わたしの 中の 美しい言葉よ
わたしの 中の 憎しみの言葉よ
わたしの 中の 哀切の言葉よ
わたしの 中の 怒りの言葉よ
わたしの 中心 全ての想いを
燦き 輝き 憤って 震えよ
燃え上が ....
月曜日は買い物日和だ
砂漠の中のショッピングセンターへゆこう

遠くの部族が集まる日曜日よりはましだから
きみの前髪を上手にきってくれる人をさがそう

くだらない思想でこころを壊さないよう ....
妻が財布を買ってきた
古い財布と、中身を入れ変える

小銭と幾枚かのお札を、入れて
レシートの束を、捨て
ポケットの空洞に
旅先のお寺で買った
お守りをそっと入れる

その日から
 ....
  或る秋


切り取られた空が

造り酒屋の軒先にひつかかつて

はたはた ゆれてゐる

おかつぱの姉さんと

坊主頭の弟が

口をまんまるにして

それを見つ ....
磁石は
線をだす

磁力線と
いう

おなじ
性質は
はんぱつし、
ちがう
性質は
ひきつけ
あう

磁場のなか
磁化が
おこなわれる
なか、
つみは、
 ....
 とある街で

金木犀が香る
だけど金木犀はみあたらない
探しているうち
何年経ったろう
すっかり風向きは変わってしまった
行きついた先で
仕舞い忘れられた
軒先の風鈴が鳴った

 ....
くらいくらい 荒野につくりあげた
復讐の塔に閉じこもり
「ひとりだ」と呟いたら
はたかれた

ひたすら 喪いすぎたのだろうね

青い夕暮れに細い声でないてさ

耐えられないわたしを  ....
(10(テン)月4(シ)日は、てんしの日だって?ふーん)


天使の日


闇の清廉さを
剥がされつつある
このゴミだめの街に
夜明け前
タワーマンションに灯る明かりへ
 ....
うそみたいな
ねいきを立てて
みるく色の
おひさまのはーぷに
なでられて

しずかなおとが
きこえます
とおい とおい
そらの つまさきまで

「こんにちは」

 ....
羽は
触れれば汚れそうです
羽は
天使の落し物だと
思いますか?

天使は
飛べるから
私は
天使に
憧れています
ただ
水辺に天使はちかよれないのです

祈る神 ....
何処にも届かなくていい
誰にも関わらなくて
何の問いもないが

ただ在ることを想う

ダーウィニズムがもたらした
革命にしたがおうとおもう

忙しい自分は本当なのだろうか
ぼくはい ....
天高く
伸ばす希望をふりはらう
透徹した眼のあなたを想うよ

宵待ちの
こころがきゅんと鳴るミルク
飲み干すあとから月みる十五夜


座り込む
星降る夜空の下の街
秋の風ふく旅に ....
あゝ、神になってしまった。
いや、オレが自分で言っているのではないんだ。
《データ》ってぇのがあって、そこの

秋葉竹さんのデータ

他人の詩は・・・ 究極読詩神 [100%] ....
漆黒の羽を広げ
詳しく私の望まれない欲を
聞かせてよ

『バサバサ』と
言いたかったのでしょう?
曇りの空からは
希望のひとかけらも作られないから

誰にも抱きしめられず ....
赤い線が
皮膚の上に浮かび上がる
今朝
バラのとげが作った傷が


わたしのからだの中の
赤いこびとたちが
あたふたと
いっせいに傷をめざして
走っていることだろう

猫を飼 ....
羽が落ちている
本体は見当たらないから
誰かが食べてしまったんだろう
羽は食べてもおいしくないだろうし
さしたる栄養もなさそうな
だけど
錆ひとつない
無垢な部品

ない、みたいに軽 ....
嵐は
吹きすさび
すべてを舞い散らかしているよ

母の死骸は花びらとなって
わたしの風に抱かれている
天高くつたい
成人後にまた再生した
死によってこそ記憶された
おおくの命を
そ ....
時には、夜のドアを開けて
静かな世界を照らす
月を眺める
秋の宵

――あなたのココロの目に視える
  月の満ち欠けは?

日々追い立てられる秒針の{ルビ音=ね}から逃れて
やってき ....
お義母さま
あきの こごえです
朝風に 精霊バッタの羽音が
そっと 雫を 天に すくいあげています

何が終わったのでしょう
もう はじまりはじめの空
むかしむかしの反対のはじまりのはじ ....
死んだ恋、
僕の命という顔をして
こころのなかを転がっている

夜空には
青空かくす闇があり
雲を剥がすと、こっそりみえたよ

遠くから
聞こえる歌は花びらを
かすかに震わせ  ....
きみの頑張りを
ぼくは知っている
ずっときみの側にいて
ちゃんと見てきたから
そうでしょう?

