出産を終えた私に指立てて「グッジョブ!」と言う2歳の娘
音のない涙がひどい嘘を流した
汗をかいた
汗で目がしみる
生物として
人として
うれしい
曇っていても
太陽を感じる
風が吹かなくても
体温を感じる
くよくよするな
汗をかけ
ひか ....
失恋で吐いた血の赤冬の暮
皮も毛もそのまま刻み香る独活
今夜も愛を送れず夢ばかり見る
君を抱き止めた手が変な方向に曲がった
団地の一階のベランダの下
ひみつ基地
アルゼンチンのサッカー場
はがされる
猥雑な清純が広がっている
オイルショックも
社長も東京もタクシーも
まだ青かっ ....
まだ見ぬ不安に
コントロールされる
動悸
圧迫
冷静
死ぬのがこわい
死ぬときはひとりだ
外灯にみどりが鮮やかだ
バスとすれ違う
夏の夜がにじ ....
ああ神よ どうか
四十五パーセントくらいの誤解をお与えください
少なくても三十五 三十は行き過ぎです
勝手な想像と思い込みで
悩んだり喜んだり
怒ったり主張したり
素敵な誤解を捧げあって
....
綴った言葉は
ひとの目に留まったときが旬
綴っている間が旬
口にした言葉は
ひとの耳をかすめたときが旬
数年の後に思い起こすときが旬
秘めた言葉は
ひとに明かされ ....
人は皆自分の信じる物語を生きている
悲しい物語
楽しい物語
苦しい物語
爽やかな物語
つらい物語
力強い幸福の物語
できるなら
楽しい物語を生きたい
人はなぜ美しいものに惹かれる ....
あの頃はただ遠くから見ていたの同窓会は隣に座る
地球から見えない場所で星になる
言葉の鎧を貫きたければ
言葉の剣を用いなさい
言葉の剣を防ぎたければ
言葉の鎧を用いなさい
どちらが正しい、どちらも正しい
どちらが強い、どちらも脆い
どちらが尊い、どちらも貧 ....
父の手をさする
硬く曲がったままの指を
一本ずつひろげ
滞ったものが
少しずつ流れていくように
強張ったものが
僅かにほぐれていくように
節くれだった
頑丈な父の手
鍬を ....
本当の涙は右目から溢れ芝居の涙は左で光る
ぬいぐるみを口にあてて金が欲しいと叫んだ
赤い傘持ったまま雨の日のMerry Go Round
一片の未練もなく
人を切ることができるなら
こんな憂鬱な雨の中だって
やすやすと泳いで渡っていけそうだ
あなたは繊細だから、と
人にいわれた
それは褒め言葉ではなく
弱い人間だと露呈 ....
死にたくなる街を歩く足に魚の目
いわゆる春、には
飽きたので
エンゼルなどを植えました
やがて
捨ておけぬ腐敗が
たち込めることでしょう
そうして
悔いを味わうでしょう
ほんものの春、です
....
曇り空に月が隠れている
それが透けて霞んでいる
不愉快な風も風は風なのだ
一掃きしてくれる風なのだ
赤字がひとを頑固にさせる
ひとを腐らせもし
不満のかたまりに ....
ダンボールに愛が1ヶ
ワレモノ注意
落とさないでください、くだけます
ゴジラ対メカゴジラ対オレならば、どちらの足に踏まれるんやろ
うちんちのすき焼きは肉入れへんてよそで言うたら怒られるんや
年賀状届く音して走りだし初ラン初怪我初治療
電車に忘れた傘といっしょに消えてて欲しい過去
丸めた背中に野暮な雨の音
なんとなくせかされる気持を
落ち着かせようと
傘を開くように
立ち上がる
肩から力を抜き
仙骨を立て
腹から息を出し
前を視ると
スクリーンが
ワイドになる
混雑する電車を ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト
(5109)
タイトル
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カテゴリ
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日付
出産を終えた私に指立てて「グッジョブ!」と言う2歳の娘
-
北大路京 ...
短歌
8
14-6-20
音のない涙がひどい嘘を流した
-
北大路京 ...
自由詩
3
14-6-20
もうしばらく汗で目がしみていたい
-
ichirou
自由詩
10*
14-6-20
失恋で吐いた血の赤冬の暮
-
北大路京 ...
俳句
1
14-6-19
皮も毛もそのまま刻み香る独活
-
北大路京 ...
俳句
2
14-6-19
今夜も愛を送れず夢ばかり見る
-
北大路京 ...
自由詩
3
14-6-19
君を抱き止めた手が変な方向に曲がった
-
北大路京 ...
自由詩
8
14-6-19
青い母
-
吉岡ペペ ...
自由詩
5
14-6-18
死ぬのがこわい
-
吉岡ペペ ...
自由詩
4
14-6-18
イノルフリ
-
ただのみ ...
自由詩
25*
14-6-18
言葉の旬
-
千波 一 ...
自由詩
4
14-6-18
生命力
-
渡辺亘
自由詩
1
14-6-18
あの頃はただ遠くから見ていたの同窓会は隣に座る
-
北大路京 ...
短歌
4
14-6-18
地球から見えない場所で星になる
-
北大路京 ...
自由詩
9
14-6-18
資質
-
千波 一 ...
自由詩
3
14-6-17
父の手
-
Lucy
自由詩
22*
14-6-17
本当の涙は右目から溢れ芝居の涙は左で光る
-
北大路京 ...
短歌
5
14-6-17
ぬいぐるみを口にあてて金が欲しいと叫んだ
-
北大路京 ...
自由詩
9
14-6-17
赤い傘持ったまま雨の日のMerry_Go_Round
-
北大路京 ...
自由詩
2
14-6-17
【_愁雨_】
-
泡沫恋歌
自由詩
19*
14-6-17
死にたくなる街を歩く足に魚の目
-
北大路京 ...
自由詩
7
14-6-16
ガーデニング
-
千波 一 ...
自由詩
1
14-6-15
にぎやかな孤独
-
吉岡ペペ ...
自由詩
6
14-6-15
ワレモノ注意
-
殿上 童
自由詩
23*
14-6-15
ゴジラ対メカゴジラ対オレならば、どちらの足に踏まれるんやろ
-
北大路京 ...
短歌
2
14-6-15
うちんちのすき焼きは肉入れへんてよそで言うたら怒られるんや
-
北大路京 ...
短歌
1
14-6-15
年賀状届く音して走りだし初ラン初怪我初治療
-
北大路京 ...
短歌
3
14-6-15
電車に忘れた傘といっしょに消えてて欲しい過去
-
北大路京 ...
自由詩
7
14-6-15
丸めた背中に野暮な雨の音
-
北大路京 ...
自由詩
3*
14-6-15
落ち着く
-
殿岡秀秋
自由詩
6
14-6-15
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