今の私を誉めないで、未来の私がどうなっているのかも、分からないのに。今の私を誉めないで。今の私を貶さないでください。未来の私がどうなっているのかも、分からないのに。初対面に近い人から、何か言われるたび ....  滋賀県に在住している私は、機会あって近江詩人会という団体が
毎月発行している詩誌「詩人学校」へ作品を発表しています。
 最初のうちは、他の人達の難解な作品も含めた詩作経験の違いに
戸惑い、 ....
持ってるだけで縛ってくるので大体家において出かける。携帯電話の意味ある?と言われても、だれよりも私の事は私が一番分かってる。携帯に携帯されちゃうから。ずっと縛られてしまうじゃない?だから私はスマホが苦 .... 観覧車
メリーゴーランド
どっちもまわってるのに
どっちもとまれば困ってしまうけど

天災と人災の区別なんか
わからないから
おんなじタオルで包んで
大丈夫だよって
タオルがなくなら ....
橙色の着物に黒い帯をしたあねさま人形が二つ
コンクリートの壁の前で銃殺された
こどもたちの口の空砲
おとなたちの目の録画機能
遠い国の炸裂音が夜の耳をルミネーションで飾る
ジャスミンティーの ....
絵画は脳裏に詩を紡ぐ
詩歌は脳裏に絵を紡ぐ

画家の石田徹也は
自分の絵を「他人の自画像」だと語った
彼の絵を見た私は
自分の詩も「他人の自画像」だと思った

自分の本当の姿は直視でき ....
あめに うたえば
ゆきどけの おと

もれえ いつか
たどおり めぶく
ひなたの ふきは
あすを しってる

雲を乗せたレールがひとりぼっちをすぎさり
ちいさな水たまりに気づけば一枚 ....
有精卵と無精卵が
いななく
犬の春
春の犬
大きな空の
単純なオペラ
舌の廊下
けれども
憂鬱は
膝の上に先行しない
少しだけ
風が消えて欲しくなる
放浪
濃霧のような
青 ....
風の涼やか吹く夕刻、
振り返る部屋の
うっすら黄に覆われ
振り戻り眼凝らす
西の地平の上の太陽
余りに燃え盛り
最早その輪郭掴めず

少しく病の苦痛の余り
確か二時過ぎから
サイレ ....
目のような桜の蕾のなか
卒園式は終わろうとする
まばらに拍手がわき起こり
卒園児はふたりずつ手をつなぎ
どんぐりの出口へと向かう
ひとりの児が
「いやだ いやだ」
と言って床に寝転ぶ
 ....
リモート会議でミュートする
切り離された静寂に
妄想に近い想像が被害的

意見を聞かれてしまったと思った
集中できずに上の空だった
あまり関係ないと油断した

答えられずにミュート
 ....
ひとり、笑っちゃう。
笑っちゃう、おもいで。

昭和の歌謡の歌詞にあるよう
大阪あたりの恋バナは

こぬか雨ふる御堂筋には、
歌のとおりの失恋もなく、

濡れても泣かないひとりの ....
背中に 暖かな朝の陽射しを感じながら、
君の隣に座っていたのは なぜだったろう。

僕は君に触れてしまわぬように、
万が一にも触れて 傷つけてしまわぬように、
身体を折りたたんで 縮こまった ....
砂塵のなかで
無言でこちらをみつめる女の人がいた

なにも知らないほど
まだ若そうでもあり
なにかを諦めるほど
歳を経ているようでもあり
黒ずくめのスウェットを着て
漆黒の髪は ....



猿を動かすベンチを動かす舌を動かす指を動かす庭を動かす顔を動かす部屋を動かす地図を動かす幸福を動かす音楽を動かす間違いを動かす虚無を動かす数式を動かす偶然を動かす歌を動かす海岸を動かす意 ....
吹き流されいく巻き戻されいく
一つの時の、また一つの時の
死者から生者へと生者から死者へと
さようならこんにちはこんにちはさようなら
生まれる前から生きて居る間に死んだ後からご挨拶

逆様 ....
心を
傷つけられても
これは心の問題だ
心があるから苦しくなる
でもね
心が無ければ死んだようだ
いいえ
私には魂という命がある
この魂の ひみつには
誰もさわることはできない
こ ....
落ち葉
散った花びら


キャンバスに並べてみると美しい

失ったような気がしても
与えられているようだ


{引用=
楽曲は下記から聴けます
https://youtu.b ....
私は私でありながらも
私ではなく 次第に
私は私のものでありながら
他なるものが宿り活動し在り

