その時、私には見えたのだ。
彼の繊細なすべての指たちから薄く透き通った白い糸が出ているのを。
彼は己のリズムに体をくねらせて、黒い母体の敏感な部分に触れているのだ。
そしてその彼の指は決して ....
森に囲まれた白い家の個室で私は私の感性を解放する。
それらのうち、あるものは壁に反響して部屋中を駆け巡り、
あるものは開けた窓から外の空間へ抜けてゆき、そしてこれが一番厄介なのだが、
そのど ....
今日は
久しぶりの休みだが家賃の振り込みやら
することたくさん
洗剤もなければ砂糖もない
あの店この店買いものに行かなくちゃ
髪はぼうぼう
お茶パックもそういえば
あっ免許更新に行かなく ....
 
土曜日の昼下がり
カーテンを干す

まどろむ僕を横目に
酸素を目いっぱい吸い込む彼女は 

手を広げて
大げさな素振りをする

揺らめくカーテンは
彼女の頬を掠め

無邪 ....
帰り道
行く道
いくつもの子供たちが
近づくものを拒んでいる



山の手線は今日も
我を忘れて 走りだす
過去も未来もなくさせられた
どこへ 行くのか


いつも目に ....
めまいがする

にじんでいる

なみだがとまらない

さけびたいのに

おれのせいなのに


こころなんて蟻さ

きよらで柔らかな生き物に

知らぬまに踏み潰されている
 ....
生まれたばかりの子に気を使わせている 「社交辞令ですが」と前置きした 君の浮気相手によろしく伝えました ぼんじゅーる

はろー

こんにちわ


こころたちを

じぶんにわきおこる感情よりさきに

感じるんだ

受け取るんだ


ぼんじゅーる

はろー

こんにちわ
搾りだした言葉と色
空に舞い
螺旋状に登っていく
あちらではシャボン玉
ただよい
ただ酔い
宵へと破れる
朝日夕陽星空
月明かり
新月
夜から朝へ
繰り返し
繰り返し
梟が鳴 ....

ひたすらに赤
ぐわわっと
縦にぶちまけた
線をひくように
ただ飛沫が四方に遠くはねるように
強く強く
身体の中にある赤
アスファルトに
ぶちまけるわけにはいかないから
もう一度 ....
すべてが手に入るわけではないから、
わたしは願いました
すべてほしいとは思わないから、
わたしは願いました
ひとつだけでいいと、
ひとつだけ
それを、くださいと
けれどあなたはくれました ....
この人間社会で 僕達はたった二人猫だった
その学校なら猫でも入れるというから
僕は早速転入したんだ
それが出会いだったのだけれど
だけれど クラスメイトは犬ばかり
僕ら二人とも やかましく吠 ....
なぜ夜があるのでしょう
それは星をみるため

星ってなんなのですか
それはいのちです

それが証拠に
こんなにも胸がゆれて
いつのまにかこたえが届いている

かみしめることで
あ ....
眩しく光る太陽は
喚起ばかりの痛手
仏桑花の花咲いた

日は刻々と過ぎて
暮れては明け行き
向日葵は微笑んだ

何事もないように
見た目には淡々と
大きな首は揺れる

太陽が眩 ....
高原に風がそよぎ、象徴の塔の輪郭を撫ぜる時、
私の感覚はあるひらめきと邂逅する。
詩作の種は私の心に蒔かれ、芽を出すのを静かに待つ。
風がその種を遠くに運んでしまわないように見守りながら。
 ....
素晴らしい朝が来た。私は心から生を満喫する。
創造の苦しみから解放された輝ける朝。
鮮やかな緑もたおやかに流れる川のせせらぎも私に優しく、
一杯の珈琲に込められた生の息吹に歓喜する。

 ....
明け方にふと目を覚まし手を伸ばす者は何かを掴むだろう。
ささやかな朝食の後、テラスに出て森の香りを浴びる者は何かを得るだろう。
アンニュイな午後、そよぐ風にその身を晒す者は何かを感じるだろう。 ....
一度も私のものだったことがない君を
果てしなく喪いつづけている
その喪失が胸に生む波紋の美しさに
{ルビ彩=あや}なす言葉でうたわずにはいられない
象の柄の蓋をしている赤い色の練り香水、
透明の香水。
「ありはしないと思いながらきらり」
アラウンド・フューチャー。

ジャスミンの効能を数え上げて寝て死んで起きると朝、
(思い出さない) ....
腹を割って本音を口にしない ひとりごとを聴いている耳がある ピンポンダッシュのおかげで捕まえられた 愚かで
弱くて
憎くて
大嫌いで
醜くて汚い
でも
賢く
強く
愛しかなく
全てが好きで
美しくどうしようもなく綺麗
そんな当たり前のことを
ある日
誰もがふと気づける可能性 ....
ピアノの純音が美しければ美しいほどその裏には胸の張り裂けるような悲しみがある。
人は誰しも悲しみを背負っている。それは白鳥の慟哭にも似て。
力強くシャウトする歌声の陰には壮絶な人生がある。
 ....
天空を羽ばたく鳥のように優美で大胆なインプロヴィゼーション。
限りなき才能の泉から清水が次から次へと溢れ出ている。
もはやとどまることを知らない感情の洪水は
我々の乾いた喉を潤し、大河へと流 ....
どろどろの社内政治や夏日傘 からっぽの部屋でパンクする お楽しみ会を楽しめないでいる
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5183)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
創造する者- ヒヤシン ...自由詩4*13-7-30
感受性〜生まれ持っているもの- ヒヤシン ...自由詩6*13-7-30
今日すること- 灰泥軽茶自由詩513-7-30
天使が居た- ニワコ自由詩4*13-7-30
涙の路地- 番田 自由詩313-7-30
こころなんて蟻さ- 吉岡ペペ ...自由詩813-7-30
生まれたばかりの子に気を使わせている- 北大路京 ...自由詩613-7-30
「社交辞令ですが」と前置きした- 北大路京 ...自由詩313-7-30
君の浮気相手によろしく伝えました- 北大路京 ...自由詩213-7-30
こころたち- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...413-7-30
インクルワード- 秋也自由詩3*13-7-30
レッドインパクト- 秋也自由詩4*13-7-29
あなたは- 一酸化炭 ...自由詩113-7-29
人間社会でも猫の事務所- Neutral自由詩9*13-7-29
夜がある理由- 朧月自由詩413-7-29
インドの憂愁・・・- tamami自由詩513-7-29
高原の風- ヒヤシン ...自由詩7*13-7-29
今、再び。- ヒヤシン ...自由詩3*13-7-29
詩作- ヒヤシン ...自由詩2*13-7-29
- 塔野夏子自由詩9*13-7-29
フューチャー- 榊 慧自由詩413-7-29
腹を割って本音を口にしない- 北大路京 ...自由詩613-7-29
ひとりごとを聴いている耳がある- 北大路京 ...自由詩1013-7-29
ピンポンダッシュのおかげで捕まえられた- 北大路京 ...自由詩113-7-29
ヒト- 秋也自由詩2*13-7-29
自分次第の人生- ヒヤシン ...自由詩6*13-7-28
精神の頂を掴む手- ヒヤシン ...自由詩3*13-7-28
どろどろの社内政治や夏日傘- 北大路京 ...俳句113-7-28
からっぽの部屋でパンクする- 北大路京 ...自由詩413-7-28
お楽しみ会を楽しめないでいる- 北大路京 ...自由詩413-7-28

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