を何度も求め続ける
溶け合う闇の隙間に君の影を見たような気がして
思わず夜風に靡く透けたカーテン越しの白い窓に目を凝らす

どんなに待っても君は帰ってこ ....
せんせい
ぼくのおかし、どこいっちゃったの?
保育園でつくったフェルトのビスケット
せんせいは慌てて
「ごめん。食べちゃった」
申し訳なさそうにペロッと舌だした
ぼくらは思わず友達と顔を見 ....
荒れた路面に転がったサイダーの空瓶、ほんの少し欠けた飲み口に残された血が、自分のものだと錯覚した理由は、きっと…潰れたペットショップの前で辛気臭い夜が更けていくのを見ていた、コーネル・ウールリッチの小 .... このたびのご逝去に際し、心よりお悔やみ申し上げます。
谷川俊太郎様は、我々現代詩人の一等星でありました。
消滅しても輝いている星との距離は、二十億光年でしょうから、
これからも輝き続けてくれると ....
響き合いの交差点にて僕ら出会い
ノイズの絡み合い弾き合いから別れ出て

気質の互い違い段々畑をそれぞれ埋め尽くし
普遍の一へ、死の奈落越え新た改め出逢うため

それぞれにそれぞれの観を耕し ....
さようならを迎える前
ぐっ。と何かの覚悟をするかのように
心を無にしていた。

「人はいつかいなくなる、人はいつか死ぬ。」

さようならを告げた後
全ての繋がりを断ち切って去った人を ....
pig
あなたが産まれた時笑ったから私は生まれた
あなたが信じてくれたから私は今ここにいる

pig
あなたを放つ時がやってきた
あなたは知能が高くてもっと世の中の役に立つ

pig
 ....
二年くらい前、ある詩人に、萩原朔太郎は好きですか、と尋ねられた。嫌な質問だった。というのも、この手の質問では、たいていの場合、好きか、嫌いか、といった二者択一的な返答が期待されており、それが、詩人の好 .... 僕というのはパンダの着ぐるみだ。パンダなのか着ぐるみなのか人間なのか一切掴むことの出来ない形というのが僕だ。
       
 パンダは僕なんてお構い無しに人を殺しまくるんだきっと。僕には責任皆無 ....
よかった、まだ好きでいられる
とは女

というのは
良心に抵触されては困るのだ

こちらにとっては
いいお世話なのだが

両親にも抵触してるでしょ
パパからお小言を?

好きで ....
あいにくの雨だったけれど
学生の頃の仲間と当時の地元で集まるため
出かけた
何日も前から楽しみにしていた

  海のない土地に嫁いだので久しぶりに見る
  電車からの海沿いの景色は
 ....
脂と赤身がバランス良く層を成した豚バラブロックを
塩一掴み・紹興酒・葱・生姜・醤油、で煮込んでいる
もう眠たいのだけれど一時間は待たなくてはならない
チャーシュー・チャーハン・酒のつまみ・何でも ....
心を複雑骨折した夜でした

一本道の迷路は確かに怖くて
無限遠点の先の原点に立ち止る

咲いている花はケシの花
(花言葉の意味はよく知っています)

癒しは時に
善悪を超えて
理性 ....
縺れたのは紅い舌
口から漏れる声はもはや声ではなく
誰の耳にも届かない音

苦く残り呑み込む事すら出来ない
じわりと滲んだのは蒼い瞼

後悔と苦悩と
その他諸々の感情をかき混ぜた
感 ....
意識のザワメキの
鎮まりいく折 、
無限流れる
光輝の
視界に漲り
肉身意識を
洗い流しつつ
黄金の陽の巨大
ゆっくりゆくりと
沈みいく移動の感触
背景に赤々と焼き付く
つゆゆや ....
僕らは 海から生まれたのに
どうして 鱗がないんだろう

ああ そうか 寂しかったのだ
こころを 抱きしめたいのだ
願わくば どうか
あなたにも 抱きしめて欲しいのだ

じっとりとぬる ....
物語を紡いでも
何一つ変わりゃしないさ
オーロラのスープに溺れて
君はふわふわ輝いている
君が編みだした言い訳が
この世界を破壊する
君が眠るその間に
天使に似たものが僕を騙す

透 ....
日曜は朝寝

もっちゃり十時に起きて

思いついてラグを洗う

本格的な梅雨前に

サッパリした畳にしてやろう

ラグの洗濯に難儀していたら

心配そうに風呂場を覗く顔
 ....



胸と背中に挟まれた
狭い胸郭のお立ち台で
夜もたけなわと、踊る心臓

ドックドックと五月蠅くて
寝返りを打つベッドの独り身

いっそのこと、止まってくれれば
永遠の眠りに ....
拡がる畑の作物の緑が吹き抜ける風に揺れ
聳える樹木の潤沢な葉々は揺るがず
黒い嘴に薄っすら青い毛で覆われたフクロウの如き鳥が
あちらこちら無数無数留まり細やか敏捷な動きで羽繕いし
ゆったりゆっ ....
精神が折れることはない
肉体が折れてましてん

キリストはもう来られました
キリストはもう帰られました

フェアリーテイルを
掴んでたってのによ~

憧れと成長なしに
人の道とは
 ....
お前の臓腑の中で冷たく湿った夢に溺れたい、外気温はウンザリするような数値を示しているだろう、でも俺はそれを確認したくない、もしも俺が銃であれば二度と目にすることも出来ぬくらい綺麗に破壊するだろう、 .... タブララサ白いうんちの成分を分析機器にかけて無意味か

みっちゃんは紙がないからネット板に詩を載せては消して


*

ai(advocater inkweaver)

紙を持たない ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(10212)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
裏庭の残光- ひだかた ...自由詩625-5-20
雨の囁き- 自由詩5*25-5-20
海辺にて- レタス自由詩5*25-5-20
肉身の宇宙の肉身の- ひだかた ...自由詩425-5-20
みうごき- はるな自由詩225-5-20
あれから- 山人自由詩5*25-5-20
安いことと、高いこと- 鏡文志自由詩1*25-5-20
そして僕の隣に君はいない。- 栗栖真理 ...自由詩325-5-19
せんせいとビスケット- 栗栖真理 ...自由詩325-5-19
あの夜の何処かで- ホロウ・ ...自由詩1*25-5-19
弔文- イオン自由詩2*25-5-19
詩想、生きる観(五行歌、借り)- ひだかた ...自由詩325-5-19
人はいつか- 梓ゆい自由詩225-5-19
pig_&_fairy- 自由詩7*25-5-19
MELBA_TOAST_&_TURTLE_SOUP。_カリカ ...- 田中宏輔自由詩15*25-5-19
PANDA- 若森自由詩5*25-5-19
いい耳- りゅうさ ...自由詩3*25-5-19
レイヤー- さち自由詩425-5-19
夜中のレシピ- レタス自由詩11*25-5-19
guilty- TwoRivers自由詩15*25-5-18
名も無き感傷- 栗栖真理 ...自由詩225-5-18
詩想、猶予ノ途上- ひだかた ...自由詩425-5-18
海の体温- みぎめ  ...自由詩425-5-18
オーロラ- 自由詩5*25-5-18
ビールをつぎながら- 花野誉自由詩425-5-18
白いシーツの波跡- まーつん自由詩9*25-5-18
真昼間の贈与- ひだかた ...自由詩525-5-18
現代人- りゅうさ ...自由詩225-5-18
水中に居ると何かを思い出せそうな気がする- ホロウ・ ...自由詩8*25-5-17
白いうんち- 足立らど ...自由詩2*25-5-17

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