僕は孤独だ
なぜ普通の人みたいに喋れないのか
周りが楽しそうに話してるのに自分は喋れないと悲しみと怒りがわく

僕は男だ
なぜ僕はいつまでも彼女ができないのか
ほんとはエッチしたいよ
も ....
地図も時計も捨てた時
人間が現れた

日が暮れる
人がどうなろうが
宇宙には関係ない

葉っぱは叫んだ 葉っぱの言葉で
「琥珀色」なんて 悩むこと無し!
 
北風さん 北風さん 北風さんなんて
怖くない ぼくは元気な子どもだ よ


 
*

琥珀色の一年を振り返ってみても全て終わったことなの ....
一杯のグレープフルーツ・ジュースで蘇る
甘みも包含するそのほろ苦さ
アメリカ資本の傀儡なのだ僕は
それは「お化けだざう」と
シーツを被つて子供を嚇す
そんな男の
だうしても
と云ふ氣分
 ....
こゝに來て
膝の上に坐つて
膝の上からの
きみの含蓄ある男評を
訊きたい
こゝに來て
僕はきみのさり氣ない
でしやばらない
おつぱいが好き
きみがバツイチだと聞いて
弟子入りしたく ....
枯れ葉が、自分のいた場所を見上げていた。
木馬は、ぼくか、ぼくは、頭でないところで考えた。
切なくって、さびしくって、
わたしたちは、傷つくことでしか
深くなれないのかもしれない。
あれは、 ....
父はギャンブルと女に金を使い果たし

家に給料を入れることは殆どなかった

幾度となく踏切りの前で躊躇したことか

カンカン カンカン ゴォーッ ゴォー

母は嗚咽を押さえてぼくの手を ....
外を見る
檻を見る
歩いている
虎が歩いている
あくびをした虎だ
私、とは
檻の中にいるのだっけ
幽玄に消えた霞を
食らって生きている
退屈そうな受付係は頬杖をついて紙を寄越した
 ....
大根を千切りにする
人参を少々千切りにする
合わせて塩にしておく
サバ節と昆布で出汁をとっておく

塩と砂糖と酢と出汁を
あわせてかき混ぜる
砂糖が溶けたら大根と人参にかけて
混ぜ合わ ....
UMAがゆらりゆうらりと
こちらへ向かっている
新月がその姿を曖昧にする
心の中に抱いている
あんなことやこんなことを結びつけ
その姿を見ようと頭の中を巡らせた

心に浮かびあがる月とU ....
真っ赤な毒で満たされた盃を
一息に飲み干した

人生の不遇も悲しみも
すべて人のせいにして
生きてきた贖いとして

置き去りにしてきた不義理の数々
あなたは思い出すだろう

人の優 ....
 

日平均残業三時間の男で惣菜売り場がごった
返する午後9時。たまには、という連中が鮮
魚コーナーでうろうろする。帰りの電車でグ
ルメ漫画を読んでたりなんかすると。

白い袋の中には、 ....
夜風が止まり、音なき世界へ。
裏腹に騒がしい擦り傷、滴る程でもない血がイタい。
星を捕まえて冷暗室で眺める、間もなく萎む光に残念がる。
それはテキ屋の鮮やかな玩具のよに。
何度でも潰す。
飛 ....
週末は布団の上で
ゴロゴロ転がってやり過ごす

人ひとりの居場所は
起きて半畳寝て一畳
これ以上広い場所なんて
要らないのだから
布団の上で過ごして何が悪い

淋しくてラジオをつけた ....
硫黄の香り、立ち上る蒸気
そこは地獄か、癒しの湯か
足元に広がる血の池のような詩
熱く禍々しい言葉の渦

叫びと嘆きが湯のように満ち
毒と知りつつ身を沈める
それでも心は軽くなる ....
燃える 、
燃える光源を
じっと見入れば
黄金の輪郭くっきりと
内なる思考のうねり
深々感じ取り直に観る
瞬間、瞬間
繋ぎ時をなす
近づく肉の終わり
いよいよ漲る魂の
自由であるこ ....
雪明かりの中、ひさしぶりに散歩に出る
獣たちの足跡が点在し、ときどき走っては敵に怯えるように急ぎ足になったり、少ないながらもその痕跡が塗されていた
時折、小声で独り言で事を説明する私は酷く滑稽であ ....
幼い日にあなたの眼を潤ませたものは
 ないだ海の夜に掻き立つ縞模様の水音ではなく
  照明の暗い
   ガラスの箱で区画された
    文字に起こされた生態であったのかもしれない

