失われた現実を取り返そうとする心の働きが
怒りなら

失われた現実は取り返せないと受け容れたとき
悲しみが生ずる

さめざめと泣くことができたとき
人は前を向くことができる

が、君 ....
私からあふれる雨がまじり降り
何処かの約束した南国がきらきら光って
草木から滴る露と消える
大雨だ

私が消えるにはふさわしい
月日が経ったと思う
確かに君の誕生日は昨日だったと
カレ ....
夢は音符になること
単純な音符になりたい
わかるでしょ
見つかって
音になる日を
夢見てる
死に
たかる蟻たち
夏の羽をもぎ取り
脚を引き千切ってゆく
死の解体者
指の先で抓み上げても
死を口にくわえてはなさぬ
殉教者
死とともに
首を引き離し
 ....
夏の一日
わたしは蝶になりましょう。

蝶となって
あなたの指先にとまりましょう。

わたしは翅をつむって
あなたの口づけを待ちましょう。

あなたはきっと
やさしく ....
それはそうときゅうりに飽きた僕は
河童と名乗っていいのか?

いつもの茂みで寝転がり
雌の事ばかり考えている

世界がどんなに美しくても
そんなことどうでもいい

忘れられないのだ
 ....
血の通った思考が剥がれた
声を失い体は権力の蔦に絡まれ
魂は音もなく闇に溶けた

仮想空間で無意識に流し込まれた
コントロールされた思考が
着色された鮮やかさで巡り

奴らの思い通りに ....
晴れている
蝉も鳴かない
正午

巨きな空白 が
其処に置かれたような
静寂

その静寂には
不思議な重さがある
その無が
世界ひとつ分と
釣り合うかのような

あるいは
 ....
空が今にも泣きそう
今のワタシの悲しい気持ち
汲んでるかしら

空が暗く、カミナリが落ちる
今のワタシの怒りを
代弁してるかしら

空の太陽が笑ってる
この熱い喜びを
分け合うため ....
人、いつか気付けば雪原に独り
何ものかに見られていると
怯え震えつふと見上げれば 、

巨大な眼差し、黄金の眼光放ち 
夜陰の大空にびっしりと
定められた位置に静止しつつ
寒風の狭間に揺 ....
迷っていたので
さらに迷うことにした
あえて迷って
そのままずんずん歩いていった
すると 妹をあやめ
父をあやめ 母をあやめた過去が
この生き延びてきた道の上に覆いかぶさってきた
その過 ....
世界の人口分のひとり
日本の人口分のひとり
このひとり分で
何が変えられるのだろう

ひとり分の重み
実感したい重み

ユポ紙は受け止めてくれるだろうか
届けてくれるだろうか

 ....
さあ、行った
こいつはスクーターをお持ちだ
ふたたび楽器になり
スクーターの上(へ)に催す

ここへは行ったきりだ
去り際に〈戻ってきた話〉
を置いていくばかりだ
酒場で喉をつぶす以外 ....
お客様、現金一括の支払いですと
このクルマのお値引はここまでなんです
残価設定型クレジットにして頂けますと
もう少し値引きできるのですが

現金一括のほうが
高くなるっておかしいでしょう? ....
少し行った所に大きな本屋がある
キャッチ―なお題で
少し濃い目に化粧した本たちが
私は本ですってアイドルの顔して
凛と立ってみたり
人気者のふうで積み上がってみたりする

最近はお洒落な ....
綿のループ
いくつもの群れとなり
ベッドにかけられれば一枚の布
ナイトランプに照らされて
月影を映す

手触りは
馴染んた人の肌のようで
撫でれば
もっとやさしく
わたしを撫でかえ ....
黎明の時間がひろがっていた

こともなげに日々は過ぎていき
わたしはしおれた案山子のように日に打ち照らされている

かいつまんで話をすることもない
唇は固く閉じられていて、それ ....
「なにも、なかったん?
わたしはなにも悪くないの?」

という寝言を聴いた気がする
いまさっき
この部屋のとなりのベットで寝ている
ひとのくちびるから
そんな言葉が
漏れた気が ....
生きてるって感じ

ビンビンに感じさせてよ


ライブリビング

成り行き任せの風任せ

明日の事なんて知るもんか

今日を生きるので精一杯です


生きている

終わ ....
夕刻の残光、一伸び
響き入る旋律の揺れ
美しく優雅に寛ぎつつ
次第に消えいく感覚の現れ達
くぐもることなく鮮やかに
ゆぅん ゆぅうん ゆぅうん
上から下から前から後ろから

 深く濃く ....
もぐらだったのです

そんな僕は暗中模索の中で

鶏になろうと頑張ってました

でもやっぱなかなかなれない

鶏への道は長かったのです




ところが

鶏になるつもり ....
どこまでも醜くなれる
ネットのコメントに従って
落ちてく心を
それでも拾って
外に出よう

誹謗中傷
してこなかったことが
しないことが
僕のポリシーの一つ

だからまだ上がる手 ....
うす紅のキンギョソウ一輪 その

散る音に目を覚まし、沈黙は山の見つめるとき

神宿る七月の森は、こな雪

里の稲穂は葉の鋭さを増し、生きる 道しるべ

石の鳥居をくぐれば 我をわ ....
懐かしい街
子供の頃住んでいた
店はほとんど変わって
思い出の場所は半分以下に削がれても
頭の中で補う思い出が
口をついて出てくる

もういない友だち
街からもこの世からも
思い出残 ....
物語りはエンドレスのように
季節は音もなく日々を刻んでいた
地表には取り憑かれたように草たちは伸び
虫はそれに寄り添うように紡いでいる

夏は蝉の音と虫の音が混錬し
熱波が地表を包んでいた ....
夏の火照った肌
雨も涙のよう
汗ばむ皮膚を鼓膜に変える
そのねぐるしい抱擁の中
どこか つめたい絃のよう
はりめぐらされた
怪異という快楽へ
二度 三度と
夢は寝返りをうつ
盥の中
 ....
携帯電話と呼ばれた時代
吐息と温もりらしきを混ぜ込んで
声で繋がれることに人々は歓喜した

スマフォと呼ばれる時代
文字と映像だけで繋がる時代へ
創られた吐息に夢中になってる

言 ....
 東の窓辺で目を覚ます
 ゼラニューム
 もどり梅雨の雨声が
 耳にしたしく寄ってくる

 麦芽のような珈琲の香りと
 かるくトーストしたクロワッサン
 昨日の埃とまざりあった
 私自 ....
見えていないものがあると
判断が狂う

実に、何も見えていないのである

天才と狂人は紙一重という
今は、天才とバカは紙一重という

僕にモザイクが入ったのだ

そういうわけで
 ....
レコードにハッカ油を垂らす
聴いたこともない政治の季節がやってくる
夏はここから始まって
そこかしこに収束する
香るハッカは
それを中和させる
一つの方法に過ぎない
そして

そして ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(10203)
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