読点の無い散文詩のように
ひたすら遠くへ限りなく続くかのような山道を刈る
それは、その行為はいったい何なんだろうと
我ながら思ってしまう
幼い自分、青年期の自分、雑多な怨念、過去の病的な行いや ....
さらさらと雨はふる
そんな日はるすばんだった
家の人がいなくなると
いくつかのへやがあらわれて
ぼくをまっていた
ぼくがひとりになるのをまっていた
孤独のかんむりをかぶり
手の中にはたっ ....
僕は只
あなたの傍に立っていたい
硝子のお猪口を手にする
一滴の涙が頬を伝う
北極星が見えるなら

きっと行き先は見えるはず

冷えた足を暖め

さぁ! 歩き出そう

いまが通り過ぎて行く前に
過去に帰ろうとしたら
暗い海が広がっていて
もうそちらへは行けず
冷たく足を濡らした

現在地に戻ろうとして
位置情報を解放しても
検索されずに行方不明

知っている景色がないか
 ....
しらない街の
公衆便所の手洗い場に花が咲いていた
枯れてはいけないと思い
わたしは水をやった

小さな花だった
色はかまぼこの縁によく似た桃色で
仄かに石鹸の香りを放っていた

その ....
触れ合い通りに出れば
行き交う人々の多く
絆深く繋がり合い
手を握り合い

更に更に 、

奥まり拡がりゆく 
触れ合い通りの
街並み光り輝き
光の帯と為り伸びゆく

果てに  ....
お元気ですかと聞いてみたい

ぼくは元気ですと伝えたい

手のひらにきみの名前を書いてみる

すぐそばにいるのに

まだきみとは逢ったこともないのに
太陽の剃刀は陰部からひと脈の血を匂わせた
人肌の季節を占って結露した光の置き場に困り果て
まだ暗い田畑で骨を拾う
骨は拾われる度に肥え月や星の声を濁らせた
他者の思考の中で溶かされる甘い小舟か ....
部屋の窓からみえる月光が
とても綺麗なだけだというとしたら
君が大人になれてない
しるしかもね

ほら、今だって
魚の掴み取り
したがったり
心地よいクッションに
寝そべって ....
外に出れない日
窓の外を眺めていると
窓辺に小鳥がやってきた

淀みを断ち切るような
透明な鳴き声
心に新しい領域が生まれる
心の面積は無限大

小鳥が去った後も
余韻が心を満たし ....
しゃんとして
くしゃみして
しゃがんでしっかり
だぁれも知らない
自ら織り成す時空に生く
午前4時の空

オリオンが昴を追いかけ

中天に昇った

やがて来る

冬の星座は変わらない
あしをかわにつけたら
みなもがきらきら
みあげると
もりがそよそよ
きもちちいいな
ぼくのあしかな
ぼくのこころかな
かわもきもちいいのかな
おひさまもきもちいいかな
だからぼく ....
一食あたりワンコイン
千五百円の食糧で
寝食除いて十五時間
生きてくためには一時間
百円だけで十分だ

しかもまったく食材の
クオリティにはこだわらない
ハイオクタンなお肉でも
レギ ....
ごめんなさい
ありがとうさま
いつも
見守ってくれている
姿無き存在たちへ
強い甘さを舌に灼きつけ あとかたも無く消えるキャンディー
とっくに味を失ったのに なぜか噛み続けてるガム
またひとつセロハン紙をはがして くちに含んでるたわけ者
あたしの想い出は 色とりどりの5 ....
言葉が通じる相手を
食べようとは思わない
そこここに
言葉が通じない人
食べられちゃう

たとえば外人
言葉通じない
もちろん
食べられちゃう
南無

たとえば犬猫
言葉通じ ....
言葉には名前を書けはしないけど
自分から出たものならば
すでに似たのがあったって
悪いことではないだろう
昼と夜の献立が
被るくらいの話じゃないか

働いて帰って眠って
働いて休みは遠 ....
               