ひたすら只々ひたすらに

緩やか薄暗き山道を

善きもの味方に
包み込まれながら
 ....
齧って初めて知った事務の味
同じ林檎以上一心同体未満
従い先回り責任はワタクシに

黒子みたいに
忍者みたいに

齧った林檎が海上を滑る
同じ速度で海底を移動する
林檎が沈んだ時にキ ....
すこし悲しみのある朝

昨夜に知ったこと

少し期待していたこと

そんな想いはもう無いと思っていたけれど

朝目覚めて

胸にじわじわと広がる

少し滞る朝ごはんの支度
 ....
きっと悲しみは降りそそぎ
降り
降り
降り
降り
降りそそぎ

起きることさえ億劫になる
息が重くてたまらない
まぶたが痛くて開かない
一度でもいいプリズムを
この身にあ ....
ぬけてぬけてすっこぬけ ちょん 、

まだまだ移ろい揺らぐらしき季節の

知らぬまにまに目の前やら頭の上
はらはらひらひらはらはらぱさり

(時空の伴奏、緩やか垂直に切り裂きて)

 ....
煮詰めた汁


きつい橋からただよう測り方もどうせ数字


どこにもない女がトー横も腐れ縁しばらくYouTube


ガスがいくらも漏れて12万で安かった40万もいた


ギリ ....
スターターピストルが鳴った
言葉がフライングしても
やり直そうとしない
怒号や罵声が飛ぶ
失格になった
おかしな未来がゴールで揺れている

一度発した言葉は
なかったことにはできない
 ....
大事にしたかったんだよ。壊したのは私でしたか?陰で何時間もしつこく言う事があなたたちの正しさでした。大事にしたかったんだ。距離感をまもっているつもりで居た。わたしは壊れてしまっても思ってるよ。元気にし .... 「絶対」とか
「何が何でも」とか

不要な力みでしかない
過剰なイエスとでも言おうか

不自然な力は
力というものを
発揮しない

「絶対に叶えてやる」とか
「何が何でも達成して ....
天使たち 舞い降り
大地蹴る午前三時
また誰か人 、
独り引き取られ
涙の一粒に 光滴
寄り添い響き合い

新たな苦難と安らぎに向け旅立つ

この深夜に 光の帯の街並み 、
何処ま ....
すっかり、わすれていた冬が来たようだ

復活する。どんな暗闇、谷底からも、復活する、

たとえ死んでも復活する

復活してきた、いつも、いつも、いまも

100%復活する
寂れた窓は動かないふりをし
ひたすら外に目を向けていた
季節の香は失われ
残酷なほどに生をむさぼり続けた
虫はいない
寂れた窓にとって
そういう喧噪ははなはだ懐かしく
色合いの違う風に吹 ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(11086)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
毒種- 武下愛自由詩5*25-11-29
私の創作活動について- リリー散文(批評 ...8*25-11-29
スマホ- 武下愛自由詩3*25-11-29
チビ- wc自由詩11*25-11-29
開封- ただのみ ...自由詩6*25-11-29
他人の自画像- イオン自由詩4*25-11-29
コロポックル- wc自由詩12*25-11-29
いななく地上絵- 牛坂夏輝自由詩225-11-28
想起、夕刻のベランダにて(改訂)- ひだかた ...自由詩425-11-28
卒園式- 尾内甲太 ...自由詩425-11-28
孤独の細胞- 自由詩4*25-11-28
なみだ- 秋葉竹自由詩325-11-28
触れてしまわぬように- 泡沫の僕自由詩525-11-27
砂の人- 秋葉竹自由詩325-11-27
受粉。- 田中宏輔 ...自由詩1325-11-27
オートリバース- ひだかた ...自由詩525-11-27
心と傷_※(音楽付き)- こしごえ自由詩11*25-11-27
拾い集めてきたもの- 自由詩825-11-27
宵夜_、_よろこび閑やか(改訂)- ひだかた ...自由詩525-11-26
誰かの秘書- 自由詩6*25-11-26
すこしの悲しみ- 花野誉自由詩12*25-11-26
さむい夜- 秋葉竹自由詩225-11-26
僕らは・私たちは、君と僕は- ひだかた ...自由詩525-11-25
あの日の虹色回想- 弥生 陽自由詩6*25-11-25
言葉が走る- 自由詩725-11-25
るいせき- 武下愛自由詩6*25-11-25
前のめりの住民- 朝焼彩茜 ...自由詩4*25-11-25
墓標(新訂)- ひだかた ...自由詩525-11-25
- あおいみ ...自由詩325-11-25
寂れた窓- 山人自由詩11*25-11-25

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