遺言を書き直してる年の内 言葉は盗品
また来て懐疑
カラスは低空飛行を
低空飛行はカラスを
やめようとしない西の空
西は西からやってきて
東へ去ることもないから
西が西で渋滞してる
僕は何かを捨てながら見てる
 ....
あしたも朝から会社だった

こころやからだを使う仕事だった

思考や感受性をフル回転させながら

自問自答や己の正当化をくりかえしながら

反省や確信を行ったり来たりしながら

お ....
夫婦喧嘩しながら
酒を飲む

楽しい酒ではないけれど
つまみのイクラを
一粒一粒舌で潰しながら
時が過ぎていく

その一瞬にも
互いの言い分が述べられて
これは生きてい ....
気の抜けたコカコーラ
絡まった線が抜けていたヘッドフォン 
部屋から出られないわたし
扉よりも壁の向こうを気にして
耳澄ます
あなたの訪れをまつ
歌声だけでも

壁の凹みに大陸 ....
ひらがな、が落ちてくるように
迷いながら雪が降ってくる
日本にちりぢりになった
あ、い
どれだけのあいの組み合わせが
あるのだろう

やがて
あ、と、い、は
溶け合って境界線をなくす ....
空気みたいな奴だな
ほっといたらどっか行きそうで
広がっていなくなってしまいそうで


空気みたいな奴だな
見えないし触れない
いなきゃ困る 意識しなくてもいいくらい


空気み ....
玄関を出たらファンらに囲まれて会社着く頃葉っぱ一枚 大魔王復活のときやってきた寝起きが悪い魔王は二度寝 なくならない
昨日のむなしさも
紅すぎる夕日の色も
いつかみた映画の感動も
ありがとうっていわれてドキドキした鼓動も
失恋ノナミダも
やさしくしてもらったことも

あのときこうしてれば ....
僕の時間の砂が
指の隙間から零(こぼ)れ落ちる
さらさらさらさらと
零(こぼ)れ落ちる。

そのまま風に吹かれて
失われてゆく
砂の想い出

人生の終わりまで
掴(つか)んでいたい ....
リボンという名の首輪を外し
第一ボタンという名の戒めを解く
スカートを3回折って
わたしは走る
この足2本の赴くままに

どこに行くかなんて
私は知らない 君も知らない

ほんの小さ ....
愛と云う概念を言葉にしたものは
明治維新までは日本にはなかった

そのためツルゲーネフの小説
「アーシャ」に登場する女性が言った
「I love you」を「死んでもいいわ」と
三日三晩悩 ....
弱として


私の子宮が主張する

私は所詮女であると

別段愛撫がしたいわけでも無く
だが時たま

私の子宮が

「私は女だ
 私は女だ」
と主張する
 ....
かなしみを知る人の瞳に
映る光は
美しい矢を描く

夜を知る人の瞳に
映る光を
星と呼ぶ
いつか必ずなくなるさだめの
命もまた
美しい矢を描くだろう

天涯のあちらこちらに
美 ....
冬の朝に目覚めた
私はちっぽけで空っぽだった
息を乱して駆け抜けた
白さばかりを焼き付けて
滲むのは眩しいからだと笑えたよ

その音の先を追って
夢中で走るうちに
泥を跳ね上げることに ....
あのときぼくは

きっと捨てられたんじゃない

疲れることから

自由になりたがられただけだ

だから悲しくも

そのほかの感情もなんにもない


頬を撫でられながら

 ....
とぎれ、とぎれ、わたしと君は少しずつ
わたしと、君たちは、少しずつ、とぎれ、とぎれ、とぎれとぎれ
元に戻らない、元のままには、崩れ、崩れ、崩れ、崩れていく
1つずつとり外して、わたしたちは ....
汚い子供は生みたくない
私のせいで笑われちゃうから

