ある事も
無い事もさえ
責任を
被らす上司に
そっと唾吐く

新月の
浮かぶ夕べに
酔い酔いて
早く終わった
今日の夕暮れ

その坂を
昇りつきたる
我が家には
ビーフシ ....
怨みや瞋りや憎しみを乗り越えようとするなら
相当な覚悟が必要だ
それには
相手を尊敬するしかない
相手に感謝するしかない
君のお陰で私は強くなれた
君のお陰で私は優しくなれたと
先生は言 ....
言葉でにぎりこぶしを作らないよう
ひらいて ひらいたら
ひとりごとが蝶々になって
くらりくらり とんでった


書いても書いても
何ひとつ
まっすぐ飛んでは行かないね
寄り道したり  ....
カラオケで踊ってくれたPerfume思い出して急に寂しくなった

愛してると僕ばかりが言って 君は返してくれない

  雪だるまのクリームパン 2割引きになってる
  君からの電話がない ....
サンタへの手紙十一月の山 体は腫れ上がり冷え切っている
のに
魂は熱く燃えている
のが解る
俺はオマエを欲し彷徨う獣ノイズ
いよいよ遠退くオマエを
この世界の地平で

酸素だけでは生きていけない
 オマエは澄 ....
彼は砂漠を彷徨いながら
星空を眺めた
あまねく飢えた人々のために
彼は巡礼を重ねていった

それをアジアでは
菩薩行という

石を投げられ
杖で叩かれても
彼はけっして諦めることは ....
細胞を解剖してみたら
電子の奥に宇宙を観た
巨大な世界の果てを知り
微細な宇宙を知ったいま
ぼくは永遠の生命体に慄き
摩訶不思議に埋没する

果てしない命を奪いながら
生きている矛盾に ....
立ち上がれ 立ち上がれ
それぞれが重荷背負ったその肉身
骨格軋ませ筋肉収縮させ

この世で開放されんとする意志なければ
あの世でも人はただ眠り込むのみ
神の与え得る力すら余りに微弱

 ....
世界で何番目かに高いクリスマスツリー
去年は誰と見ていたっけ
君だって誰かと見上げていたんでしょ

さっきエスカレーターで
すれ違ったのは昔愛した人
もうすぐこどもが生まれそうだった

 ....
鍵穴を覗くと
真っ暗です

わたしにとっての鍵穴は
鍵穴にとってのわたしは
見えずともよい間柄
なのでしょう

互いが
そこに
在ることを知ったうえで
見えずともよい間柄 ....
あなたの瞳は
地球ほど小さい
渦巻く星の雲浮かべ
光に濡れる黒い華

――めぐすり ひとしずく

恩恵とは湧き上る涙
乾いた世界に満ちて溢れるもの 

柔らかく羽ばたいた
ひとつ ....
岩山の岩壁の岩棚に
産み落とされたぼくは
産声もあげず
銀の龍に鷲づかみされてしまった

遠い記憶の底

あれから言葉など誰も教えてくれなくて

ぼくは誰とも話などしたことは無い
 ....
頬をつたって
涙は

地面へ落ちる

落ちながら、砕ける、
落ちて、
砕ける、

その

砕けたしずくに映るのは
砕けた我が身に
あらず

砕けたしずくに映るのは ....
この街は寒いのに 雨を雪に変えない
小さい傘を君にさして僕は濡れてしまう

クリスマスツリーの点灯は君との別れの時間
またねと改札を抜けていく 一度も振り返らずに

雲の上には眩しいほどの ....
いつのまにか森は黄に染まり
陽射しに浸され黄金いろ
黄金に小刻みに揺れ輝く
空気が違う、匂いが違う
落ち葉と迫る冬のコンチェルト
秋と冬が衝突し合い絡み合い
発光しながら溶解する

静 ....
 高原の爽やかな風が私を撫ぜる。
 あなたと過ごしたあの夏は過ぎ去った時の上に浮かんでいる。
 ぽーん、ぽーん。
 冬が来たのだ。

 定宿に置いてきた古皮の手帳にはあの頃の私の言葉が並 ....
ラパパンパン
ラパパンパン

世界はラパパンパン
君はラパパンパン
僕にもラパパンパン

出会いはラパパンパン
大切なラパパンパン
友達とラパパンパン

愛してラパパンパン
朝 ....
もう二度と歌は歌わない
そう決めたのは
合唱コンクールの練習の時
隣の子がクスッと笑ったから
以来本当に僕は歌を歌わなかった
音楽の時間は口パクで通したし
歌のテストの日はズル休みをした
 ....
歩き、走り、止まり、戻り
止まり、走り、歩き、戻り
走り、歩き、戻り、止まり
歩き、戻り、止まり、走る
肩で風切ろうとしたら亜脱臼 狡猾であり
幼稚でもある
すべては悲しく美しい
そう
狡猾であり
幼稚なのだ