古びた ....
きみの手は、
しっとりとした雪が、
もうすでに降り積もっている、
ひんやりとした夜の雪原である、
まあ読めるんよ
十代のころ滝沢馬琴とか読んだし
十返舎一九も上田秋成も読んだしな
だからまあ無理すりゃ書けなくもないんだな

幕末や明治の本も読んだしなあ
明治の本ってさ
むしろお江戸の ....
夢は別の世界で
自由なのに束縛されて
真夜中の街に出た

街はもうひとつの世界で
お金がなくても
歩いているだけ でも
楽しかったはずなのに
休まる場所が見つからない

暗い歩道に ....
冒頭に流れる陽気なラジオ
今年一年を振り返ってる

あてもなく車を走らせながら
あなたとの結末を思い出してる

ねえ、気付いたかい?
クレジットの旋律が物語全体と同じなんだ

側 ....
ぼくが
ぼくが
兄弟揃って母へ伸ばす手
引っ張り合いをして
母を困らす

大人になっても

おれが
おれが
兄弟揃って母の気を引き
マウントをとり合い
母に苦笑いさせる

 ....
言葉を
落とした
気付かない
人たち
有り余る余白は
透明色に…

彩られつつも
黒に程近くなってゆく 
いつしか
すっぽり
街は影に埋まり
人々はココロ明滅させ
まるで星空 ....
夜中にはたと目覚め 妙な異和感
何か重たい記憶を背負った様に
ふっと気付く 、深々と

どこかにいた
今まで俺は確かに何処かに居た

想い ずんと
落ち来る如く
沸き起こる

け ....
どこかへ行くのを縋って留めた
私達はどこにもいけないはず
粘ついた湿度が君の手から溢れて
しどどに濡れた服の袖を
振る
重みが自分の価値を表す
そう言われるうちが花であり
言われなければ ....
ぼく、うしどし。
おれは、いのししで
おれの方が〝し〟が多いよ。
あらら、ほんとね。
ほかの〝えと〟では、どうかしら?
たしか、国語辞典の後ろにのってたよね。
調べてみましょ。
うう ....
手のひらですくえるほどの軽さ
ふっと息をかければ羽毛のように
水のようにさらさらと
それくらい
それくらいと言いたいのに

あなたが踏んだ泥は何億年後かにも
化石になって残るだろう
た ....
きみキューピット、
おんなのこの、
キューピット、
しろいましゅまろみたいな、
ほっぺたを、
ふたつのてのひらで、
おさえながら、
すこぉーしだけ、
くびを、
ななめに、
かしげて ....
空がとても青いから

ぽろぽろ涙を流します

ハンカチを持っていないので

涙を拭うことはできません

地図を持っていないので

トコトコ家に帰ることも難しくて

夕陽が沈む頃 ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(10495)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
我の本能- 林 理仁自由詩4*25-1-1
冬眠- 空丸自由詩1425-1-1
「琥珀色」なんて_悩むこと無し!_by_足立らどみ- 足立らど ...自由詩425-1-1
グレープフルーツ・ジュース- 髙任勇梓 ...自由詩325-1-1
こゝに來て(愛)- 髙任勇梓 ...自由詩225-1-1
むちゃくちゃ抒情的でごじゃりますがな。- 田中宏輔自由詩17*25-1-1
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思い残しつつ- ヒロセマ ...自由詩8*24-12-31
たら- AB(な ...自由詩324-12-31
暴れる、暴れる!!- らりるれ ...自由詩224-12-31
ローリング・フトーンズ- イオン自由詩2*24-12-31
地獄めぐり_by_ai(advocater_inkweave ...- 足立らど ...自由詩224-12-31
燃焼過程- ひだかた ...自由詩424-12-31
冬のにおい- 山人自由詩19*24-12-31
散らばった宝石- なけま、 ...自由詩124-12-31
雪手- 本田憲嵩自由詩1724-12-30
正字旧仮名文語体【きょうのソネット】- 佐々宝砂自由詩324-12-30
見つめなおし- 足立らど ...自由詩1324-12-30
lean_back- mizunomadoka自由詩724-12-30
延々と綱引き- 自由詩324-12-30
ランタン(蜜柑が光る夜)- らりるれ ...自由詩124-12-30
この年の瀬、意識の真夜中に- ひだかた ...自由詩324-12-30
サイコーの路地裏- 這 いず ...自由詩324-12-30
木にのぼるわたし/街路樹の。- 田中宏輔自由詩14*24-12-30
たましいの重さ- 凍湖自由詩924-12-30
花キューピット- 本田憲嵩自由詩624-12-30
家路- レタス自由詩7*24-12-29

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