通り過ぎた町の窓をあけてゆく

すでに知っている町なのに

待ち遠しかった


通り過ぎてしまってから

言いわすれた言葉をくちにする

すでに知っていた言葉なのかもしれない ....
言葉を持っている以外
何も持たない僕だから
何も持たない者の軽やかさで
今日も僕は舞うよ
今日の青空は
普段より青かったよ
これは事実だよ
何も持たない僕だから
せめて一冊の詩集だけは ....
柿干すや三日月よりも細き月 風水を信じて寝るや吊るし柿 妄想の多い恋バナ十三夜 押してないのに鳴った マニア同士にしかわからない笑みを見ている 黒光りのレコード盤が  
プラスティックケースの中で  
いつまでも、廻ってる  

ゆーるりるりるーゆーるりるー…  

傍らに立てかけられた  
紙のブルージャケットの  
ソニー ....
割り箸を割らずに食べた 嫁が帰ってきたらブザーが鳴る仕組み考えている おめでとう

うれしいよ

からだじゅうきぼう

あふれだしてる

ふくらんでいる

えらかったなあ

よかったなあ

いとしいよ

しがみつきたいよ

なみだがな ....
森の向こうから音がする

ボールの蹴る音
グラウンドを走る音
かけ声に混じって吹奏楽の演奏が始まる
たくさんの若い息吹が一つになって
風に乗り
私の耳の奥まで響かせる
純粋で静かに心落 ....
  その日、
  蝸牛はコンクリートの塊のうえで
  止むことをしらない陽の光の歌をきいていた
  雨の降らない季節に彼らがどこにいるのか私にはわからない



  あなたの稲穂 ....
通夜終えて遅い夜食や銀河団 教えてない昔話をオウムがしゃべっている 先立つ不幸をお許し下さい 喪主が面倒でさぁ 赤が
私の内側を流れる赤が
情動をまとった哀しみと孤独が
今日も私の全体に行き亘る

赤は
私の内側を流れる赤は

などと

恰好つけて書いてはみるものの
詩人と呼ばれたい私 ....
温泉なんだな、これが
ふーっと、犯りたくなる
女といういきものは
女である
ただそれだけで
おいらたち男なんかより
はるかに、とてつもなくはるかに美尻

犯った、とおもったときに
犯 ....
人を助けられるんじゃないかという傲慢な思い込み
人を助けたいという自己満足の卑劣な思い込み
人は助けられたいんじゃないかという子どもじみた思い込み
人は助けることは出来ないんじゃないかという透徹 ....
やさしくなるにはね
悲しみを憶えること
傷つくことを怖れないこと
からだの痛みではなく心の痛みを知ること
辛さや苦しさや淋しさから逃げないこと

そんなことをだれもが抱えていると想うこと
 ....
私の心の広い平原
火山も崖ももう今はなく
寂しいような暖かいような
みんなみたいな心
みんなみたいな私

凍ったコーラを取り出して眺める
コーラは血だろうか
コーラは精神だろうか
凍 ....
この無量のポエジーを
どう表現しよう
表現しても
表現しても
表現し尽くせない
それが「詩情」
ポエジーは秋の空を
駆け上がり
駆け巡る
名も知らない鳥の声が
私の詩情をかきたてる ....
君に語りかけるように

僕は僕に語りかけよう

まるで、君が存在するかのように

僕は僕を存在させよう

音楽は一つの神聖なリュート・・・

音楽は一つの失われた天啓・・・ ....
澄み切った青い空の真ん中で
誰かがきっと泣いている

私はいつも測れずにいる
空想の両手を天秤にして
小さくついた溜息と
少しだけ擦り切れてしまった
透明な羽毛の内包する
輝くよう ....
体温計脇に挟んでとる夜食 オクターブ届かぬ指やショパンの忌 誰に提出するでもない反省文書いている 君が見る花は綺麗でありますように綺麗な花でありますように フック船長のフックの部分で痒いところ掻いている いらいらしたら

わすれられる

いらいらしたら

わすれられる

いらいらしたら

つめたくなれる

いらいらしたら

わすれられる

いらいらしたら

わすれら ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5183)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
通り過ぎる窓- 梅昆布茶自由詩20*13-10-22
軽やかに- 渡辺亘自由詩113-10-21
柿干すや三日月よりも細き月- 北大路京 ...俳句413-10-21
風水を信じて寝るや吊るし柿- 北大路京 ...俳句113-10-21
妄想の多い恋バナ十三夜- 北大路京 ...俳句113-10-21
押してないのに鳴った- 北大路京 ...自由詩513-10-21
マニア同士にしかわからない笑みを見ている- 北大路京 ...自由詩113-10-21
ちぐさにて__- 服部 剛自由詩11*13-10-21
割り箸を割らずに食べた- 北大路京 ...自由詩313-10-20
嫁が帰ってきたらブザーが鳴る仕組み考えている- 北大路京 ...自由詩913-10-20
あふれだす- 吉岡ペペ ...自由詩613-10-20
森の音楽- 灰泥軽茶自由詩813-10-19
陽の光の歌- 草野春心自由詩513-10-19
通夜終えて遅い夜食や銀河団- 北大路京 ...俳句213-10-19
教えてない昔話をオウムがしゃべっている- 北大路京 ...自由詩1113-10-19
先立つ不幸をお許し下さい_喪主が面倒でさぁ- 北大路京 ...自由詩513-10-19
私の赤- nonya自由詩17*13-10-19
美尻の効用- 草野大悟 ...自由詩2*13-10-18
思い込み- 杉原詠二 ...自由詩3*13-10-18
やさしさと呼ぶもの- HAL自由詩8*13-10-18
- 杉原詠二 ...自由詩3*13-10-18
表現しても_表現しても_表現し尽くせない- 渡辺亘自由詩113-10-18
ふたりぼっち- yamadahifumi自由詩213-10-18
金木犀の祈り- 夜乃 こ ...自由詩13*13-10-18
体温計脇に挟んでとる夜食- 北大路京 ...俳句513-10-18
オクターブ届かぬ指やショパンの忌- 北大路京 ...俳句113-10-18
誰に提出するでもない反省文書いている- 北大路京 ...自由詩813-10-18
君が見る花は綺麗でありますように綺麗な花でありますように- 北大路京 ...自由詩413-10-18
フック船長のフックの部分で痒いところ掻いている- 北大路京 ...自由詩713-10-18
つめたい月- 吉岡ペペ ...自由詩913-10-17

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