わたしのくびれを
無数の星砂がくぐりぬけ
今か今かと
あの人からの着信を待つ
動脈に溜まり過ぎた
星砂で
浮腫んだ下半身は辛いから
壁際でくるり
倒立でもしてみる
静脈を辿る星砂の勢 ....
    1 追憶の街

(そこを曲がると目的地だ。
(たくさんのヒヤシンスの花が僕たちを見ている。
(そう、あの青い塔のある丘まで競争だ。
(君の長い髪がそよかぜにのって
(春を歌っている ....
流鬼くぐり渡る
舞爪 の 
川底
沈む 匂い袋

藻の痺れ
かきすく 小指

ほどけぬ水の痕
掻き鳴らされた
土の鎧

笹舟が 黙らせた
ひとこう月の 檻

藪に宿る 露 ....
 リハープ ★

ア,rr-桜桃ィ'nk?ル城い山ードリー」羊ノ白紙
訳.su-i'婦人No.Aルル'..u?ー区レイ"N/37℃性
戯ノ回転'p-停止 fo..?r雨、ル
砂a ....
ほんのりあまき内在にひろがり
くうかんのふちに輪舞するはもんを
凍ったひとみでいつまでもながめていた
ひるがえす そのひどくやつれた鋭角に
うらぶれる一閃のかぜ 死といわれるものやら
 ....
Thank god tomorrow is sunday.



日曜日でも
朝から起きて 

早く起きて セーヌのほとりを歩くの
朝靄に埋もれた塔が 少しずつ顔をだして
紺色から蒼 ....
記録 ビジョンと思考、閉鎖



十月十九日

PM07:00
午後七時、大量の薬を持って途方に暮れる。烏丸丸太町、を覆う倦怠。

PM07:30
携帯が止まっている事に気が付く。 ....
硝子製の霧に沈む、Am6℃のアンビエント 卓上ランブの震え
薄く積もった夜の遺言を巻き上げて 喪ーニング・ハットが
カラカラと馬車を駆る 赤い頬のエンゼル達が、薔薇ンスを取る
リアス式のSe ....
もう一度ひとみをひらいた
ぼんやり ひかりの様子など
きにしながら虚空に憩うなら
はくせつの霊峰からりんごをおとした
いつかの風がかえる

美しい絵画のような木洩れ日
花通りで泣 ....
どんなに難しい本を読んでいたとしても
喜怒哀楽
たった4文字に人のこころは捕われて
(それってほんとだよ
いつになったら大人になれるのかな
つまらないことに腹を立て
投げつけたことばの痛み ....
服を脱ぎ捨てながら
でもそれはなんだか恥ずかしくて
でも人間だから好きあってるから
服を脱ぎすてながら走る

それはチューリップで
色とりどりのチューリップで
 ....
あいにくの空からきたよ
あいにくどこも擦りむいてない

いつもきれいにしてるから
ペロペロキャンディーもちゃんと手の中に
この空もまだうずまきの中に

でもこの道はもう夜だから
目が回 ....
いつもはつけるキャンドルのランプを

きのうはつけなかった。

突然、ものすごい疲労感に襲われて、

ベッドに倒れこんだから



真っ暗闇に

亡霊がつどう



あ ....
虹色をきみにこぼした
そらを云うほどは見上げてなかったから
ことばが透明な箱の中とうとつにうまれた
星色の媒介をみおくる
海をきくほどは閉ざしていなかったから
瓶をゆらした琥珀のひか ....
この窓を開けると
いつでも夕暮れを見ることができます
橙色の空と感傷的な思い出たち
それらのものがいつでも見ることができるのです

今真っ赤な夕日が
水平線の彼方に沈んで行きます
あれは ....
高邁な思想なんていらないの。
私は明日もカナエちゃんと遊べたらいいし
三輪車が今日みたいに滑らかに走ってくれたら
それでいいの。

壮大な言い訳なんていらないの。
私は明日も幼稚園に行けた ....
いつもそう、決まってそれは冬だ。
今年も真っ黒な服を纏って冬に泣く。
明日は、カラスが、泣く。

いかないで。しなないで。なんでもいいから、いきていて。

とほうもないね、ノンシュガーの茶 ....
目の前をみつめると 
十字架は橋となり 
わたしの明日へと架かっていた

振り返ると 
両腕を広げたまま 
横たわる人の体の上を 
気づかぬうちに踏みながら 
産声を上げた日から今日ま ....
一、 銀色の背中


飯も喰わずに、カピが月ばかり見ているので
座敷に上げて訳を聞くと
長い沈黙のあと
神妙な顔で
片想いなのだという

いったいどこの娘かと問えば
まだ逢ったこと ....
風ひとつ
赤い首輪の放浪者
立ち止まって後ろを振り返るのは
淋しさを断ち切るため

お行きよ お行きよ
赤い首輪の旅人よ
風は追い風 君の味方さ
淋しくなんかはないはず

お行きよ ....
小さな女の子が俺に
だじゃもん ちょうだいっていう
だじゃもん ほしいっていう
だじゃもん ねえ だじゃもん
だじゃもん ちょうだい
だじゃもん ほしい

そういわれ ....
 

 一 琴引浜

さくら貝は、はかないという言葉がお好き
はかないという枕詞がつくものには
とりあえず歌ってみる
それらはかつては量産されたものだが
貝は、そんな厄介なものは持ち合 ....
松の湯


跳ねる湯船も恐ろしく
あれは白鯨モビーディック
いかつい背中の倶梨伽羅紋紋
あまりにも鮮やか過ぎて
タオルで隠さぬ前を横目に見れば
なぜか思わず猿山の猿気分
ラッキョの皮 ....
世界を彩るのは 虚偽だけですよ と

午後の悪魔が言った



実際は新聞の色

あぁ、実世界なんてもんはしまうまの色ですよ と

午後の悪魔が言った




言いっぷり ....
虹を食べ過ぎてしまったか
のように少し大きい女の人が
愛という字を
消しゴムで消し続けている
あの鉄橋を渡れば私の故郷があるのよ
と指差す先には
窓がないので
景色の良く見える庭 ....
わたしだって
夢見るおんなでいたいから
満月の夜
かぼちゃの馬車に乗り
お城の舞踏会にでも繰り出して
素敵な王子様と踊ったら
ガラスの靴の片方をわざと忘れてしまう
Shall we da ....
落武者たち
刈られ逝く者達
農民たちは鋤鍬持って
彼らを刈る
ある者は恨みのために
ある者はお楽しみのため
失ったモノのため
愛する者のため
戦は終わっても
収穫は続くのだ
              ★

指にニットを絡ませ凍える、ニッ血の滲む 冬と冬の行間に
祈-Lieb,円型の噴水が 引力への求愛を、踊る ドルチェの有る
凍る様な朝、蒼褪めた窓の外のパース( ....
しかしまあどうだ今朝のこの赤ん坊っぷりは
何にも考えてない
何にも考えてないで
シャウトしてるぜ
オパポー
オパポー
おぱぽう
おはようじゃなくて
おぱぽうだ
 ....
体のまあるい婆ちゃんが 
ぜいぜいと団地の階段を上っていた 

通りがかりの少年は 
後ろから両手で腰を抱えて 
ゆっくりとした歩調と合わせ押し上げた 

( 振り返ると 
( 団地の ....
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