どしゃ降りがトゲトゲにした海原を優しい風が静かに寝かす
母の手を握り階段一歩ずつ降りる子供の足の小ささ
球音を聞く度ひどく甦る九回裏に打たれた悪夢
空が青い理由を君の口からもう一度聴きたい
「愛してる」は言わなくていい
空の秘密を教えて欲しい
青春を連れてきた人の睫毛が長い
いつまでも僕の未来に君がいますように
空に一番近い場所をあげる
誰にも言えない恋 次会える日もわからない
忘れないあなたの瞳 忘れないあなたの体温
いつまでも君の未来に僕が ....
屋根を叩く雨がやみ
木の葉の触れ合う音に換わる
近くで車のドアが閉まり
ガレージのシャッターが
じわじわと上がる
子どもたちが
何か言い合いながら通る
窓があいているので
はっ ....
朝顔の種こぼれたよ猫が鳴く
路地裏に秋を届けて落し物
みえなくてみようとすると秋逃げる
木漏れ日に老後知らない秋の蠅
コーヒーの薫りで帰る五年前
きょ ....
秋のはじまりの朝は
意地悪なひとのようにつめたい
鈴むしがどこかで鳴いてます
ぼくはきょうも
きみのことがすきで
気持ちはかたちをくるくる変えます ....
薔薇に酔う少年の肩痩せていく鎖骨に溜まる雨がワインに
うるせえようっせえよって言う声も聞こえなくなり冬の蝉死ぬ
きりんさん天狼とってくださいなNASAのひとには話ついてる
空より広い君の存在 鳥が飛んでいる
長い髪も短い髪も君の髪
愛したい手も 握りたい手も 君の手
「老いぼれて皺だらけに成る前に死にたいの」
君は言う
「そうなる前に消えたい」
ただ寂しいだけ
もしも幸せが花と同じ仕組みなら
永遠が来る前に枯れてしまうから
種のまま隠しながら持ち続ける ....
泣くのをがまんさせてごめん
関係ないことを喋りながら
ぼくは心のなかで祈っていた
日本の裏側で
経験している
フクシマのことを
弁明している
世界が他人が ....
130906
五重にお取り下さい
と聞こえたので
5枚頂いたところ
白い目で睨まれた
翌日は
....
餞別のように落ちる薄い黄金色
夕暮れの中、分かれ道で向き合う
明日の約束はしない
それは暗黙のうちに行われるもの
実際に小指を絡ませて約束しても
安心には繋がらない
ま ....
喪失のなかでひとは生きている
窓辺にふたり浮かべている
代替えにもならない日々を
地球のうえを歩いたりしている
今日いちにち
悲しいことはなかったろうか
タクシーに乗るために
生まれて ....
電動ミルで挽きたてのコーヒー 泡立つ表面が少しずつ収まっていくと
マグカップには雲の浮かぶ真っ暗な夜空が映しだされた
私の唇が音をたてないようにゆっくりと雲をすすっていく
そのまま月と愛の誓いを ....
空に大穴があいていて、そこから誰かがのぞいている
糸を垂らすなら
おまえもこっちにこいよ
残暑なんてあっという間
待たされるのは春くらいなもの
きょう雨はやわらかな御手
緑深い山々のあたまを撫でている
天はやさしく言い諭す
まるで母親のように
さあ片付けを始 ....
ご祝儀は888円末広がりで縁起いいでしょ
秋灯や漢字テストのマルとペケ
兎なら死ねてた
ふっかつの呪文 メモらされている
死に続けている人を
思い出したり忘れたりしながら
生き続けている人を
遠ざけたり近づけたりしながら
空にカーテンを引いたら
みんな 夢を見なくなった
星の明かりも 眩しい朝日も
厚い布地に遮られて 広大な密室の中で
息を詰まらせていく 人々の 心の息付き
飛行機が飛び回り
打ち上 ....
それは 白い、暗い
水のような
(いえ、湖)
奇妙な、安らかな、
欠落で
なめらかに隆起したそれを、
両手でささげ持つようにして、
人びとは
名前をつけた
それが
何だ ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト
(5160)
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日付
どしゃ降りがトゲトゲにした海原を優しい風が静かに寝かす
-
北大路京 ...
短歌
5
13-9-8
母の手を握り階段一歩ずつ降りる子供の足の小ささ
-
北大路京 ...
短歌
5
13-9-8
球音を聞く度ひどく甦る九回裏に打たれた悪夢
-
北大路京 ...
短歌
1
13-9-8
空が青い理由を君の口からもう一度聴きたい
-
北大路京 ...
自由詩
6
13-9-8
青春を連れてきた人の睫毛が長い
-
北大路京 ...
自由詩
4
13-9-8
いつまでも僕の未来に君がいますように
-
北大路京 ...
自由詩
3
13-9-8
秋の音_(詩人サークル「群青」9月のお題「音」から)
-
Lucy
自由詩
7*
13-9-8
五年前_(六句)
-
もっぷ
俳句
5
13-9-7
まる・さんかく・しかく
-
草野春心
自由詩
4
13-9-7
薔薇に酔う少年の肩痩せていく鎖骨に溜まる雨がワインに
-
北大路京 ...
短歌
4
13-9-7
うるせえようっせえよって言う声も聞こえなくなり冬の蝉死ぬ
-
北大路京 ...
短歌
3
13-9-7
きりんさん天狼とってくださいなNASAのひとには話ついてる
-
北大路京 ...
短歌
3
13-9-7
空より広い君の存在_鳥が飛んでいる
-
北大路京 ...
自由詩
2
13-9-7
長い髪も短い髪も君の髪
-
北大路京 ...
自由詩
3
13-9-7
愛したい手も_握りたい手も_君の手
-
北大路京 ...
自由詩
8
13-9-7
エーデルワイス
-
ボトルシ ...
自由詩
4
13-9-6
日本の裏側で
-
吉岡ペペ ...
自由詩
2
13-9-6
ご自由にお取りください
-
あおば
自由詩
16*
13-9-6
「逆光」
-
桐ヶ谷忍
自由詩
7*
13-9-6
喪失のなかで
-
吉岡ペペ ...
携帯写真+ ...
1
13-9-6
ブルーマウンテンの夜空
-
Neutral
自由詩
7
13-9-6
大穴
-
佐藤伊織
自由詩
4
13-9-5
見送るだけ
-
ただのみ ...
自由詩
18*
13-9-5
ご祝儀は888円末広がりで縁起いいでしょ
-
北大路京 ...
短歌
2
13-9-5
秋灯や漢字テストのマルとペケ
-
北大路京 ...
俳句
2
13-9-5
兎なら死ねてた
-
北大路京 ...
自由詩
7
13-9-5
ふっかつの呪文_メモらされている
-
北大路京 ...
自由詩
5
13-9-5
ここにいる
-
健
自由詩
2*
13-9-5
空にカーテン
-
まーつん
自由詩
12*
13-9-5
女
-
はるな
自由詩
4
13-9-5
1
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