世間に遊ぶ
世間と親和し
満洲餃子など
友と食べ歩きし
肉顔持つ魂達を見入り
心から
誰かを好きになって

心から誰かを愛する迄の過程には

ひらひら
ひらひら
蝶々が
飛来して

わたしは
身体の蜜を吸われたりする

自分を支配するのは
自分

 ....
赤煉瓦の港町は
後ろ暗い汚物が一掃され
うわべだけは瀟洒な衣装を着ている
遠い国からの荷物に潜んだ
赤い蜘蛛にとっては新天地だ
交響曲が聞こえてくる


泥とあぶらが染みついた服で
 ....
音楽のせせらぎ
跳ねまろぶ輝き
クスクス笑いを隠すように
去っていった
あの永い一瞬
瞼の裏にホチキスで留めたまま
耳をふさぐ風
風のふところ
雲のにおい
クジャクチョウは目を覚まし ....
行雲流水は
私には無理だった
でもせめて
その時その時
一つ一つをしていこう




 ※ 行雲流水=空を行く雲と流れる水。
   すなわち、一点の執着無く、物に応じ事に従って行 ....
若者が昼夜逆転の生活になってしまうのは
二十代までは眠り続ける体力があるので
平気で昼過ぎまで眠れてしまうからとのこと

その日は夜になっても眠くならないので
やっと眠くなった深夜に眠ると
 ....
詩にもスペックがあり多くの人の日々の生活で普遍的に利用可能なものだったら詩サイトは言葉のプロの人たちの出入りが目に見える形であるはずなのにダークマターのように不気味と静かなのは詩が無意味の証明

 ....
死ぬまできみのこと
離さないと言ったのに

深く眠るきみに置手紙もせず
部屋の扉を開けてしまった

あれからどれくらい経ったのだろう
きみだけの夢を見るようになった

もう帰るに 帰 ....
いつも最後には
柔らかい棺桶に倒れ込み
枯葉に埋もれながら片手を突き出し
リモコンでテレビのチャンネルを変える

ホワイトノイズに交じって聞こえる
宇宙の産声の残響

愛の言葉も他者に ....
ひるやすみ、
とてもみじかい、
アラームが、鳴りひびくまでの、
とても貴重な、
じかん、
しろいカモメたちは、
鳴きながら、春のあおぞらを、
ゆきかって、
しろいおおきな貨物船も、
 ....
長い残照
区切られた間隔を、みていた

緩やかな光と、溶け残ったかたち
手を触れれば、それは
ぬるく指の跡のまま、ほどけた

息づくということの、体温を
そばに、頼りない拍動の
 ....
永劫の大洋
打ち寄せる波
揺り籠から墓場まで
墓場から揺り籠まで

 燃え滾る創造力動 
     、
  時の狭間を縫い
永劫の内なる大洋から
溢れ流れ出る 行為へと
 行為す ....
何かある
何とは言えない
何か
誰も知らない
道のおおもと



認めるか
認めないか
複雑な思いか
進むための
小鬼の私よ



澄みわたる闇に
月光一輪
ほ ....
死ぬのが怖くて
生きてます

死ぬ迄は
生きてます

特別な夢や希望
持ってなくても

炊飯器と米
そして
おかず一品あれば

別に他に何もなくても
かまいません

も ....
ことば は 溶けている
いちどは 溶けて ただよう

ふわり と どろりと
ことば は 約束したり
裏切り続け

そうして 何度も溶けた ある日
うまれたばかりの 私は
つつまれただ ....
丘の上で気づく すっかり囲まれている
撫ぜられ 肌が一緒に軽くなっていった
雨を逃れ
壁に守られていても
風の群が頼もしくひびく