綺麗な子供は生みたくない
自分の子供じゃないみたいだから

普通の子供は生みたくない
なんでかって?
よその子と一緒にしないでおく ....
私と気の合う人

すくな〜い・・・

んだね。
 
凍えた体を温めてくれと願ったのは、あたいの罪
躊躇なく温めてくれたのは、あなたの罪

そんな罪を、微妙なあたいたちは愛とよんだ


 
勇気を出して
「好き」と伝えよう

いつの日も
貴方を想っていたこと

いつの日も
貴方しか見えなかったこと

いつの日も
貴方と一緒がいいこと

勇気を出して
貴方に逢いに ....
詩人だから汚れ仕事は
しなくていい
美しいものを
美しいと言えばいい
醜いものを
醜いと言えばいい
それをどうすればいいかなど
考えなくてもいい
詩人は花のようなものだ
ただ咲いてい ....
    
音を言葉に
言葉を音に
絵画の中へと入り
僕は呼吸する

僕は朝へと
走り出す
己の世界の中
スピーカーからは見知らぬ音楽

世界を置き去りにして
僕は走る
人は幻 ....
空をあおいでも
それでも足りない日には
年輪を刻んだ自販機に
たずねればいい
コインの用意はいいかい?
きっと応えてくれるから
躊躇わずに
それ、
買いなよ
いのちが潤うよ
どんな ....
所詮きみが失ったものは独りのおんなじゃないか
片腕を失った訳じゃないし
片足を切断された訳じゃない

きっと慰めの言葉にはならないのは
承知してるし凡庸だけれど星の数ほどおんなはいる
睨む ....
私は脳内で
鼻歌をうたっているが
これはなんていうのだろう
脳歌とでもいうのか

音符と
ことばと
色つきのうたで
いろんなところに行ける気がする

平和な気持ち
ただだれとも共 ....
        流れ星をみつけては
        「る」とちいさく声にする
        さむさにふるえ
        さいごの一文字ばかり
        くりかえし、 ....
靴底を裏返してみる
均等に減っている
癖のない人が
うらやましい
愛用すればするほど
そこに紛れもない自分の足跡が刻まれる

靴底なんてどうでもいいぢぁありませぬか
それでもうらやんで ....
シュウシュウとやさしげな音がして
白い息
スチームアイロンにしわをのばされて
白いシャツ
出来立てみたいに ほんのりあたたかい

いくども
生まれ変われる
そんなことが幻想だと
わか ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5160)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
年の内- 北大路京 ...俳句412-12-21
西の空- めー自由詩612-12-21
いつか分かる日が- 吉岡ペペ ...自由詩612-12-21
夫婦喧嘩- 小川 葉自由詩1212-12-20
廻らない風ぐるま- すみたに自由詩4*12-12-20
ひらがな- そらの珊 ...自由詩28*12-12-20
空気みたいな奴だな- 千三自由詩212-12-20
- 北大路京 ...短歌212-12-19
- 北大路京 ...短歌312-12-19
なくならない。- じじ自由詩2112-12-19
時間の砂- ……とあ ...自由詩18*12-12-19
反抗予告- 川上凌自由詩10*12-12-19
言えない愛- HAL自由詩8*12-12-19
弱として- 田園自由詩6*12-12-18
美しい矢- そらの珊 ...自由詩22*12-12-18
さよなら木洩れ日- Mélodie自由詩612-12-18
雨上がりの星空- 吉岡ペペ ...自由詩412-12-18
——拡散——3千年後の神々——- 星☆風馬自由詩112-12-17
生みたくない- toiking自由詩212-12-17
この国に- うめバア自由詩112-12-16
愛とよんだ- 殿上 童自由詩22*12-12-16
勇気を出して- 柊 蒼衣自由詩412-12-16
詩人だから汚れ仕事はしない- 紀ノ川つ ...自由詩12+*12-12-16
走ル- yamadahifumi自由詩212-12-16
効くよ!- もっぷ自由詩712-12-15
なまなましい愛- HAL自由詩3*12-12-15
歌う脳- 朧月自由詩3+12-12-15
るの想い- 石田とわ自由詩10*12-12-15
靴底- そらの珊 ...自由詩24*12-12-14
スチームアイロン- そらの珊 ...自由詩19*12-12-14

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