朝起きて血圧をいつものようにはかったら
急上昇していてなかなか下がらないので
初詣をかねた元旦登山をドタキャンした
その後
ワイフが毎日一緒に散歩していた
隣の愛犬が亡くなったと連絡があった ....
長いおしゃべりが終わった後の
ため息みたいなことばののこりかすを
重ねては貼り付けて
歌をつづる

私は夜警
そぞろ歩き
見守り
行為しない
私は抑止力

私の歌は警鐘ではない
 ....
水の色の青は透きとほる色、

この色 波立ち在り
川の流れゆたり絶えずに
輪っか輪っかひろげひろがり
岸辺で洗濯する女たち寄り添い、

 感覚される世界を次第突き抜け輝きあり と

 ....
もはや零戦、
向いにたなびく羽根

とおりの母屋
の棚
そっと舞い降り

  終着地

辿りついたのは
       平屋の
     墓地

 置き忘れたもの
    戸 ....
へんな夢
誰にも知れずに
死ねという
誰もが知っていた貴方は
もういない人

残りの人生
限りがあるけど
生きているかぎり
お宅で回転
させてみせるし

特に意味なんて ....
定年退職後Uターンしてから
心の穴を埋めるように
詩らしいものを自然に書くようになった
今では投稿もしている
「あなたののはわかりやすくて
短いからいいのよ」
と知人たちがほめてくれるよう ....
登場人物  夫──壮年のサラリーマン。
      妻──夫より三歳下。専業主婦。
      娘──短大出たてのOL。

舞台    東京都世田谷区の一戸建て住宅。


(平成二年、八 ....
黒曜の空に
梵鐘を{ルビ撞=つ}く音が満ちている
一年の煩悩を洗い流すように
来る年が平穏であるように
森羅万象に響いている

{ルビ諸行無常=しょぎょうむじょう} (全ては変化するのだ) ....
揺らさなきゃ、待ちながら 揺らすんだ
風に揺れる のを ただ待つのでは無く、

黄白い半月 貼りついたヌメり仄か青く輝く夜空
色付く響き ヒビキと鳴り うっすらこの手触り
限り無き海水のウネ ....
義母が黒豆を煮ている

石油ストーブの火を小さくして
その上に置いた大きな鍋から湯気と香りが立ち上っている
こういうのをコトコト煮るっていうんだろうな、と
一歳になったばかりの子を抱っこして ....
 大根 里芋 金時人参 南瓜 蓮根
 厚揚げを 塩加減に悩みながら
 白く煮て
 干し椎茸 牛蒡 蒟蒻
 は しょうゆ味で黒く煮る

 重箱のおせち料理は作らないけれど
 昔 家族で過ご ....
いつも貴方は真の実力を眠る胸に秘めて
夢幻のかなたへ委ねてしまう
響く才能の音はますます遠くなっていく
いつものことで大手を振る者が先に進む

卒業していく才気あふれる者たち
旬の果実は若 ....
いままでどれだけ花が散るのを観てきただろう
いままでどれだけ雲の移ろいを観てきただろう

ぼくはいまだ彷徨い 戸惑い {ルビ躓=つまづ}きながら歩いているよ
いまはどんな辛い事も嬉しい事も楽し ....
重い扉を開いて
漆黒の闇の向こうへ
行こう、生こう

絶えず打ち寄せる光
銀白だったり黄金だったり
光それ自体は見えないから
光に照射された色彩熱響きに
魅せられ眼見開き行こう生こうと ....
おれの心象に積もった雪へ
ダイブする
あなたのかたち それは
不思議な窓 
あるいは、うつくしい鈴
絡まった糸を切るひと
ほどいて
むすびなおすひと 夢で
会ったよね もうない、学校へ ....
対象を欠く
憧れは郷愁は
未来から沸々と
湧き立ち流れ来る
次々と実に絶え間無く

記憶映像の
過去から未来へと
ひたすらに直進する
無常時計時間とは逆に

未来から過去へと遡行 ....
○「餅つき」
ジジババあっての餅つきだろうね
今の若いパパママはやらないだろうね
孫たちの喜ぶ顔が見たいから
やるんだろうねジジババも
痛い腰を我慢して

○「お正月」
子どもの頃のお ....
在りし日の悲しみに
畏れ知らずに信ずるままに 
どこまでも
群れ忌み独りはぐれ 
戸惑い彷徨う溢れる想いに

忘れた心に夢 
迷い重なり翳り消えゆく
小さな願いさえも
溶けて羽ばた ....
オレは世の中の99.9999%以上の事象を知らない
バカで バカで どうしようもないバカなのだ
酒を飲んではくだを巻き
夜の闇に溶けるだけ

たったそれだけの存在を
月だけが優しく頬笑んで ....
ぎぼむす(義母と娘のブルース)からの詩を紐解く。の続き、、、

*

蛇足

AI詩つて何だと考えていますか

AI詩は、人工知能が生成した詩のことを指します。これは機械学習アルゴリズ ....
積荷を遊ばせる、持ち替えて加える
空瓶を重く押し付ける 雑だな

存在する無箔ごころ
とりとめもないここは
降りやまぬところで
曲りくねらせた途にあり

そっとみつめたい
淀んだ天体 ....
木目に沿って歩いて行く
輪を描き運に従い
静かさの波打ち奥まり
暗闇の上層にぽっかり穴開き
水色の空、白雲の流れ うっすら
青い光帯び ひろがりいく

年輪を重ねリズミカルに木目刻まれ
 ....
 カーテンも取っ払った六畳間
 テレビと わずかな生活用品に炬燵が一つ
 職場近くへ引っ越すための段ボールが
 キッチンと廊下に並ぶ

 「部屋が狭いから、ずいぶん処分したのよ。」
 友人 ....
(だれが呼んでも
(きこえないよ
(きみが、いちばん!
羽根のない子どもは月に擬態する
集団下校の輪の中に居たはずなのに
だれも名まえを思い出せない
古い友だちの口笛は
(風が散ったから ....
 もやぐ朝 

夜が朽ちて
朝が生まれる
霧に覆われた街は
港へと変わる
赤い太陽は
無音の出港の合図

けれど想い出は
いつでも切ない
胸に
錨をおろしたまま


 さ ....
若い頃は
「○かⅩ」の思考であったが
近頃は「△」が増えてきた

老いるということは
△とともに生きていくということかもしれない
お骨はゆうパックで送れるんだって
へぇ
そんなわけで叔父の骨を預かって
春と夏が過ぎた からんと
最近は近所に犬を見なくなった
骨を差し上げるあてもなし
わたしが咥えてしまおうかしら
叔 ....
ともに歩いている砂浜、
こちらをむいて、
つよい波風にすこしウェーブがかかる、
花のように、首を、傾ぐ、
ながい黒髪の、まるでオニキスのようにまるい、
とてもおおきな瞳、
しろいレース柄の ....
ふたりで拾った
透明で硬く紅い卵

ぼくが生き物係になって
手のひらで暖め孵化を待っている

何が生まれるのかわからない
虫眼鏡で眼を凝らしてみると
真ん中がトクトクと脈動している
 ....
人類やってるね

えっ?
やってないのか。

 ・・・・
一番最初に火を付けた人がいるんだよね。
物理的発見であり発明の話だ
火を付けたというより、火を創ったともいえる
実用化したと ....
atsuchan69さんのおすすめリスト(10495)
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