ある日私たちは純白に生まれる
何一つ自分らしさなど持ち合わせず
ただひたすら落ちて往く
それはいつの時代も変わらない

けれどこの時代に相応しい
数多の毒に冒されながら
私たちは落ちて往 ....
冷蔵庫の中、発泡酒ばっかだね。

えっ?また食べるの?

へぇ、待ち受け画面、自分なんだ。

アンティーク?それは中古でしょ。

前の髪型の方が良かったよ。

そのジャケット、ユニ ....
空を覆う岩戸の内側で
空の彼方に思いを馳せながら
ピアノの音を聴いていた

太陽と月に生かされ続けて
ピアノの音を聴いていた

荒ぶる神を  
祭ることも 鎮めること忘れていた
小さ ....
世界が卵を温めている
幼い日に感じた感覚を
確かに今も感じながら
解けないパズルを目の前にして
少しだけ強くなろうとしているのだけれど

世紀末にピースフルな気分で
早い速度で移り変わっ ....
君は十五年間黙っていた
永い沈黙の後
一回だけ叫んだ
宇宙に言葉を発進させた後
君は使命を終えて
その場に倒れ込んだ
今日も君の墓前に
光る花束を置こう
  *太郎を眠らせ、太郎の上に雪降り積む

       *次郎を眠らせ、次郎の上に
     冷たく白い   かなしみは堆く
    白く   叢枯れ果てた夢の室の下
   冷たく   ....
穴の開いた心に水を汲む
すぐに流れてしまうのに
来る日も来る日も水を汲む
生きるためではない
生きている そう感じたいから
疲れたり 
笑ったり
今日もこうして水を汲む
いくら汲んでも ....
雨上がりのテラスで飲むレモネードが喉に優しい。
ぼんやりと周りを囲む白樺の林にはうっすらと霧が出て、
まるで夢の中に現れたクロード・モネの傑作みたいだ。
静かな幸せが辺りを包んでいる。

 ....
小保方さんや小渕さんの会見を見ていると

このひとはほんとはしてないんじゃないかと思ってしまう

まわりが悪いんじゃないかとかどうしようもない理由があったんじゃないかとか

でも新聞やネッ ....
空がどこまでもどこまでも蒼いように
人はどこまでもどこまでも哀しい
朝焼けがどこまでもどこまでも赤いように
人はどこまでもどこまでもいとおしい
僕は生きますか?
僕は生きますか?
今日も僕 ....
お前らなあー
山がいつも大人しく
鎮座してると思ったら
大間違いだ!

俺様のハラワタは
いつだって煮え滾ってる
怒らせたら
熱いのをぶちまけるぞっ!

よーく聴け人間ども
山を ....
四十四分待ちの直射日光が春を伝える。

2014/04/08
若い美容師が器用な手つきで私の髪を切りながら、高齢化社会について熱心に喋っている。けれども気になるのは桜のこと。鋏を入れて、はらはらと床へ散ってゆく髪よりも。散髪後少し軽くなった頭で、私は春を満喫する .... むかしの写真は殆んど燃やしてしまいました。忘れてしまいたいことばかりです。小中学生の頃の同級生たちは、わたしが詩を書いているなどと想像もしないどころか、わたしの存在すら記憶にないでしょう。ましてや子宮 .... 1.

朝、ベランダで
立ちんぼのまま夜をすする

まだこーんとした空を
盛りのついた飛行機が
西へ、西へといそいでいる

髪をかきあげる
色の抜けた毛先を透かしながら
42リッ ....
入れ替わる陰と陽との境界が消えて宇宙は加速していく 紫の雨降る夜の冬薔薇 消火用バケツの帽子雪だるま 紅いまんじゅう白いまんじゅうブラからこぼれ皆に幸あれ 焼いたクッキーひとりで食べきってハロウイン終わる お父さんはきょうだれとも話さなかった

