人は名付ける
自然は名付けない
海や空を人が何と名付け
どうやって区切ろうとも
鳥は空を飛び 魚は海を泳ぐ
彼らは人間が作った制限を
安々と越えて飛び、泳いで行く
人間だけが自分の思慮の ....
ホンマに? 
ホンマに。

ホンマにホンマ?
ホンマにホンマ。

これ、
エンドレスです

美しい季節を
嘘だと思うから

哀しい現実を
嘘だと思いたいから

ホンマにホ ....
あかるい雨の夜に



空を見あげて

ボウッと明滅して加速して
加速して
それから、加速して

笑って、鼓動を数えて、目を細めて

空へ

飛び立つ
タンクローリー
 ....
帰宅中の電車に揺られて
辺りをキョロキョロした

ハッと我にかえり
自分が何故
キョロキョロしたのかを
考えてたら

懐かしい香りで
無意識のウチに
君を探していたんだ

お香 ....
暁の向こう側で 狭間で行き交う静寂に

落つる露は何を語るのか


陽を待ち侘びて 固い蕾が柔らかくなり

大いなる花を咲かせる



瞼【まぶた】をゆっくりと開く

燻【く ....
ため池に立っていると
女たちがやってきて
きのうまで愛していた男を捨てていく
濡れた靴したをすっかり乾かしてやると
女たちは
ちがう男を釣り上げて
また
立ちこめる現実へ帰っていく
人は
自分のテリトリーに
侵入者が
入ってこようものなら
たちまち
不機嫌になって
どうにかして
追い出そうとする

そのテリトリーさえ
誰かからの
借り地だというのに
そこは儚い

青い微熱  うつぶせの日記

ぼくの息づかいったら  こんなにも  儚い

三つめの春が  言葉もなしに  やって来るってね

だれもしらないよ  


宇宙の ....
朝日はね
特に良く晴れた日の朝日はね
そりゃあもう別嬪さんで
たったひとりで見ていると
もったいないような
独り占めできてうれしいような
不思議だね おれは
新しい朝と結婚したくなっちま ....
あした朝早く成田で待ち合わせをしているから

きょうは東京駅ちかくのホテルに宿泊する

まえの座席ではフジコ・ヘミングが大人しくしている

窓際に花束をおいて通路側に座っている

猫を ....
残りの寿命と引換に
アメリカの大統領になれるとしたら?

そんなのは馬鹿げたことだよって笑う
きみはずっと
健康的だって思うけど

答えを知らないから
手を上げるね

無鉄砲で
 ....
大空に心を飛ばそう
美しいコトバを追いかけて
風船のようにふわふわ漂いながら
心の中に綺麗な模様を描く
それは私だけのオリジナル
私には 『 創作 』という翼がある

誰にも理解されな ....
智恵子は雨の日には地震が来ないという

昔なじみの校舎のような病院だった

伝言板には院長の行く先が告げられていた

カーテンをあけて雨の日を見つめる

さくら若葉のあいだに在るのは

昔なじみのきれ ....
思わなければ始まらないから

イメージは未来だ

言語は過去だ

未来と過去を繋げているのが

思うという行為だ

思わなければ始まらないのだ


善い思いをもって善い行いをしても

惨めさばかりにな ....
あなたの言葉は泉のようです

からからのこの心を
なみなみと潤す

私だけつらいわけではないはず

あなたにはあなたの
人に言えないほどの苦しみがあるはず

けれど
あなたは ....
カーテンを ふふっ と揺らして
“遊びに行くよ”と風がささやく

ベランダに出るとまだ肌寒く
真夜中の匂いが甘く漂う

空が丸い皿をひっくり返して
夢中でざらめをかじっている
それがし ....
どうして
生きているのでしょう

どうして
生きていくのでしょう

どうして
産まれたのでしょう

どうして
死んではいけないのですか

この広い世界のちっぽけなひとつ ....
薄くれない色の闇のなか僕たちは
とても長い距離を歩いた
想像がつかないくらい
遠くまで僕たちは歩いた
あまい風
あまいメロディ
やわらかい音が生まれるときの
秘密を左手に握りしめて
小 ....
騙されたと思わずにやってみて

