七人の家族団欒星月夜
太陽のバカ手が焦げた
若気のいたりを老いても続ける
朝早くに
古臭い詩をわたしは書いた
潮水に濡れた岩間を縫って這うように歩く
数匹の蟹の節足のことなどを
カーテンのあちら側で降っている雨が
薄笑い ....
サラサラと嘲りながら
指の隙間から
零れ落ちていったのは
砂で出来ているのを
忘れかけていた
いくつもの季節と朝焼け
パタパタと蔑みながら
手のひらから
飛び立っていったのは
....
秋祭卒論の手を止めにけり
来世も諦めることになった
朝焼けと茜空の間に
彩(いろどり)が溢れ
茜空と朝焼けの間に
暗闇が横たわる
少女はその秘密を知りたくて
彩の一つ一つを呼び出しては
新しく命名し昼の詩を
暗闇の底を探っては
言葉で照 ....
秋高し宇宙はいまだ謎だらけ
秋分やチンパンジーにシンパシー
秋分や碁盤の上の白と黒
野良の黒豹にうちのキリンが噛みつかれている
そそられる
そそられる
珈琲の匂いって
そそられる
そそられる
そそられる
給食の匂いって
そそられる
そそられる
そそられる
雨の匂いって
そそられる
そそら ....
冷蔵庫の中で
鶏卵の形状はときに難解だ
それは石油や民主主義やマックブックが難解であるのと
何ら遜色ない次元での難解さ
女は夜、井戸で桶に水を汲み
....
豪快な一本背負い秋の雷
秋寒し胸の谷間のラビリンス
神様を裏切りし手や夢道の忌
手品失敗して生放送が終わった
若い頃の苦労が役に立っていない
いよいよ怒る自分と決別しようと
怒るのはダメだという本を買って 読んで
次の日 さっそく 怒ってしまった
しかも いつもより かなり怒ってしまった
....
寒露踏む幼子の影カレーパン
スパゲティ長めに茹でて寒露の日
他人のせいにして生きていくことを決めたアイスコーヒーの氷が冷たい
蚊を叩いて折れた骨がある
悪い人間を演じるのが下手
地球に 数え切れないほどいる 各人種!!
宇宙にあるのは 過去に散った 光と ブラックホールと ホワイトホール!
核のせいで いまだに加速し 死亡する! シリアやシニア! に
....
「みなさんが幸福を目指した所で
みなさんはどうせ死ぬのです
結果は全部同じなのです
・・・だから、今日は一杯盛大にやりましょう!
・・・おや、みなさん、どうされました? ....
高原にそよ吹く風も冷たく、歓喜に満ちた秋の午後だ。
遠くを走る小海線に乗客たちは陽炎のようで、
近くの白樺林をくっきりと現実のものとしている。
道端に咲くコスモスに子供たちの息吹を感じる。
....
挫けそうな心に運命が扉を叩く。
足音を忍ばせて私の部屋をうかがっている気配を感じる。
私はしばしものを書く手を休め煙草に火をつける。
天井に立ち昇る煙の中にポーの大鴉が浮かび上がる。
....
嗚呼朱く赤く紅く
秋に明け暮れ飽くことなし
移ろうものこそ美しい
去りゆくからこそ愛おしい
不変の美は仮庵から
渡り鳥のように飛び去るのだ
文字の檻に閉じ込めるなら
ソレハヒトツ ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト
(5183)
タイトル
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カテゴリ
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日付
七人の家族団欒星月夜
-
北大路京 ...
俳句
3
13-10-12
太陽のバカ手が焦げた
-
北大路京 ...
自由詩
2
13-10-12
若気のいたりを老いても続ける
-
北大路京 ...
自由詩
11
13-10-12
古臭い詩
-
草野春心
自由詩
10*
13-10-12
無力
-
nonya
自由詩
20*
13-10-12
秋祭卒論の手を止めにけり
-
北大路京 ...
俳句
2
13-10-11
来世も諦めることになった
-
北大路京 ...
自由詩
8
13-10-11
10月10日の詩
-
ただのみ ...
自由詩
21*
13-10-11
秋高し宇宙はいまだ謎だらけ
-
北大路京 ...
俳句
5
13-10-10
秋分やチンパンジーにシンパシー
-
北大路京 ...
俳句
1
13-10-10
秋分や碁盤の上の白と黒
-
北大路京 ...
俳句
2
13-10-10
野良の黒豹にうちのキリンが噛みつかれている
-
北大路京 ...
自由詩
6*
13-10-10
欲求
-
hiroto22
自由詩
5*
13-10-10
難解さ
-
草野春心
自由詩
6
13-10-10
豪快な一本背負い秋の雷
-
北大路京 ...
俳句
4
13-10-9
秋寒し胸の谷間のラビリンス
-
北大路京 ...
俳句
4
13-10-9
神様を裏切りし手や夢道の忌
-
北大路京 ...
俳句
2
13-10-9
手品失敗して生放送が終わった
-
北大路京 ...
自由詩
4
13-10-9
若い頃の苦労が役に立っていない
-
北大路京 ...
自由詩
7
13-10-9
怒りに負けて
-
八男(は ...
自由詩
4
13-10-9
寒露踏む幼子の影カレーパン
-
北大路京 ...
俳句
4
13-10-8
スパゲティ長めに茹でて寒露の日
-
北大路京 ...
俳句
3
13-10-8
他人のせいにして生きていくことを決めたアイスコーヒーの氷が冷 ...
-
北大路京 ...
自由詩
5
13-10-8
蚊を叩いて折れた骨がある
-
北大路京 ...
自由詩
6
13-10-8
悪い人間を演じるのが下手
-
北大路京 ...
自由詩
3
13-10-8
卍琉九卍_リリック!!
-
卍琉九卍
自由詩
2
13-10-8
『死』
-
yamadahifumi
自由詩
2
13-10-8
美しき村
-
ヒヤシン ...
自由詩
9*
13-10-8
戦うということ
-
ヒヤシン ...
自由詩
12*
13-10-8
邂逅
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ただのみ ...
自由詩
25*
13-10-8
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