雨上がりの星空
吉岡ペペロ
あのときぼくは
きっと捨てられたんじゃない
疲れることから
自由になりたがられただけだ
だから悲しくも
そのほかの感情もなんにもない
頬を撫でられながら
夜の点々を見つめていた
にじむような微風が
雨上がりの星空に吹いていた
あのときぼくは
きっと捨てられたんじゃない
疲れることから
自由になりたがられただけだ
だから悲しくも
そのほかの感情もなんにもない
自由詩
雨上がりの星空
Copyright
吉岡ペペロ
2012-12-18 01:26:05