幾日も 
幾年もかけて
日が沈む
その終末の真っ赤な空を
眺めては小さな飴を頬張るように
感慨に ....
きみの腕の湾曲に身をゆだねてた UFOみたいにさみしいかたち


ひだまりの造花の庭で三輪車が錆びていくのをみつめていたね


てのひらがちいさいとこぼれおちていく色とりどりの ....
おまえの国をつくれ

おまえの国の国歌を唄おう

いっしょにおまえの国歌を唄おう

オレもいっしょにおまえの国歌を唄おう



おまえの国をつくれ

おまえの国の国旗を振ろう
 ....
ラッキーワン
ラッキーツー
ラッキースリー
ラッキーフォー
ラッキーファイブ
ラッキーシックス
ラッキーセブン
ラッキーエイト
ラッキーナイン
ラッキーテン
ラッキーイレブン
ラ ....
言葉の森に悩み
その入り口に分け入ると
そこは精霊たちの庭だった
ぼくは言葉を失くし
心の動きがなくなってゆく

言葉を失ってしまった

もう悩むことなどは無いと願う
樹間から空に向 ....
ヨラさんは小児麻痺だった
ヨラさんはよく笑った
ヨラさんはそのたび涎を机に垂らした
ヨラさんは頭が良くてクラスでいつも1番だった

僕はヨラさんを笑わせるのが好きだった
僕はヨラさんの涎を ....
「自分に味方しないものは敵だ」
という考え方と

「自分に敵対しないものは味方だ」
という考え方は

同じようでいて ずいぶん違う

生まれつきの敵も味方もいやしない

パレスチナ ....
つばさ候補生たちは
まだ知らない

おのれがためのつばさには
成り得ぬおのれであることを
知るはずもない

つばさ候補生たちは
まだ知らない

他人がためのつばさにならば
 ....
無音の夜
食卓を引き

白い骨壺
カタカタ鳴る

「寂しいのか」と尋ねると

無音の夜
ますます深く広がり

足許カタカタ鳴り響く白い骨壺
不意に亀裂走らせ粉々に

沈 ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5160)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
白暮- レタス短歌2*15-12-15
無題- 渡辺亘自由詩115-12-15
ひらがな- 豆腐小僧自由詩515-12-14
雪だるまのクリームパン- 北大路京 ...自由詩1215-12-14
サンタへの手紙十一月の山- 北大路京 ...俳句115-12-14
裸魂懇願- たけし自由詩615-12-14
伝説の人- レタス自由詩215-12-11
人体宇宙- レタス自由詩615-12-11
病床激痛- たけし自由詩5*15-12-10
あのツリーが世界一高かったとしても- 北大路京 ...自由詩715-12-10
鍵穴- 千波 一 ...自由詩415-12-9
めぐすり- ただのみ ...自由詩16*15-12-9
仙境- レタス自由詩515-12-8
砕けたしずく- 千波 一 ...自由詩315-12-8
雲の上には眩しいほどのシリウス- 北大路京 ...自由詩1315-12-8
森宇宙- たけし自由詩10*15-12-6
進歩する日々- ヒヤシン ...自由詩8*15-12-5
ラパパンパン- 北大路京 ...自由詩515-12-2
歌はもう歌わないと決めたけど- 夏美かを ...自由詩36*15-11-25
一生- リィ自由詩2*15-11-23
肩で風切ろうとしたら亜脱臼- 北大路京 ...川柳215-11-23
笹船に乗った自己愛- ただのみ ...自由詩11*15-11-23
優しい世界- しろいろ短歌6*15-11-22
おまえの国をつくれ- 北大路京 ...自由詩415-11-22
ラッキーナンバー- 北大路京 ...自由詩815-11-22
迷路- レタス自由詩215-11-22
ヨラさん- たけし自由詩9*15-11-22
どっちにもなる気はない- ただのみ ...自由詩17*15-11-18
つばさ候補生- 千波 一 ...自由詩215-11-18
夢現- たけし自由詩7*15-11-18

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172