暗い目をして 海へ

暗い目をして ブツブツ云う
私を嫌ったひとは 嫌いかえしたいな
いつまでも好きと想うな 自惚れないで
わからないなら べつに良いけど
わからな ....
きみは渓谷のファイターだ

外来生物であるのに

上手く同化している

釣ってよし

食べてよし
やまない雨はないけれど、
世界のどこかでは雨が降る。
たとえ地球の降雨量が
ゼロとなる瞬間があるとしても、
宇宙のどこかでは
絶対に雨が降っている。
硫酸の雨が、
鉄の雨が、
砂の雨が ....
新聞配達の帰り路
商店街の本屋で立ち読みをして
店主がハタキでぼくを追い払おうとした
芥川龍之介の短編を三作読んだので
もういいかと…
店主は咳払いをした

糸杉の生垣が植わっている坂道 ....
自らのイメージすることに
何者かのイメージすること
ふっとひたひた織り込まれ

集中静観最中に気づけば 、

私の内に生動する何者かの在り
あおぞら

ゆうぜんと 、

ひろがって

またあえたね

あれから
血も縁も知も
たくたさん
捨てながらも

途半ば、

花びら ひらり
地に舞い落ち

赤々明々 ....
お前の眼は何を見る
人の心を見通して
絶えず断罪するような
その冷めた眼で何を見る
廃れたストリート
賑やかな繁華街
青々とした田園
渋谷のスクランブル交差点
ニューヨークのブロードウ ....
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ある詩人が言った
「争いは無くならない」
私もそう思う
何万年もの
歴史が証明している



ヒトは
悲しい
生きもの でも
ヒトは
愛を願う生きもの
 蝿の唾液の味というものは
 全体にくぐもっている輪郭と
 妙に痺れるようなさらりとした芯で構成されていて
 鈍い光を反射する鉄釉の盃の縁を
 六本の脚で複雑に
 同時に滑らかなことこの上な ....
サルモ属には
キングサーモン、ピンクサーモン、シルバーサーモン、トラウトサーモン、スチールヘッド、チャムサーモン、アメマス、オショロコマ、イワナ、アマゴ、ヤマメ、アユ、ニジマス、イトウ、サツキマス、 ....
海の深さが分からなくても
君のことは知りたいだなんて
胸の中は騒めいてる癖に
何も聞けないし
誰も消えないし
僕の代わりに沈黙が鳴いた

いつもは不快なはずの空白が
今日は心地よく開い ....
軽トラの荷台
雑に置いた荷物は
ブレーキを踏むたび ガタン、コト

水色のボール
良く見たら紫陽花
風で震える水面を従えて 満開

昇りきった陽は
もうずいぶん落ちてきたところ
金 ....
孤独の凍結した声 、

聳え立つ 絶えず
峰連なり移動する
蒼白い氷河の俎上にて

峻立する唯物の壁雪崩れ落とし




眼がかつかつと色求めているから

ガラス窓の向こうに ....
○「雨あがり」
罪咎のしるし
天から消えて
心も晴朗なり

○「火葬」
引き取り手のない遺体が
増えているそうだ
引き取り手のない遺体は
自治体が無料で火葬にしてくれるそうだ
入院 ....
みんな手榴弾とか機関銃とかカゴの中から探し選んで学校の校庭に飛び出して行く


そこから戦争が始まるわけだけどみんなあっちこっちでやるもんだから怪我とか大変なんだ。


腕に包帯とか脚の代 ....
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 ....
ザー… ジジ… ザー
ザー…… ザー…… シーン… ガン!
チチ… ザザー…… ザザザ……ザォ
…が世界各地で発生しています
ザザザザブーン
ザザザザバーン
地球はザザれます
ズズズズズ ....
朝が来る
不鮮明に蓋をして
パンを食べて
珈琲を入れて
普通のふりをして
何もかも分からないようにして

口は何も吐かず
文字が頭を流れていく
雲を掴んで啜って飲み
訳が分からなく ....
  

