レゴ製のバベルの塔が崩される父の上司の娘によって 薄暗い部屋の奥に、
くすんだ肌色の布が掛けられた祭壇が設置され
(段の上には、
大小無数の古びた細長い金属製の小物類が重ね置かれている)
そのすぐ向こうの仕切り障子窓は、
両端がわずかにあけ ....
 嘘を重ねるたび丘の雲は地表を露わにする。
 それはどうにもならないくらい現実で
 自分の歴史の中の恥を上塗りしてゆく。
 自責の念は何の解決にもなりはしない。

 穏やかな音楽も今は音 ....
武器としてとんがりコーン指にはめやけに激しい風が吹いてる 帽子から飛び出すはずの鳩でしたやけに激しい風が吹いてる 黄色いシーソーが二つ
同じ方を下げて
ならんで寝ころぶ恋人同士みたい 

ブランコも二つ
風にほんの少しだけこぎ出して
仲睦まじそう

のっぽの滑り台はひとり
空を見上げている 雨が ....
パソコンに向って
キーボードを打っていたら
ブ~~~ン
という音が聴こえてきた
蚊か?
気づいた時にはもう遅い
手と足と三ヶ所 刺された後だった
痒い 痒いと掻きむしりながら
蚊の気配 ....
中学生の頃のよう
なんとも言えぬ息苦しさに耐えてます
あの頃もてんかん発作に怯え
呼吸のしかたが分からなくなりました
あれから十年以上たったのに
今はがんが怖くなりました
いいえ、ずっと怖 ....
さらさらと
霧雨がふり
渡すのは
銀砂のような
きみの頬笑み

窓越しに
銀の雨降り
珈琲の
苦さに映る
君の面影

てのひらを
静かに濡らす
銀の雨
微かに過ぎる
 ....
ワガママをみじん切りするキッチンに誰も入れぬ結界を張る テコテコ歩く犬
テコテコ歩く祖母
織姫と彦星を横目に
犬のうんちは持ち帰る
太陽が西の地平に傾き
 雲の切れ間から橙の光の一筋を放つとき
 それはわたしの心を
深い余韻を以て響き照らす

わたしの魂は
追いかけても追いかけても届かない懐かしさと憧れに溢れ震え
永 ....
金田一少年がいるコナンいるやけに激しい風が吹いてる 壇蜜を小脇に抱えヘリで去るやけに激しい風が吹いてる 生きている僕達は時に包まれ
昨日今日明日を生きられる

死ねば時はなくなり
何が僕達を包んでくれる?
 四季の巡り会わせに机上の万年筆は時を刻む。
 古びたノートから溢れてくる言葉達は
 オルゴールの音色と共に空間に放たれる。
 胸躍らせた他人の言葉に思い出が宿る。

 雨に濡れた紫陽花 ....
 活火山の麓の村より我が半身 便りを寄越す。
 初夏の訪れより早く来るが良いですよ。
 ヴァイオリンのたなびく村はここです。
 フレームに収まらない風景はここです。

 屋根裏でチェロを ....
ホットする引出し

3時に引出し

お菓子を引出し

ホットする

夢の引出し

6時に引出し

鞄を引出し

夢が膨らむ引出し

ホットして癒される

心のビタミ ....
精神と時の部屋を使ったのに夏の宿題まだ片付かず 言葉はなぜあなたにつたわるのだろう
あなたの脳内で維持されている
概念に呼応する音声あるいは文字列を

話し手と聞き手が相互にいれかわりながら
違和もさしてなく理解できる不思議

中国の ....
海が広がっている
どこまでも
広がっている

ゆっくりと
波立ちながら
幾つもの筋を刻み
奥まっていくその生動

水平線に凝縮する濃紺を
雨空の灰白に際立たせ
のたりのったり
 ....
引いてダメなら押せ
押してダメなら引け
それでもダメなら持ち上げろ
そうすれば道は開く
いまさらデューク更家のウォーキングやけに激しい風が吹いてる プラセボ効果なく弱冷車は弱冷車 袋開けたばかりのポテチが湿っている 雨止まずマッチ箱の家 ギャルみこしオールスターに踏まれたいピンヒール履き騒いで欲しい 祈り続けよう
私が人間性を取り戻すまで
祈り続けよう
私が歓喜を取り戻すまで
今言葉は意味の枠を超え
蒼い虚空へと翔び立つ
私の害を超え
私の憎しみを超え
私の苦しみを超え
人間性は ....
双子だった祖母方のまたいとこはすこし胸が大きい
潤んだ神秘的な瞳は深くて
同い年なのに
大人に見える
意味深な暗号のように念仏がくりかえされるなか
むかし いっしょに あそんだはず ....
 
 
水のない駅でした
蝉の音がしました
産まれた日もあやふやなままに

服の端が揺れて
私たちは何か話をしました
並んでいました

指を伸ばせば届きそうなほど
影になるとすべ ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
レゴ製のバベルの塔が崩される父の上司の娘によって- 北大路京 ...短歌415-7-10
境界域- たけし自由詩1*15-7-9
疼き- ヒヤシン ...自由詩11*15-7-9
武器としてとんがりコーン指にはめやけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌215-7-9
帽子から飛び出すはずの鳩でしたやけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌315-7-9
雨の日の公園- ただのみ ...自由詩18*15-7-8
【_蚊を殺す_】- 泡沫恋歌自由詩16+*15-7-8
父へ- 川瀬杏香自由詩12+*15-7-7
銀の雨- レタス短歌2+15-7-7
ワガママをみじん切りするキッチンに誰も入れぬ結界を張る- 北大路京 ...短歌615-7-7
テコテコ歩く犬__#poem24- 北大路京 ...自由詩415-7-7
残光- たけし自由詩515-7-6
金田一少年がいるコナンいるやけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌315-7-5
壇蜜を小脇に抱えヘリで去るやけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌415-7-5
抱擁- リィ自由詩1*15-7-5
記憶- ヒヤシン ...自由詩6*15-7-5
追分より- ヒヤシン ...自由詩5*15-7-5
袖机- 佐白光自由詩1*15-7-3
精神と時の部屋を使ったのに夏の宿題まだ片付かず- 北大路京 ...短歌215-7-3
言葉- 梅昆布茶自由詩2015-7-2
最初の海- たけし自由詩4*15-7-2
強引- リィ自由詩3*15-7-2
いまさらデューク更家のウォーキングやけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌115-7-1
プラセボ効果なく弱冷車は弱冷車- 北大路京 ...自由詩215-7-1
袋開けたばかりのポテチが湿っている- 北大路京 ...自由詩215-7-1
雨止まずマッチ箱の家- 北大路京 ...自由詩615-6-30
ギャルみこしオールスターに踏まれたいピンヒール履き騒いで欲し ...- 北大路京 ...短歌315-6-30
虚空- 渡辺亘自由詩115-6-30
血縁- 自由詩21*15-6-30
記憶- たもつ自由詩1115-6-28

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171