パワーストーンの店に不幸が続いた 人間から動物になる予定のボクと
猫や犬から念願の人間になる彼等とは
所詮話が食い違った
それでもお互いの持ってる情報が欲しかったので
仕方なく休み時間は彼等とともに過ごした
ねぇ…聞き難いん ....
細長く林檎の皮剥いて食べない あさきゆめのように ひとつ星  
だきすくめられ 星めぐり
ゆめのなかには 花めぐる
はなれていても
ちかくにいても なにひとつ かわらず
こころの中に 花は咲く


ゆめ ....
最近私は夜毎

生の人参一本齧っている

皮を剥いて縦に七等分ぐらいに切って

何もつけずに無心に齧り咀嚼する

生ゴミのような味のときも

柿のような淡い甘みのときも

ジガ ....
担架の中で目を覚ます
運ばれる直前の
記憶が定かではない
どこで何をしていたのか
今日がいつなのか
答えられない
なぜかはわからない

倒れるということは
命のともし火が消える
手 ....
どんなに衣服を纏っても
温かい血が流れてなければ
あなたは爬虫類のように
笑うことすら覚束ない

どんなに体を洗っても
心の色は顔に出る
何処からともなく漂う腐臭は
消す術もない

 ....
魔法の教科書に宇宙船のパラパラ漫画 この雨が四十一度であったなら裸にシャボン蛙はうだる

いたるところにまち針をしるしておけば明日はそこから

淡い虹ふりむけばもう消え失せてことごとく逝く春も逝く

下敷きに静電気下書きに尖 ....
ジョウロを持って
庭先に立っていると
植木鉢の間から
ヒョイと小さな顔を覗かせる
私と目が合った瞬間に固まった

キミと出会うのは
今日で何回目だろうか
植木鉢の森の住人さん

太 ....
 
あたいは泣かない

全身全霊をもって感情を押し殺す

空が泣くまで、ぜったい泣いてやらない



 
  耳のなかから歯が{ルビ一片=ひとかけ}こぼれてきた
  それを拾い洗面所に行き鏡で自分の口のなかを見ると
  欠けている歯はひとつもなかった
  歯は依然わたしの手のなかにあった
 ....
鼻をさ、ずーって吸うと、宇宙にいるみたいだよね。

少年はぽわんとした目をして、
さも気持ちよさそうに鼻をすすりつづける。

少年の鼻の穴はブラックホール。
そこから続く無限の世界は、
 ....
丁寧に裏ごしされた
かぼちゃの色が鮮やかで
牛乳の甘い香りがほんのりやさしい

鍋でことこと温めて
真白いスープ皿に注ぐ
手と手を合わせて
厳かに
ひと匙
口に含んで
こくり飲みこ ....
コーヒーカップを持ち上げただけで走る衝撃
要はこんな時にも陰で働いていたのか?

くしゃみでもしようものなら
まるで電気ショック
要は体中に回線を這わせて
あらゆる身体活動を統率していたの ....
今晩一緒に飲もう
妥協しない責任感と
妥協できない責任問題
抱え込む難問奇問
偏頭痛なんか薬に任して
真面目に一緒に酒を飲もう
俺は人間が一番ややこしくて好きだから
きっと
俺もや ....
小林峠の近くで
狐が轢かれて死んでいた
珍しいことではない
狐も 狸も 猫だって
だけど道路の端の方で
轢かれたばかりらしく
まだ そのままの姿で
顏だけが歪んで血まみれで
瞬間の ....
 今度の新商品の香りです

