いいか、よく聞け
俺達は孤島に残された存在
孤島に残された存在なんだ
俺達は生き残っていくためには
互いに愛し合わなければならないし、助け合わねばならない
今他人を叩いている場合ではないんだ ....
目の前に落ちてきた葉

歩数をあわせて


ぐしゃり


満点

今日もいちにち頑張りましょう
初潮ということばが
海のことばみたいなのはなぜかしら
などと考えていた頃に
おまえの家は紙の家だとからかわれ
わたしは学校へ行けなくなった

わたしは紙のにおいが好きだった
ノートのにお ....
そんなに長いあいだ

怒らないでください

あなたには遊びや友達がいるでしょう

でもわたしには

あなたしかいないのです


銭湯の脱衣所に

犬の十戒と題されたポスターが ....
ことしは少ないような気がする

旅の途中や旅先で

なんかあったのだろうか

それともこの国が

嫌になってしまったのだろうか


なにを感じて渡り鳥

どっちがふるさと渡り ....
わが一歩 一応は一歩進む
道に穴だ 二歩さがる
すこしずらして 一歩進む
空気がない すごすご引き返す
しゃがんで一歩 こっそり出す
いきなり水の中だ 鰓がなくて溺死

科学は日進月歩  ....
ほころび逝く身の上からは
  神経と細胞のだましあいで
       気力が消えている  
  肋骨と腹膜の差し違いで
       弾力が失せている

その上想像力も・・・欠けて
(花 ....
金色のリキュールを注ぎあって
退屈を飲み干しあう

テーブルを囲む笑い声と
つまずく呂律の足し算が
あやふやな足取りを導いて

聴いたことのないステップが
ネオン街を叩いてゆく
大袈 ....
うちのベランダに

よさげな苔が生えている

コンクリートのひびから

もこもここと

ふさりふさりと

緑色からエメラルドグリーンへ

鈍く光っていき

それはなんだかシ ....
ぼくのたいせつなピンナップは

可愛いおんなのこでもなく

こころを満たす風景でもなく

人間たちという
お芋の写真

肉じゃがになったり
カレーに入ったりして
みんなおいしく生きてます

いも堀りっ ....
水たまりに浮かべた
葉っぱの
軽さ


しゃぼん玉を泳がせる
そよ風の
軽さ


羽毛の軽さ
まつ毛の軽さ
この世でいちばん軽いものはなに?


飛んでいく風船
手放し ....
整ったものが
好まれるのだという
篤い信仰のもとに
整えられたツツジよ

応えなくて良い
そのままで

答えてごらん君の
生きてきた軌跡を
どんな色の刃が
君を好んできたのかを
 ....
マーメイドは普通じゃない
マーメイド、夜の海でしか泳げない、
冬は寒いね。
夏がくるね。

マーメイド、弱ってる、マーメイドが弱ってる

泣いている踊り子がいた。
マーメイドは話しかけ ....
壁に吊されて
忘れたいことなどありはしない
色とりどりの画鋲が
それぞれの過去を留める

僕は整理できない
だから
貼っておきたいんだ
伝言板のように
メモみたいな思い出から
 ....
生き方が違えば肌艶も違うよ
生き方が変われば目つきも変わるよ
それとも
肌艶が違うから、生き方も違うの?
目つきが変わるから、生き方も変わるの?
卵が先か、鶏が後か・・・
みたいな話になっ ....
梅雨時になると
もうそろそろかな、と思う