痛みの外で 佇んでいると
何故かしらず 異様な興奮に包 ....
肘ついて 飲みたいよ
いのちが 恋しい

眼の前で さばかれるお魚の
最期の 光を 美しくおもう

わたし 罪をもてあそび

知りながら 酔ってる
ならんで 見てる あなたもおなじ罪 ....
さみしさはすきま
からのポケット
置きざりにされた影

白く柔らかな波で覆い隠し
なにかもみちみちている
そんな人に見えるように
努力している

けれど一分のすきもない人は
これ以 ....
ほしがることがむずかしい
いろいろほしいものがあるのに
舌が糊で貼りついたように
口蓋にくっついて声にできない

夢を語るだけならお金はかからないけど
断裂があちこちにあり
わたしは押し ....
黒曜の夜は
月灯りに照らされて
舞い落ちる 舞い落ちる
桜の花を待っていた

きみと手をつなぎ
花びらに埋まろう

物語りを聞かせてあげるから
花の{ルビ褥=しとね}に抱かれながら
 ....
「自分を信じなさい」


そう言った詩人は
認知症になって
譫妄の森の小径の彼方に光を見て
まだあどけなさを顎に残した少女に恋をした


グループホームなどなかった時代
煙突の底か ....
春の光に浸りゆく
唇の震え柔らかに
声の蕩け揺動する
春の光に包まれて
貫く命の力共々に
ぼくはインドの山を登っていた
岩に座る行者がいたので聞いてみた

この岩にどれほど座っているのですか

久遠と言えば久遠から
刹那と言えば刹那から此処に座しておる

久遠と刹那は同じこ ....
手をふるときは
まっすぐになってさよならに添えられ
指切りをするときは
その関節はやわらかく曲がる
一番ちいさな指

小指が
だれかの小指と出会うとき
非力な小指ゆえに抱き合うことがで ....
僕らをつなぐものは
あの哀しみの聖地だけ
もう今はたやすく訪れることもできない
あの場所の記憶だけ

今頃はまた あの場所をふちどるように
菫が咲いているんだろう ちいさな光を纏って

 ....
筆を
折ることが
責任の取り方ではない。
詩を書き続けることが
責任の取り方です



生きる
とただ
思う
ここに詩があるから
詩人の魂(いのち)は筆



春の ....
影の遠さの
悲しみに
似た
ほほ笑みも
ありますね
盲目の空が割れ裂け
入って来い入って来い!
叫ぶ、叫んでいる

 あぁ かなしゅん

痛み抱えながら耐えながら
無限に広がりいき開放され
しずか静かさに昇り沈み
入って行く入って生く ....
道路に落ちて
雨に濡れた紙飛行機は
どうしようもなくみっともなくて
翼に乗せていたはずの夢は
タイヤの模様に変わっている
行き交う車に踏まれて
アルミニウムの円盤になった
一円玉が隣でし ....
一本の荒れた道を科学者が歩いている
意識があるうちに離れないように、
 その少し後ろを歩いているのだ
二人が進むと左右の景色は前後非対称に動く
歩いている道の途中には幾筋もの横道が逸れてい ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(8387)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
五行歌、休日- ひだかた ...自由詩424-3-31
心から- 原田たけ ...自由詩424-3-31
悲しい酒- 藤原絵理 ...自由詩924-3-31
春偏愛- ただのみ ...自由詩5*24-3-31
※五行歌_「私には無理だった」- こしごえ自由詩4*24-3-31
昼夜逆転サヨナラホームラン- イオン自由詩2*24-3-31
(復習)さぁ、ココに幸福を追求しましょう!- 足立らど ...自由詩4*24-3-31
空色の切符- レタス自由詩4*24-3-31
星々のはざまで- まーつん自由詩324-3-31
しゅんみん- 本田憲嵩自由詩624-3-30
残照、春の- ねことら自由詩424-3-30
深奥ミナギル- ひだかた ...自由詩5*24-3-30
※五行歌_「今は_私」- こしごえ自由詩5*24-3-30
別に何もなくて- 原田たけ ...自由詩524-3-30
とける- soft_machine自由詩8*24-3-30
春のあらし- soft_machine自由詩5*24-3-30
まどべ- soft_machine自由詩8*24-3-30
さみしさはすきま- 凍湖(と ...自由詩724-3-30
ほしがること- 凍湖(と ...自由詩724-3-30
花埋み- レタス自由詩5*24-3-29
文豪の面影- 藤原絵理 ...自由詩324-3-29
五行歌、幼なじみ- ひだかた ...自由詩224-3-29
午睡- レタス自由詩3*24-3-29
指切り- そらの珊 ...自由詩12*24-3-29
哀しみの聖地- 塔野夏子自由詩5*24-3-29
※五行歌_三首「筆を_折ることが_責任の取り方ではない。」- こしごえ自由詩5*24-3-29
※五行歌「悲しみに_似た_ほほ笑みも」- こしごえ自由詩7*24-3-29
かなしゅん- ひだかた ...自由詩4*24-3-28
戦い- 藤原絵理 ...自由詩824-3-28
遊歩道(trap.street)- アラガイ ...自由詩8*24-3-28

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