夕陽の沈むこの街並みに
オレンジ色の花が咲き
夏も終わりの優しい風が吹く
 ....
僕の生への欲求と
君の性への欲求が
一致して
でも本当は
すれ違っている

二人同時に
果てれたらいいねと
死の瞬間と
生命の誕生の瞬間を
重ね合わせる

考え方も
受け継い ....
かみさま、あたしは、
あなたが好きなのに、
好きだから、なんだか素直になれず、
少し攻撃てきに
口きたない言葉を
並べたてたり、するんだ。

かみさま、あたしは、
なんだ ....
娼婦の臍の下に咲く薔薇のタトゥー
聖書を一枚ずつ破って巻紙にする
燐寸に踊る白い蛾のささやき
さ迷うオーブ雨の匂いどこまでも
――おやすみなさい


――追伸
あなたには太陽を
終わ ....
り〜んご〜ん り〜んご〜ん

葬送の鐘が鳴るまえに、
望月が光り、さらさらと降りしきる下界、
かわきたての夜の街は
月光の白色でまっさらになる

けれど海へつづく坂道をころがる ....
線香花火の玉落ちて
地平の向こうは火事のよう
昼のけだるい残り香に
なにかを始める気も起きず
夏の膝の上あやされて
七月生まれの幼子は
熟れた西瓜の寝息させ
冷たさと静けさの
内なる潮 ....
氷が溶けて鳴る
その音に瞼をひらいた
汗をかいたグラスにジンのなごり
君の香りを撹拌する空調
目覚めぬそのまぶたを震わす夢に
嫉妬しながら氷をつかむ
さあ グラスにもう一杯の媚薬
蜥蜴み ....
小さなサイコロが
ころがっていく

平坦に見えた道に
傾斜がかかりはじめたから
なにもかもが
かろやかに
だけど
のがれることはできない

さよなら

さよならも
すなつぶも ....
小さく尖った歯で
骨付き肉に喰い付くと
遠い昔がよみがえる
自分がまだ産まれてもいない
遠い時間の記憶が

タイムマシンはまだ発明されてはいないけれど
かたちのないタイムマシンはいつだっ ....
 パリ、モンマルトルの享楽街の中でも、ひときわ輝く大きな劇場があった。
 名を『ムーランルージュ』という。

 彼らはそこで活躍する芸人だった。
「ねえジャン、あたしたちがコンビを組んでもう ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(8396)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
コトバ__/__言霊- beebee自由詩15*18-10-8
ショッピングセンターにて- 梅昆布茶自由詩1918-10-8
財布の中身- 服部 剛自由詩918-10-6
或る秋・連絡船- 石村自由詩20*18-10-6
よるの匂い- 犬絵自由詩818-10-6
ダイアリー- そらの珊 ...自由詩16*18-10-5
波兎の石塔- 田中修子自由詩11*18-10-5
天使の日- 秋葉竹自由詩1018-10-4
あさに_おわる- 唐草フウ自由詩12*18-10-3
傷、ナイーブな生(なま)- 秋葉竹自由詩818-10-2
- 梅昆布茶自由詩2818-10-1
晩秋- 秋葉竹短歌718-9-27
えっ?神?そうか、かみだったのかぁ。- 秋葉竹散文(批評 ...618-9-22
闇のさかのうえ- 秋葉竹自由詩918-9-21
猫とバラ- そらの珊 ...自由詩25*18-9-19
ひとひらの落とし物- そらの珊 ...自由詩16*18-9-18
花嵐- 田中修子自由詩818-9-2
お月見の夜- 服部 剛自由詩618-9-1
ラ・ラ・ラ族- るるりら自由詩22*18-8-30
こっそり青空- 秋葉竹短歌718-8-22
黄昏メロディー- 秋葉竹自由詩918-8-18
旅の終わり- 狩心自由詩218-8-7
かみさま、って、あなたのことさ。ね?翼。- 秋葉竹自由詩718-8-5
最後の絵葉書- ただのみ ...自由詩11*18-8-4
おわりの譜- 秋葉竹自由詩618-8-4
枝垂れる文字も夏の蔓草- ただのみ ...自由詩14*18-8-1
夏の夜の夢- 46U自由詩318-7-21
夏の入り口へ- そらの珊 ...自由詩2018-7-15
野性の夜に- そらの珊 ...自由詩13*18-7-2
ムーランルージュのふたり- そらの珊 ...散文(批評 ...718-6-27

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