首周りが
ちょっとだけ寒い
ストリート歩く バイト帰り 朝焼け
カラン!
とどこかで空き缶転がる音が鳴った



生きること
前を向くことあゆむこと
風に向かっ ....
射るような目を持った子供が一羽の鳥を指差して、この鳥の魂は鳥の形をしていないと言った
その子供の目を片目に嵌めて鏡の前に立った朝、僕の魂は人の形をしていなかった
幕間で百の心臓が脈を搏ち、投げ込ま ....
虹鱒はほっこりと

ヤマメはとても繊細で

イワナはホロホロと

みなそれぞれの味がある

ぼくは必要なだけで釣り終わる
悲しみの標高から流出する髄液が、僕らの生存に張りつめる息の根を凍らせて
震える心臓に突き刺さったまま永遠に溶けることのない雪片に、遠い川面の光を映す
その川の澄んだ上流へ、追想の支流を統合する遠い ....
素粒子はひとつの宇宙
この宇宙もひとつの素粒子
ぼくらはその集合体で
数えきれない宇宙をもっている

生死を無限に繰り返し
{ルビ縁=えにし}あるものと再び出逢う

生まれたものには必 ....
 

紫色の
声が出なくなったのは、

冷気に触れた安らかな眠り薬の価値を
あらためて知ってしまって苦しんで
その罰に身を委ねてしまいたくなった
あのとき突然に、だ。

胸の中 ....
今夜は眠い

酷い不眠症なのに

何故か眠い

琥珀を飲んだら

眼が覚めた
1 歩いていった

ある台風の日、灯台が根本から消失した。台風が原因だと思われた。怪獣映画の冒頭のようだという者もあった。人々はそれなりに天の災いを恐れた。しかし誰も真実を知らぬ。灯台は歩いていっ ....
1 岐路

私は毎日岐路に立つ。朝の窓を開け放ったとき、お昼どきのコンビニで小銭を落として放置したとき、アサヒとキリンとサッポロとサントリーとどれにしようか悩んで結局奮発してヱビスにしたとき、私は ....
悪魔がおった

まだ動ける洗濯機や朝日の凧や風に舞うはずれ馬券
潮溜まりでたゆたう割れた鏡の反射裡に

悪魔がおった

夢にも愛にも解決されない憎しみや
みなし子らが消えてしまう足波に ....
 乱れ髪の馬車は能楽の形相を時として無言駅へ向かわせる、面は難くガタイの葉擦れた格子の穴、木枠の落ちた断層は容易に伸縮を繰り返すばかり、あがり框で唸り声と猛火を空に映し出した、
一歩。
 このさき ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(8387)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
疾風の世界- 秋葉竹自由詩324-6-12
五行歌_【渓流】虹鱒- レタス自由詩2*24-6-12
降りやまない雨- 佐々宝砂自由詩6*24-6-12
帰り路- レタス自由詩5*24-6-12
五行歌、内なる他者- ひだかた ...自由詩224-6-12
あおぞら(新訂)- ひだかた ...自由詩424-6-12
赤信号- オロチね ...自由詩324-6-12
●●●●●- 田中宏輔自由詩5*24-6-12
※五行歌_二首「愛を願う生きもの」- こしごえ自由詩4*24-6-12
お客さん- soft_machine自由詩324-6-12
釣への問いかけ- レタス自由詩5*24-6-12
シフクノオト- ミナト ...自由詩424-6-11
夏の、すこし前- 三月雨自由詩524-6-11
五行歌、魂の息吹き(改訂)- ひだかた ...自由詩324-6-11
独り言6.11- ホカチャ ...自由詩2*24-6-11
学校という名の戦場- キャサリ ...自由詩3*24-6-11
●●●●◯●●●- 田中宏輔自由詩5*24-6-11
ラジオ- オロチね ...自由詩324-6-11
朝食- 這 いず ...自由詩5*24-6-11
やっぱ_笑って- 秋葉竹自由詩324-6-11
劇場- 自由詩324-6-10
五行歌【渓流】塩焼き- レタス自由詩6*24-6-10
ampoule- 自由詩224-6-10
インスピレーション- レタス自由詩4*24-6-10
涙色の声- 秋葉竹自由詩324-6-10
五行歌_眠い- レタス自由詩4*24-6-10
閃篇5_恐怖の巻1- 佐々宝砂自由詩5+*24-6-10
閃篇5_そのさん- 佐々宝砂自由詩524-6-10
悪魔- soft_machine自由詩624-6-10
たそがれのもり- あらい自由詩224-6-10

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