ぼくが
ぼくが
兄弟揃って母へ伸ばす手
引っ張り合いをして
母を困らす

大人になっても

おれが
おれが
兄弟揃って母の気を引き
マウントをとり合い
母に苦笑いさせる

 ....
 びいくわいえっとなみかん鍋
 大学いも入りのおうどん

 吸うように
 食べたいなぁ

 ふぅ

 ウリと想えて仕方ないね
 うりぼうの飼料となる龍

 共喰いなさるヴィールス ....
言葉を
落とした
気付かない
人たち
有り余る余白は
透明色に…

彩られつつも
黒に程近くなってゆく 
いつしか
すっぽり
街は影に埋まり
人々はココロ明滅させ
まるで星空 ....
夜中にはたと目覚め 妙な異和感
何か重たい記憶を背負った様に
ふっと気付く 、深々と

どこかにいた
今まで俺は確かに何処かに居た

想い ずんと
落ち来る如く
沸き起こる

け ....
どこかへ行くのを縋って留めた
私達はどこにもいけないはず
粘ついた湿度が君の手から溢れて
しどどに濡れた服の袖を
振る
重みが自分の価値を表す
そう言われるうちが花であり
言われなければ ....
 かたつむりの速さで
 蜜いりのりんごが溢れてゆく

 おやすみの弾丸で血が滲む
 りんごのジャムパンを食べる

 うさぎの歩くスピードで
 壜いりのジャムを塗り込んでくる

 微笑 ....
ぼく、うしどし。
おれは、いのししで
おれの方が〝し〟が多いよ。
あらら、ほんとね。
ほかの〝えと〟では、どうかしら?
たしか、国語辞典の後ろにのってたよね。
調べてみましょ。
うう ....
手のひらですくえるほどの軽さ
ふっと息をかければ羽毛のように
水のようにさらさらと
それくらい
それくらいと言いたいのに

あなたが踏んだ泥は何億年後かにも
化石になって残るだろう
た ....
きみキューピット、
おんなのこの、
キューピット、
しろいましゅまろみたいな、
ほっぺたを、
ふたつのてのひらで、
おさえながら、
すこぉーしだけ、
くびを、
ななめに、
かしげて ....
空がとても青いから

ぽろぽろ涙を流します

ハンカチを持っていないので

涙を拭うことはできません

地図を持っていないので

トコトコ家に帰ることも難しくて

夕陽が沈む頃 ....
爪先の方から天国に向かって
2.3センチ空を飛ぶ
あなたがいないからである

水たまりを飛び越えるように
歩道に一メートルを刻んでいく
翼はあったかなかったか

リンツのチョコレートド ....
君の鼻歌を引き出すために
何を話したらいいだろう
緊張を含んで発した言葉は
白々しい空気となって
沈黙の中に霧散してしまう
きっと些細で単純なことと思うのは
僕だけなのかな
意思を感じる ....
向こう林立する樹木の暗闇から手前こちら、
苔生す巨岩の平らかな頂きに
絶えず大量に溢れ流れる水がある

そうして溢れ流れるこの水の内に
絶えず脈打ちうねり律動スル力、

水の溢れ流れの大 ....
肉体は、しわだ
ぼくのどこを切りとっても、まっすぐなところはすこしもない
ぼくの中には四角も三角もない
不明瞭なしわだけで、ぼくは構成されている
まっすぐな線を見た時の高揚は、ぼくがしわである ....
カバ、ひたひたと、たそがれて、
電車、痴漢を乗せて走る。
ヴィオラの稽古の帰り、
落ち葉が、自分の落ちる音に、目を覚ました。
見逃せないオチンチンをしてる、と耳元でささやく
その人は、ポ ....
自由には責任が付き纏うから、責任なき不自由がいいと言った人がいる。
俺は違う。自由は欲しいんだけど、自分のやることが正しいかどうかわからないから、それを行う前に良きアドバイザーが欲しい。
求めてい ....
 あさの実でチュンチュンチュン
 美味しくトリップ縄文人

 稲穂に刻んだ十字架を
 栽培している弥生人

 赤さで麻痺する夕暮れにサーっと
 雨の降る大惨事世界大戦

 ラストシー ....
虚無の庭に
僕らは佇む
灰色の日時計のかたわらに
でもこの場所は
光源のさだかでない光が
ぼんやりと漂っているだけだから
日時計は時を示すことができない