たくさんたくさん

お母さんは赤ちゃんと話をしたのだろう

お母さんは話し足りていたから

お父さんはただ眠たいなみだのなかにいる


だ ....
秋空の下に集合した夏の言葉が
口笛で
いつかの春に反射するから
風は今日も
それらを含んで
ざらざらしているよ。
優しい歌ではないからね、
この口笛は。
ほら、すこし前に、
セミが奏 ....
少年時代 
今とは違う奇妙な生き物だった


そのころ家の近くには古い寺があり
髪の毛が伸びると噂される少女の人形が納められていた
人形を実際に見たことはなかったが
子どもたちが人形の存 ....
秋が盛りの喫茶店で、私は深い瞑想に入る。
祈りをやめたわけではなかった。
カップの中の液体が限りなく黒に近い赤色をしていることに気がつくと
私の中の怒りはどこか闇へと沈んでいった。

窓 ....
ハロウインの仮装して残業つづけている 誰にも言えずに

どうせ声なんか届かないから


こころとたたかう

脳とたたかう

因縁とたたかう


ひととのあいだには

無数のひととのあいだには

かわがながれ ....
 群青色の空高く 浮かんだ月は艶かしくて
 女体の中心を穿つ臍のようだ。
 月に向かって両手を重ね
 ゆっくり優しく愛撫する。

 時間をかけて湿った月の柔肌を
 私はもう愛さない。
 ....
そらが ぬけて
やまが 切り取られたかのように くっきり 
やまぎわの空はしろく 天頂は限りがない

あきいろの あかねは
だ円のつぶらな目で ぬけたそらをみている

なんて  ....
子供のころ
父の話を聴く時は正座をさせられた
兄弟で並んで正座した
肩こりの父親の肩をもむ時も正座していた


母方の親戚の葬儀の時
肩が凝ったと言い出した父を
正座をして身体を揉んだ ....
ハンモックゆらゆら真昼の月
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5160)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
恋のように死す- ただのみ ...自由詩15+*14-10-31
(余計な)ひとことダイアリー- 左屋百色自由詩5+*14-10-31
月とピアノ- 大島武士自由詩1+14-10-31
2014- 大島武士自由詩2+14-10-31
叫び- 渡辺亘自由詩314-10-29
雪国の田島ハル- ただのみ ...自由詩16*14-10-28
根っから_て訳じゃない- ただのみ ...自由詩18*14-10-25
モネの庭- ヒヤシン ...自由詩8*14-10-23
茶番と傷- 吉岡ペペ ...自由詩514-10-22
問い- 渡辺亘自由詩814-10-22
【_山の神様__】- 泡沫恋歌自由詩16*14-10-22
- 川瀬杏香自由詩6*14-10-22
散髪- 川瀬杏香自由詩4*14-10-22
歯磨き- 川瀬杏香自由詩6*14-10-22
SOUP- 平井容子自由詩914-10-22
入れ替わる陰と陽との境界が消えて宇宙は加速していく- 北大路京 ...短歌514-10-22
紫の雨降る夜の冬薔薇- 北大路京 ...俳句614-10-22
消火用バケツの帽子雪だるま- 北大路京 ...俳句414-10-22
紅いまんじゅう白いまんじゅうブラからこぼれ皆に幸あれ- 北大路京 ...自由詩314-10-22
焼いたクッキーひとりで食べきってハロウイン終わる- 北大路京 ...自由詩514-10-22
だれもしらない- 吉岡ペペ ...自由詩614-10-21
比喩のない町- 左屋百色自由詩11*14-10-21
精通- ただのみ ...自由詩18*14-10-21
マゾヒスト- ヒヤシン ...自由詩5*14-10-21
ハロウインの仮装して残業つづけている- 北大路京 ...自由詩314-10-21
たたかう- 吉岡ペペ ...自由詩414-10-20
月の夜- ヒヤシン ...自由詩8*14-10-20
あかね- るるりら携帯写真+ ...22*14-10-20
正座__/__想い出した情景- beebee自由詩2414-10-20
ハンモックゆらゆら真昼の月- 北大路京 ...自由詩414-10-19

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