歩きながら声に出して
るりるらるらら

好きなメロディーを付けて
るるりらるりら

頭の中に響かせて
うううむう

どう気持ちよくなったでしょう
人は
その人がいないときに
その人を
みることができる
心の目で

いつも座らせて
自分の中の椅子に
大事に話しかけてる

生きている
いないなど
問題ではなくて
忘れられな ....
すべてが終わる

すべてが始まる

いま ここで

青い雨が降る

天使よ、どうか羽を濡らさないで

止まり木なら用意してあるから

ポプラの木の下で ありとあらゆる銀星の下で ....
国境の上には雨が降り
それは人が作った小さな仕切りを
嘲笑うかのように降り続け そして
その上空には美しい虹が架かっていた
それを隣国同士の国境警備兵達が
思わず見とれて数分の間、我を忘れて ....
月の光を聴いている

ストコフスキー指揮のやつだ

ぶ厚くてやわらかかった

張りつめていてあたたかかった

あなたの幸福を見つめていた


一枚の気持ちを見つめている

そ ....
 メロン食べたいナ
 ちくわの穴から何が見える?
 おしるこの底から地獄が沸き上る
 アノ人やアノ人も切腹して業火に焼かれないかナぁ?
 ああ それからメロンが食べたい ....
僕らは見知らぬ未来を味方につけるため
騙し騙しの今日をやり過ごし
昨日の名前を付けるために墓を立てては
名前を付けると昨日が色あせ遠くなってしまいそうで
やっぱり何も刻まないこともある
無言 ....
有限時間というリュックサックに

たくさん詰め込んだ愛や心配

一つ出し二つ出ししてゆくうちに

リュックサックには

あなたのこころが入ってゆく


それがあったかくて

 ....
少し遠くにいるあなたへ言葉を投げかける

言葉はメロディのように滑らかに

空中を軽やかにステップするでなく

少し自信なさげに

ひらがなは途中でぽろりぽろりと落ちていき

漢字 ....
しなやかに夜を駆ける月と
百面相のにらめっこ
笑ったら負けよ

弓張月はこぐま座を宙返りして
むすっと怒りんぼ
蜂の巣をつついた百面相は
さされて泣き顔に

困った顔でわたしは
金 ....
言葉は 世界を変え得るだろうか
病を癒せるだろうか
絶望に塗りつぶされた 魂の闇夜に
明けの明星を 手繰り寄せ得るだろうか

今日も 書斎の周りには
白いキーボードが貪婪に貪った
文字の ....
嬰とは本位音より
半音を上げること

ショパンはもっとも多く
嬰を好んだ作曲家だった

でもショパンを聴きながら
ぼくはふっと想ってしまう

ぼくは生き方に嬰をつけて
日々を送って ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
人のにらめっこ- yamadahifumi自由詩412-4-24
ホンマ?- そらの珊 ...自由詩8*12-4-24
明るい雨の夜に- 投稿者自由詩412-4-24
無意識に- ちゃんこ自由詩512-4-23
暁の向こう側- tomoyan*自由詩4*12-4-23
ため池- はるな自由詩512-4-23
借り地- そらの珊 ...自由詩8*12-4-23
微熱- マーブル自由詩312-4-23
黄金の花嫁- ただのみ ...自由詩28*12-4-22
ルーツの国に- 吉岡ペペ ...自由詩812-4-22
suit_yourself- mizunomadoka自由詩112-4-22
【_翼_】- 泡沫恋歌自由詩18*12-4-22
きれいな空- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...9*12-4-22
思う- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...212-4-22
あなたへ- ジュリエ ...自由詩212-4-22
真夜中の回遊- 寝坊ぎぶ ...自由詩5*12-4-22
私の消えた世界- ジュリエ ...自由詩412-4-22
無題(薄くれない色の闇のなか〜)- カワグチ ...自由詩112-4-21
健康になる呪文- たにい自由詩412-4-21
むかいあわせ- 朧月自由詩312-4-21
トーポリ・M- 高原漣自由詩3*12-4-21
国境の虹- yamadahifumi自由詩7+12-4-21
月の光- 吉岡ペペ ...自由詩412-4-21
_わくわくしちゃう_- ヨルノテ ...自由詩412-4-21
墓の名- マチムラ自由詩9*12-4-20
天気雨- 吉岡ペペ ...自由詩512-4-20
かたちのあることば- 灰泥軽茶自由詩12*12-4-20
笑ったら負けよ- 古代 透自由詩112-4-20
言葉は生きている- まーつん自由詩6*12-4-19
- HAL自由詩3*12-4-19

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