苦行に明け暮れサラリーマンは電車の棚で蛹になった
無関心という制服に包まれたシュークリーム並の少年たちが
耳におしゃぶりを挿したまま喃語と一緒に痰を吐きまくるから
ユニクロを着た老人たちの血圧は ....
強烈な風雨を受けて
折れてしまった月下美人の葉を
何気なく水に差しておいたら
根が出た
その後も根は伸び続け
葉のくぼみに蕾をふたつつけた
さすがに花を咲かせることはなく
....
この路地のつながる先がどこなのか知るはずなのにわからなくなる
とちの実が落ちてきますと言うから手を繋いで走った
ほとんどがみどりの中にひとふたひら色素の薄いきみの熱情
内陸の町の夕陽 ....
五つ葉のクローバーなら要らないわ(女は少し嫌な顔して)
小声で褒められた
フリーダイヤルじゃない早口で喋る
クレームの電話代でもう一つ買えた
大切な約束をしたことを
いいかげんなわたしは
いつのまにか
忘れてしまった
むきだしのアセチレンランプの猥雑さざめく夜市
腹を見せて死んだ金魚は
臭う間も与えられずに すばやく棄てられる
....
怖い話だが滑舌が悪い
君の住む街の地図を買って会いに行かない
もうすでに決断したことを
髪をすいては決断するように
女はその長い髪をなんどもなんどもすいていた
宇宙の青白い光を見つめながら
宇宙の青白い光に見つめられながら
長まわし ....
終わりの始まりって何時だったんだろうと、かなり苦めの珈琲を入れながら考える。
そういえば、いつから秋になったのか思い出そうとするような。
そこに有ったことに気づかない。
あまりにも自然で、穏 ....
縦横無尽の蜘蛛の巣に
きらり、とひかる
ひと粒の
朝
水に囲われ
ささやかに揺れている
ひとしずくの
時刻
断片的な
その美しさのかたわらに
白く包まれた命がある
....
あなただけ魔法にかからないみたい私のことを好きと言うから
賞味期限が切れたからくれたのか
大きなお尻が部屋を狭くした
コーヒーの香りとあなた
コーヒーの香りとあなた
コーヒーの香りとあなた
画家がキャンバスに向かい、あらゆる影を創り出す時、
私は白昼の都会で私の影を創造した。
人並みを避けながら、あらゆる方角へ歩みを進め、
変幻自在に形を変える自分の影を創造した。
発見と ....
芝刈りの最中、可憐に咲いている名も知らぬ花を私は見た。
同僚に聞いても知らぬと言う。
私はその花がどうしようもなく気になったので、
皆の見ていぬうちにこっそりと花を抜き、作業着のポケットに詰 ....
振り返れば後ろに誰もいない森の小径を私は往く。
森の中はあらゆるところから何かの声がする。
私を狙う声、無関心な声、官能的な声、はては幻聴。
道案内人はとうに消えてしまった。
自らの思 ....
春になったら
冬は死んじゃうのって
おまえがあんまり悲しそうだから
ひとつ、翼をあげよう
冬とおんなじに
翼をあげよう
どこへでも渡っておいで
時が満ちるまで
空がめぐるま ....
二枚舌はタンの量が2倍
美しく作ってもらえなかったアンドロイドの気持ち
裏声のまま面接を終えた
そっと今も
地球に隠されている
新しい一日には
夜明けの太陽から
陽射しが煌めいて
鳥たちが
鳴き始める約束の朝
窓を開ける
君の微笑みに
旧来の知人から
感謝の手紙が届い ....
見えないものを見 聞いたことのない歌をうたう
聞いたことのない声を出し 人と関わりたがる
私の目は 饒舌に喋り続け
下半身の纏った嘘を 脱がせようとする
私に口はないが 手はい ....
ほどよく素っ気ない風が
袖をめくり上げたシャツを
透過していく
さらさらと粉っぽい光が
釣鐘堂の屋根を滑り
落下していく
手桶と柄杓と
線香と花と
いくばくかの懐かしさをぶ ....
指きりげんまん人間未満
眠りを妨げた選挙カーに投票しない
あたたかいところ
つちのなかで ねむってる
どんなに 外がつめたくても
くらいひとところにまるまっていると
自然と あったかくなってしまう
....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト
(5160)
タイトル
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カテゴリ
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日付
快速処方箋
-
ただのみ ...
自由詩
22+*
14-9-27
生きるためになんか生きられない
-
nonya
自由詩
25+*
14-9-27
もりおか
-
フユナ
短歌
7
14-9-26
五つ葉のクローバーなら要らないわ(女は少し嫌な顔して)
-
北大路京 ...
短歌
2
14-9-26
小声で褒められた
-
北大路京 ...
自由詩
4
14-9-26
フリーダイヤルじゃない早口で喋る
-
北大路京 ...
自由詩
3
14-9-26
クレームの電話代でもう一つ買えた
-
北大路京 ...
自由詩
2
14-9-26
あかい花
-
そらの珊 ...
自由詩
25
14-9-26
怖い話だが滑舌が悪い
-
北大路京 ...
自由詩
4
14-9-25
君の住む街の地図を買って会いに行かない
-
北大路京 ...
自由詩
6
14-9-25
宇宙の青白い光
-
吉岡ペペ ...
自由詩
8
14-9-25
秋の珈琲
-
中原純乃
散文(批評 ...
5*
14-9-25
縮図
-
千波 一 ...
自由詩
4
14-9-25
あなただけ魔法にかからないみたい私のことを好きと言うから
-
北大路京 ...
短歌
6
14-9-24
賞味期限が切れたからくれたのか
-
北大路京 ...
自由詩
4
14-9-24
大きなお尻が部屋を狭くした
-
北大路京 ...
自由詩
2
14-9-24
6畳に
-
中原純乃
自由詩
7*
14-9-24
個人的詩作について
-
ヒヤシン ...
自由詩
13*
14-9-24
小さな祈り
-
ヒヤシン ...
自由詩
9*
14-9-24
ユートピア
-
ヒヤシン ...
自由詩
7*
14-9-23
冬の翼
-
千波 一 ...
自由詩
8
14-9-23
二枚舌はタンの量が2倍
-
北大路京 ...
自由詩
2
14-9-23
美しく作ってもらえなかったアンドロイドの気持ち
-
北大路京 ...
自由詩
8
14-9-23
裏声のまま面接を終えた
-
北大路京 ...
自由詩
8
14-9-23
君の微笑みは世界の何処かに
-
りゅうの ...
自由詩
26*
14-9-23
私
-
為平 澪
自由詩
8*
14-9-23
彼岸
-
nonya
自由詩
21*
14-9-22
指きりげんまん人間未満
-
北大路京 ...
自由詩
9
14-9-22
眠りを妨げた選挙カーに投票しない
-
北大路京 ...
自由詩
4
14-9-22
じねつ
-
つきのい ...
自由詩
4
14-9-22
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