ふたりの距離を測る定規の長さが足りない 指が忘れない電話番号現在使われておりません 花火の上がらぬ街に線香花火ポトリ 青春という言葉に詰まった意味も分からず青春を送り
ただの焦りでもただのと思えず 後ろばかり向いて前を求めていた
明日なんて知らないとそんな言葉を涙目でいう その意味すらも分からず
深い何かによっ ....
優しい心を持っていないと、他人の苦痛が分からないのではありません。
他人の苦痛が分かるから優しいのです。
それは、同時に優しい心を持っているということになります。
だから、今のままでいいのです。 ....
わたしの耳には
蔑む声が棲んでいる

わたしの耳には
嘲る声が棲んでいる

だから、気をつけて

わたしは素直に
言葉を受けとめられない

偽りを抱いて微笑むこともある
 ....
ここんところ
物忘れが多くなった
年のせいにしたくないが
やっぱり年のせいか

特に人の名前を失念してしまう
テレビタレントは元より
知り合いの名字さえ出てこない

先日も
道で女 ....
せわしなく魂を洗う

生身のまんま立ち止まる

永久なる過去より聞いている

蝉の鳴く緑のほの暗さよ

ゆくりなく道を行く


遠く消えゆく波間に

空を見上げる

天使 ....
我涙ぐむ
蟹と戯る

我涙ぐむ
蟹と戯る

海と思想の測量船
虹と数字の測量船

我涙ぐむ
蟹と戯る

我涙ぐむ
蟹と戯る

まだ身体と外側が
まだ血潮と海風が

 ....
床の上で夜中に何時間もノートに何かを書いてました
それは小説と言ってもいいのかもしれないですが
とても人には見せられない 滅茶苦茶な小説でした

一日の睡眠時間は2時間で 夜中に滅茶苦茶な小説 ....
嵐のように怒り
自分のために大雨を降らす
周りの者は巻き添えになる
はた迷惑な幸せ者


誰にも悟られたくはない
暗い海の底へ
暴れる心を鉛に詰めて
幾つも 幾つも


寛容と ....
毎年エジソンを読んだ感想文 しをかんがえる。
詩をかんがえる。
死をかんがえる。

詩は、
死の鏡
人は死ぬ瞬間に
必ずひとつの詩を残す



ぽとん、
グラスのなかの
水に赤い汁 ....
みんなみんな渡り鳥

みんなみんな切実さをもって

なんぜんメートル

なんまんメートル

空高く海越えていってしまう

みんなみんな渡り鳥


まっていてくれなかった

 ....
風もないのに木々がたわむ

木々が葉うらを騒がせる

風もないのに

風もないのに

風もないのに不穏がゆきすぎる


地球の皮が地球の皮の下が

ちいさくちいさく

震 ....
突き返された合鍵が錆びついている 解剖してみよう
お前は何だ?どんなだ?一体誰だ?

自惚れるなよ
お前はお前の全てを知らないどころか
お前は我々に作られた
自分が自分を作るとでも
お前は思っているのか?
お前は、 ....
あめとうとう
硝子を濡らし
景色を隠し

ゆめうとうと
意識を揺らし
兆しを示す

ことばばかりがほとばしり
あぶらえのようにおぼれるみどり
ただあって 泣く まじりあって

 ....
覚えてるかい?
いや、そんな筈がないか
僕と君とは他人同士
何の接点も無く
いわば二つの点
そこに直線が引かれることは無い
惹かれることはあっても

覚えてるかい?
覚え ....
何故生きるのか
この灼熱の問いが
僕を責め続ける
何故生きるのか
この灼熱の問いが
僕を責め続ける
今夜は眠れそうにない
苦悩の夜を突き抜けて
苦悩の夜を突き抜けて
やがて黄金の太陽 ....
さきにシャワー浴びてきなよとひとりごと 「愛してる」と「大好き」を使わない恋文を要求されている 首振りっぱなしの扇風機が家族旅行の留守を守る 再放送で観たから君が思う歳ではない 今日の日に、まだ誰にも踏みしめられていない土が香る。
私は一人、森の小道を往く。
だんだんと緑の匂いも強くなる。
ふと私には聴こえる。あいつはもう辞めさせた方が良い、と。

ああ、忌々し ....
まぼろし、という刀剣は
切れ味が良くて

背負わされた一切を
味方にするのに都合が良い

取り返しのつかない傷痕を
重ねても

透明に、静謐に、
それは継がれてゆくもの ....
水着に着替えてそうめんと一緒に流されている ごはんの時間まで家出 抱きかかええて寝た一升瓶に麦茶が入っていた  
あなたが連れてきたのは、雨と汗のにおい

あなたはシャワーなんてあびたりしてさ

あたいは期待とソファーに包まれるのさ


 
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ふたりの距離を測る定規の長さが足りない- 北大路京 ...自由詩814-8-11
指が忘れない電話番号現在使われておりません- 北大路京 ...自由詩714-8-11
花火の上がらぬ街に線香花火ポトリ- 北大路京 ...自由詩414-8-11
青春- 陽向自由詩1*14-8-11
みな同じ- 陽向自由詩2*14-8-11
ささやきを連れて- 千波 一 ...自由詩414-8-11
【_物忘れ_】- 泡沫恋歌自由詩19*14-8-11
ゆくりなく道を行く- 吉岡ペペ ...自由詩714-8-10
血潮と海風- 吉岡ペペ ...自由詩314-8-10
わがままノート- 陽向自由詩17*14-8-10
徳と毒- ただのみ ...自由詩19*14-8-10
毎年エジソンを読んだ感想文- 北大路京 ...自由詩414-8-10
『鏡』- あおい満 ...自由詩514-8-10
みんな渡り鳥- 吉岡ペペ ...自由詩1014-8-9
終末の風- 吉岡ペペ ...自由詩314-8-9
突き返された合鍵が錆びついている- 北大路京 ...自由詩414-8-8
解剖- 凍月自由詩2*14-8-8
おとあめ- ただのみ ...自由詩28*14-8-7
すれ違った- 凍月自由詩10*14-8-6
灼熱- 渡辺亘自由詩314-8-6
さきにシャワー浴びてきなよとひとりごと- 北大路京 ...俳句914-8-5
「愛してる」と「大好き」を使わない恋文を要求されている- 北大路京 ...自由詩514-8-5
首振りっぱなしの扇風機が家族旅行の留守を守る- 北大路京 ...自由詩814-8-5
再放送で観たから君が思う歳ではない- 北大路京 ...自由詩314-8-5
日常(八月のとある日)- ヒヤシン ...自由詩9*14-8-5
諸刃- 千波 一 ...自由詩314-8-4
水着に着替えてそうめんと一緒に流されている- 北大路京 ...自由詩314-8-4
ごはんの時間まで家出- 北大路京 ...自由詩814-8-4
抱きかかええて寝た一升瓶に麦茶が入っていた- 北大路京 ...自由詩414-8-3
期待- 殿上 童自由詩21*14-8-3

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