雨上がりの庭で
もうそろそろかな、と思う

君と
言葉を交わしたことはないけれど
君のことは
勝手にトモダチだと思ってるから

カエル ....
同じ格好した仏像さんが二、三十

指の腹で撫でながら

ひょいっとひとつ持ち上げたら

あぁこのおもさがちょうどよい

ひんやりどくどく

てのひらの中から身体の中へ

巡る巡 ....
今宵も夢に見る
真夏の夜の


暗闇と無音だけがある

明日目が覚めたら
日付が変わったら
こうなっていればいいのに

考えると眠れなくなる
この狭いワンルームで
夜中突然鳴 ....
美人にもブスにも無言皐月富士

軸足に体重のせて茄子の花

ケータイが鳴らないままで梅雨入りす

焼酎を焼酎で割り狭い部屋

ビードロに息を吹き込む人魚姫

境内のいたるところに蝉 ....
十年後のことばかり
考えないで

今日のことを
考えよう

なぜそんな簡単なこと
できないんだろう

十年後にも
今日はあるのに
なぜか知らぬが 
私の目の前には 
日々ひとつひとつの穴が、ある。 

この両手に盛ったやわい土で 
一日、ひとつの穴をふさいで 
一歩ずつ、歩いてゆくならば 

ふりかえった背後に、 ....
無限に広がる宇宙の中で 
ぽつん、と浮かぶ青い{ルビ惑星=ほし}。 

星の数ほど今も織り成されている 
それぞれの一日、と 
それぞれの場面、にて 

人と人が目と目を 
あわせ、そ ....
みじかい夜がおわって
きょうがはじまると
君のてのひらがすこししめってくる
青いような赤いような
夜あけまえ

だんだんとあかるくなってくる
あれは
かきあつめた命が
燃えるから
 ....
『俺のものになって』 
本当ならそう言うべきかもしれない 
だけど『俺のものだから』と今ここで宣言する 
告白なんかじゃない 
君の未来を絶対に手離さないから 
約束なんかじゃない 
『君 ....
絵の具の盛り上がりが
分かるぐらいまで
近づいて
どんな風に描かれているか
分析するのは
批評家に任せておいて

少し遠くから
その絵を
眺めてみようじゃないか
絵にはきっと
絵 ....
イタリアの小さな村に住むひとびと

その暮らしを綴る番組が好きだ

素朴で明るいシャンソンがふしぎだ


どこにでもあるような人生など

たぶんないのだろう

ちいさな村に住むひ ....
平和は助けあい、
思いあい、信じあいの
三つそろって
できるもの

平和を思えば

その想いが伝わって
平和が世界に
広がっていく

平和を想って
することは

どんなに小 ....
空から地上を見渡せば
境界線なんてなかろうよ

けれども、
されども、
それなのに、

地上から空を見渡せば
なんでかな
数えきれないほどに黒線で
区切られて仕舞って見えるんだ
レディオヘッドの
KID Aというアルバムは
洗脳系ロックだと
四日風呂に入れていません
今日は入ろうと思います。

感情
感情的
感情的なところが無い
トム・ヨーク
きづめで拡大 ....
たいふういっか

台風一家だと
思い込んでいた頃

台風が去った朝
通学路には
一家が遊んだあとが
残されていた
なぎ倒された空き地の草
折られた柿の枝
おしゃかになった傘
 ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
いいか、よく聞け- yamadahifumi自由詩212-6-25
挑戦- 一酸化炭 ...自由詩4*12-6-25
紙の家- yo-yo自由詩2112-6-25
犬の十戒- 吉岡ペペ ...自由詩812-6-24
ツバメ倶楽部- 吉岡ペペ ...自由詩712-6-24
無駄な一歩か否か- 木原東子自由詩19*12-6-24
風のサイレン(九)- 信天翁自由詩2*12-6-24
新しい夜景- 風呂奴自由詩212-6-24
よさげ- 灰泥軽茶自由詩14*12-6-24
ぴんなっぷす- 梅昆布茶携帯写真+ ...812-6-24
軽さ- 八布自由詩612-6-23
ツツジ- もっぷ自由詩312-6-23
マーメイド- 榊 慧自由詩212-6-22
伝言板- 乱太郎自由詩20*12-6-22
朝露に濡れたような肌艶に程遠く- komasen333自由詩2*12-6-22
勝手にトモダチ- そらの珊 ...自由詩18*12-6-22
蚤市の仏像さん- 灰泥軽茶自由詩11*12-6-22
0:00- Neutral自由詩3+*12-6-21
俳句2012_6月中旬- 北大路京 ...俳句12*12-6-21
十年後- 小川 葉自由詩512-6-21
道_- 服部 剛自由詩6*12-6-21
夢について_- 服部 剛自由詩1*12-6-21
夜あけ- はるな自由詩2312-6-21
運命の刻印- 文字綴り ...自由詩1*12-6-20
名画- 花形新次自由詩712-6-20
人生の振り子- 吉岡ペペ ...自由詩512-6-20
平和は…- つきひか ...自由詩112-6-20
No_Border_?- なきり自由詩112-6-20
金をもって走れ- 榊 慧自由詩412-6-20
台風のあとで- そらの珊 ...自由詩3012-6-20

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