忘れない というクリシェを
 ....
ネズミ、
ひとつに特定できない冬の死、
風のつよい日に、灰色の体毛さえ靡かせず、
そのままで凍(しば)れきった、
ひとつのからだ、
まるで縁石の上に乗りあげて、
横転してしまったちいさなバ ....
ベランダに 平面を、前に出し
ふるいコトダマが 流しこんだ、密度や態度
永世から伏せ字にして遊ばれている
眼鏡をかけたクジラでも探すね 
シュウの表面に画く、毒にしめた卵が
・牛乳・砂糖 ....
ふと口ずさむ歌に思い出した君は遠い過去
口癖のように語った夢は歳に不似合い笑いの的
耳をふさいで眼をつぶり がむしゃらに生きて
そして

学生時代の幼馴染と語る思い出はいつも君
とうの昔に ....
隙間から光のこぼれる
カーテンは閉めたまま
布団の中
隣の温かい曲線をなぞり
指や足を絡め
パズルのピースを探り合い
ピッタリ嵌めて
繰り返し
もう少し
繰り返し
あともう少し
 ....
夜毎共に花火を打ち上げても
君には何も残らなった
陽の照る最中に降り注ぐ雨
純白の光に崩折れてしまえば
眼前を直進スル白骨の隊列

死の影を引き摺りながら
いつも不思議と明るかった君、
 ....
○「満員電車」
満員電車は
人間を人間として運んでいない
人間の物化である
年齢も性別も障害も一切関係なくただ詰め込んでいる
いや物以下の扱いだ
壊れやすい物や冷蔵が必要な物などを運ぶ場合 ....
 泡のぶくで
 お喋り機関車

 ぽよンと弾んで
 消えちゃうシャボン

 シュノーケルの若者が
 シュシュをほどいて

 バサラっと挑発

 ドリームジャンボで
 プリッツ買 ....
そのむかし、芸能界に足を踏み入れた経験がある。身の程を知らなかった、
ただ、それだけのことである。
そこではトラウマになるほど厳しいレッスンや指導を受けることになったのだけど、
当時、こんなの自 ....
風フウは生まれこそ悲慘だつたが
拾はれて來て篤育を受けた
をぢさんトクイクつてにやんだ?
これは俺の造語なのさ
お前みたいに圖々しくなる迄
大事に育てるつて事だ
あ、そんな云ひ草
額面通 ....
あなたが天にましますかどうかに興味はない
あなたが起こす地上の奇跡も期待しない
あなたが開いている天上の門もどうでもいい
ただあなたと呼ばれるもの
あなたを呼ばう人の声の
ただくちびるの動き ....
  
まるで彼のみるのと同じ
その虹をみたものは
すべてを好きになる運命という

悲しみ、苦しみ、絶望、退屈、
叶えられないマイナスばかりの感情を
すべて忘れてしまうけれど
それで ....
〈闇汁や數寄者小判を忍ばせる 涙次〉
冬の笑まひは仄暗い
燈しは細くていゝ
大體、それで通る季節だ
ねつとり文學論する夜更けでも
一年の疲れは隠せず
手早く帰りの支度をする
そんな輩ヤカ ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(8387)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
延々と綱引き- 自由詩424-12-30
ももの無智- 百(もも ...自由詩6*24-12-30
ランタン(蜜柑が光る夜)- らりるれ ...自由詩224-12-30
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サイコーの路地裏- 這 いず ...自由詩324-12-30
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プリズム- 201自由詩324-12-29
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俺は本音では自分のやることなすことについて良き編集者が欲しい- 鏡文志散文(批評 ...5*24-12-29
パンのひと- 百(もも ...自由詩4*24-12-29
虚無の庭で- 塔野夏子自由詩7*24-12-29
冬ネズミ- 本田憲嵩自由詩324-12-29
分け放つ真理- あらい自由詩224-12-29
風人に捧ぐ- 板谷みき ...自由詩1*24-12-28
休日の朝- 自由詩724-12-28
魂のうた- ひだかた ...自由詩324-12-28
独り言12.28- ホカチャ ...自由詩3*24-12-28
がらくたの- 百(もも ...自由詩7*24-12-28
芸能界と若気の至り- おまる散文(批評 ...3*24-12-28
篤育・或る猫の場合- 川崎都市 ...自由詩524-12-28
傾きつづける- 凍湖(と ...自由詩624-12-28
さだめのうた- 秋葉竹自由詩224-12-27
「闇汁や」で始まる短いcomposition- 川崎都市 ...自由詩324-12-27

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