どうしようもない気持ちだけを抱え
90円を握り締め
僕は今、電話ボックスに
電話をかけた事のある人なんて
僕にはいないけど
今時誰も使わない電話ボックス
重いドアを開け
暑苦しい ....
壇蜜の唾液に漬けた梅酒かな きれいな子がいっぱいいて向かい側のホーム 郊外上空/

図書館からコンビニまで
君の言葉が消費される
ビルの屋上では詩集が燃やされる
もう、僕は、
自分を疑っているんだ。
響きまくる音、音、音、
あらゆる音が郊外上空を支配する ....
靴の裏に宇宙の絵が描いてある
靴を作る男 短いメッセージ
歩いた分だけ 星に近づく その距離は計り知れない 宇宙そのもの
カーテンに包まれ透明人間 やや乾いた
風がない
夜空のなかで
Schubertの楽譜から
不思議な音が響く
一瞬のあいだに
戦争写真家が撮影した
たった一枚の写真が伝える
真実みたいに
部屋中に澄みわたる
 ....
あなたと私と
彼女は
私を真ん中にして
つながりそうで
つながらない血筋

それなのに
なぜこんなにも
目鼻立ちが
風情が似ているのか
誰もが認めるほど

あなたと私と ....
割り切れたなら
気持ちがすっきり

それは事実


だけど
割り切れないことは
気持ちを強くしてくれる

それも事実



割る側を責めたり
許したり

割ら ....
秋の妖精が街道をつつんでいる

9月の雷が遠くむこうにひかっている

ぬるい風に冷たいもんがまじっている

秋の妖精が街道をつつんでいる


地球はだれのもんでもない

だれとは ....
もう二度と
会うことのないであろうひとを
思い出させるように、蝉時雨

誰、と決めず指定せず
つぎつぎと浮かんでは消えてゆく
顔と名前と時と場所

じっくりと、はっきりと
立ち止 ....
ほたる、を一つ
いかがです

わずかに手もとが明らむほどの
灯りを欲していませんか



ほそぼそと
消え入りそうな日々でしたらば

懸命に
頑固さを貫きとおす日々でしたら ....
はるか一等星に
わたしは及ぶべくもない

けれどもそれは
かの一等星とて同じこと

わたしには
わたしだけにしか放てぬ光と影がある

かの一等星にはない
幸いと慎ましさがあ ....
破水した光の{ルビ枝垂=しなだ}れ
終わらない夏の囚われ
わたしは煮え立つ釜のよう
せめぎ合いの果てに溢れ出す

      
しろくのけぞる
      朝顔のうなじ 
       ....
その一滴を
くちびるに運んだならば

あなたもわたしも
同じ生きもの


潤いの程度に差はあれど

却ってそれが
証になる

あなたとわたしを
等しく結びつけられることの ....
台北の街はビルの壁がどれも汚い

台湾と日本の違いは

右側通行とか原チャの多さではなくて

台北の街のビルの壁がどれも汚いことだった

日本はビルの壁を国債を発行することで

綺 ....
感謝できるようなとき

感謝の気持ちをもつなんて

普通の動物でもできる

特筆すべきことがなくても

嫌なことばかりのときでも

感謝の気持ちを先行させて

ぼくらは逃げ切り ....
炎天下半透明になるカラダ 暇になったらやるリストを書くことに熱中してしまったもう朝がきてる まるでうまく生きれていない

人生はとれーにんぐ問題集

カンニング以前の吹き溜まり

痛い

胸痛い

蜩よ、鳴いてくれ

安易な自己の正当化

吾の、代わりに鳴いてくれ ....
蓮の花天を指したる羅針盤 見えぬもの見えているもの蓮の花 ひきずった夢がカサカサしている 指輪はずして氷よりも冷たい女 ダンボールがズタズタに切り裂かれて 
ベッドの下に押し込んであった

当然だよね
片付けておいてね、って言ったの、
私だもん

田舎から都会での 新しい暮らしに馴染むために   ....
握った手を決して離さないでください。
そこに初めて僕はあなたを感じる事が出来るのです。


握った手を決して離さないでください。
それはゆらゆらと僕を子供に戻すのです。

握った手を決し ....
 
あの頃のぼくたちにイスはひとつしかなかった

半分こして座ることもできたのに

いっしょに座ることもできたのに




 
わたしは、
与えられない
ことを知らない。
与えられる、
奪いとることは
子供の頃から知っていた
諦める、
身を引く
距離をおく
ことも理解できない
わたし ....
いい武器持っていて使う機会がない 私は自分の信じたいものを信じ
見たいものを見つけ出し
聞きたい言葉を探し出し
不都合な事実は無視し耳を塞ぐ
反論に備えて(怯えて)理論武装する
あたかも敵国を想定して軍事演習をするように
 ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
電話ボックスから- 凍月自由詩9*14-9-3
壇蜜の唾液に漬けた梅酒かな- 北大路京 ...俳句414-9-3
きれいな子がいっぱいいて向かい側のホーム- 北大路京 ...自由詩514-9-3
4つに切れてる現代詩- 左屋百色自由詩14*14-9-3
- 陽向自由詩6*14-9-3
カーテンに包まれ透明人間- 北大路京 ...自由詩614-9-2
夜空と楽譜と- りゅうの ...自由詩9*14-9-2
三分の一神- フユナ自由詩4*14-9-2
わり算- 千波 一 ...自由詩7+14-9-2
秋の妖精- 吉岡ペペ ...自由詩714-9-2
蝉時雨- 千波 一 ...自由詩514-8-30
ほたる屋- 千波 一 ...自由詩614-8-29
はるか一等星- 千波 一 ...自由詩5+14-8-28
沸騰点- ただのみ ...自由詩24*14-8-27
一蓮托生- 千波 一 ...自由詩414-8-27
台北の街- 吉岡ペペ ...自由詩414-8-27
とれーにんぐ問題集- 吉岡ペペ ...自由詩414-8-26
炎天下半透明になるカラダ- 北大路京 ...俳句114-8-26
暇になったらやるリストを書くことに熱中してしまったもう朝がき ...- 北大路京 ...自由詩1014-8-26
とれもんの唄- 吉岡ペペ ...自由詩614-8-26
蓮の花天を指したる羅針盤- 北大路京 ...俳句414-8-25
見えぬもの見えているもの蓮の花- 北大路京 ...俳句414-8-25
ひきずった夢がカサカサしている- 北大路京 ...自由詩414-8-25
指輪はずして氷よりも冷たい女- 北大路京 ...自由詩414-8-25
切り裂きジャック- 為平 澪自由詩11*14-8-25
握り合った手- ヒヤシン ...自由詩15*14-8-25
イスはひとつしか- 殿上 童自由詩32*14-8-24
箱庭チルドレン- あおい満 ...自由詩314-8-24
いい武器持っていて使う機会がない- 北大路京 ...自由詩414-8-24
私を認めて- ただのみ ...自由詩25*14-8-23

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171