ベルガモット?
でもこれは
紅茶の様な香り


そうかアールグレイ…

もう20年は経っただろうか


  今日もアールグレイよ
  少し元気 ....
双子の黄身が出るまで割ろうとしている 雨の朝

曇り空

青い朝

それがみるまに


青から黒がぬけてゆく

するとそこはグレーになる

むこうの空には

桃いろと黄いろと透明が沈澱する

そのうえに

ぼくたちの大好きな水色


雨の ....
いやさなくて
いいよと
それはいう

かなしみは
いやされることなど
のぞんでやいないさと
筆先でなでていく

涙の成分は
瞳に必要なものだという

いわさきちひろの描く
こ ....
陰口をわざわざ伝えに来る女の肌が荒れている 同級生に先輩と呼ばせているのか 雨のジュネーブ

過ぎ去るクルマ

道がジュルジュル泣いている

こどもんときとおんなじだ

雨のジュネーブ

ときどきクラクション

道がジュルジュル泣いている


知 ....
花が笑うような日だから
つんのめった想いからビー玉みたいな嘘が転がっても
誰をも恨むことはないじゃないか
翼を切られた幼子も
失くした以上に強奪しながら
物足りなさに役立たずの爪を研ぎながら ....
じぶんの寝言で目が覚めた

企業にいったり集団で食事をしたり

にんげん嫌いのから元気

きのうは120年前できたホテルの部屋

つっぷしたまま眠ってしまった


むなしさを突破しろ

会敵点に飛べ
 ....
光が少ししか
届かずに
かすかに耀く
とても小さな
砂漠だけの星へと
旅行をする
少女を描く
ある絵本を作ろうとする
少年がいるのでした

はるか彼方の銀河への旅を
描いた絵本を ....
こんなビューで仕事をしたらなにが起こるのだろう

こんなところに将来住むだろうひとのことを想った

ぼくはそれをしあわせな瞳で見つめていた

その悲しみをぼくはひととしての魅力に変えるだろう


お母 ....
メール待ち疲れたスマホ電池切れ時計にさえもならなくなった 遠い国で内戦があった

銃弾に倒れた人
爆弾に吹き飛ばされた人
炎に巻かれて焼かれた人々や

たくさんの人間が血を流し死んだ

勝利者は誇らしげに
殺した人の数を発表する
その中に ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5160)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
パワーストーンの店に不幸が続いた- 北大路京 ...自由詩714-5-29
_クラスメート- アンドリ ...自由詩314-5-29
細長く林檎の皮剥いて食べない- 北大路京 ...自由詩5+14-5-28
アルルカバの恋- るるりら自由詩14*14-5-28
人参健康法- 灰泥軽茶自由詩1214-5-28
倒れるということ- りゅうの ...自由詩9*14-5-27
___変化- アンドリ ...自由詩114-5-26
魔法の教科書に宇宙船のパラパラ漫画- 北大路京 ...自由詩214-5-26
パーソナルレイン- そらの珊 ...短歌9*14-5-26
【_シッポ_】- 泡沫恋歌自由詩18*14-5-26
泣かない- 殿上 童自由詩14*14-5-25
迷いこんだ歯- 草野春心自由詩814-5-25
ブラックホール- ららばい自由詩5*14-5-25
おすそわけ- ららばい自由詩8*14-5-25
私の要- 夏美かを ...自由詩31*14-5-25
一緒に飲もう- ichirou自由詩7*14-5-24
狐の死- ただのみ ...自由詩20*14-5-24
ベルガモット- ichirou自由詩8*14-5-24
双子の黄身が出るまで割ろうとしている- 北大路京 ...自由詩514-5-24
ジュネーブの朝- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...314-5-24
水彩- そらの珊 ...自由詩21*14-5-24
陰口をわざわざ伝えに来る女の肌が荒れている- 北大路京 ...自由詩814-5-23
同級生に先輩と呼ばせているのか- 北大路京 ...自由詩214-5-23
雨のジュネーブ- 吉岡ペペ ...自由詩314-5-23
花咲く散り人- ただのみ ...自由詩16*14-5-22
会敵点に飛べ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...214-5-22
こんぺいとう- りゅうの ...自由詩9*14-5-22
ネスレ本社にて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...214-5-22
メール待ち疲れたスマホ電池切れ時計にさえもならなくなった- 北大路京 ...短歌314-5-22
【_数字_】- 泡沫恋歌自由詩15*14-5-22

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