                           
                            よろめいて支えられ立つ
 表彰台の上

    ....
強奪者の化石を壁に張り付けたあとはエアガンで気の済むまで撃った、もっともそこそこ値の張るやつでも化石をぶち壊すことなんか出来やしない、せいぜい弱っているところが欠けるくらいさ、だけど、それがいった .... ポカリスエット身体に沁み込ませても

ぜんぜん足りない水分

寒気と火照りのせめぎ合い

身体中の痛み

視界はサンドペーパーで引っ掻いた荒さ

糸の切れたマリオネット

背負 ....
荒涼の沃野を散布する
貴女と云う銀鱗の輝き
生に震撼の死を孕ませ

〉生きたい処で逝きなさい〈

地球と天国を架橋し傘差し
伸びやか細やかな静かさの渦
秩序を壊しながら秩序を創り出し
 ....
バターがにおうきみの指
料理だってしないのに
その指で小さい蝶蝶を
なんどもつかまえてた

日々がおわるのがわかってた
だしっぱなしにしたビールが
温くなってくのとおなじだ

そ ....
「あなたは 15歳の子供は こんな醜悪な場にふさわしくない
少なくともわたしはそれを知っている
もっと美しいものを受けるに値する」  
                 (ヤマシタトモコ『違国日 ....
私にとって戦争とは、「ハダシのゲン」であり、何十枚かの恐ろしい写真であり、正気を保っていられない程の悪魔の動画が「戦争」の内実です。戦争を実際に体験したことも、戦地で路上生活をしたこともありま .... 結局半分のぼくが囁いたように睡魔に負けた
これから朝までが長い
さてと、シュウマイでも食べようか…
ウイスキーの水割りを飲んで
朝まで起きていよう
昼に遠方から人が訪ねてくるので
あまり深 ....
友人がキクチさんになるというので
キクチさんのところに相談に行く
キクチさんはすこし前に劇団に入り、かわいらしい名前をしていたが
昔の名前で呼ぶと、今は違う名前でやってるの という
そのひとに ....
狂った時計はそのままに、どうせ完璧な時間など無い、賞味期限の切れたレトルトを平らげて、終わりかけている繁華街へ繰り出す、夜に少し雨が降って、アーケードは埃臭い臭いがする、自転車の数人の若者たちが奇 .... 強烈な睡魔が襲ってきた
ならば寝ろと半分のぼくは囁く
もしもいま寝たのなら
漆黒の真夜中に起きてしまうと

もう半分のぼくが囁く
濃いアイス珈琲を飲みなさい
夜中まで起きていたら
優し ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(8387)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
のびやかに九月は流れていた- 山人自由詩11*24-9-9
へや- そらの珊 ...自由詩8*24-9-9
- 服部 剛自由詩324-9-8
五行歌_羅針盤- レタス自由詩5*24-9-8
迷子- 自由詩4*24-9-8
手洗い場に花- 市井蒸発自由詩624-9-8
森のアナタ- ひだかた ...自由詩7*24-9-8
五行歌_きみはいま- レタス自由詩5*24-9-8
- ただのみ ...自由詩4*24-9-8
落ちるうた- 秋葉竹自由詩824-9-7
充実- 自由詩524-9-7
五行歌、私と云うなら- ひだかた ...自由詩824-9-7
五行歌_星座は巡る- レタス自由詩5*24-9-7
かわ- 由木名緒 ...自由詩1024-9-7
ワンコインガソリン- イオン自由詩4*24-9-7
※五行歌「ごめんなさい_ありがとうさま」- こしごえ自由詩6*24-9-7
駄菓子的恋愛- 46U自由詩324-9-7
コタに- りゅうさ ...自由詩424-9-7
名は体を- 木屋 亞 ...自由詩4*24-9-7
パラリンピック(螢の滴)- アラガイ ...自由詩5*24-9-7
印に縛られて動けなくなっちゃったりしても駄目- ホロウ・ ...自由詩1*24-9-6
発熱- 自由詩4*24-9-6
深みの霊性- ひだかた ...自由詩7*24-9-6
ありふれた愛- はるな自由詩224-9-6
理由- 九十九空 ...自由詩624-9-6
レゲエ憲法- 由木名緒 ...自由詩424-9-6
眠れない- レタス自由詩5*24-9-6
キクチさん- れつら自由詩4*24-9-6
風が俺を撫でようとするときに友達と居てしまっては- ホロウ・ ...自由詩2*24-9-5
眠い!- レタス自由詩2*24-9-5

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280