飲み干したラムネ瓶から玉とれず入道雲がひたすら白い 誕生日だね
おめでとう

生まれてきてくれて
ありがとう

そして今日まで
生きてきてくれて
ありがとう

君の愛する家族と
君を愛する友人たちのすべてに
ありがとう

い ....
グーグルアースのそこに眠る街の火が見える
かそけき線だ、名づけ親たちはみな
後悔している
野について知らず、またあなたについて知ろうとしない

生っぽい白いシーツが夕暮れても
なぜか不完成 ....
老いぼれは戦っていた
不善なる狡猾なるものと

周りは
祈っていた
でもただ視ているだけだった


老いぼれは戦っていた
媚び諂い己のみを守ろうとするものと

周りは
応援して ....
からだが疲れているのか

こころが疲れているのか

からだやこころ以外も疲れているのか

そのぜんぶかその一部が疲れているのか


いつから?

いつからそこにいるの?

おまえって死に神?

天使? ....
離婚したやつがくるから同窓会へ行く 警報の鳴り崩れたる冷奴 ピーラーで削られていく大根と履けなくなったズボンのある部屋 淡い空の底に沈んだ
クリーム色の海面が
純白の部屋の窓から見える
青い砂漠の向こう
嘆きの川の向こう
黒い砂浜に建つ
新月の真下の白い監獄
壊れた僕の白い墓
朽ちない立方体の匣の中
 ....
 綴じられた手紙の様に
 君の心を読むことができない

 それを
 どうしても知りたい

 僕のことを
 どう思っているのか

 今、自分が
 ごつごつした
 隕石に変身して
 ....
月が半分、見当たらないの
誰が消したの?
君が取ったの?
純粋にまんまるに
君の事、想ってた
なんでそんな事言うの?
なんで裏側を見せてくれないの?
私じゃ、ダメなの?
お願い ....
妻が1番美人2番目は俺 ちいさなちいさなかっぱちゃん

あめふりあめふりだいすきさ

かっぱだからあめもみずもへいちゃら

おおきなおいけをぴしゃんぱしゃん

ぼくはおいけのかいじゅうだ

おそらのくもも ....
*


小さい橋が覆われている雪に
街灯を胞子として映して
この道も失くなる向こうで交差する道路では
人の気配を感じない
自動車の車体が
音もない距離から
私の映像をなぞって ....
どうしようもない気持ちだけを抱え
90円を握り締め
僕は今、電話ボックスに
電話をかけた事のある人なんて
僕にはいないけど
今時誰も使わない電話ボックス
重いドアを開け
暑苦しい ....
壇蜜の唾液に漬けた梅酒かな きれいな子がいっぱいいて向かい側のホーム 郊外上空/

図書館からコンビニまで
君の言葉が消費される
ビルの屋上では詩集が燃やされる
もう、僕は、
自分を疑っているんだ。
響きまくる音、音、音、
あらゆる音が郊外上空を支配する ....
靴の裏に宇宙の絵が描いてある
靴を作る男 短いメッセージ
歩いた分だけ 星に近づく その距離は計り知れない 宇宙そのもの
カーテンに包まれ透明人間 やや乾いた
風がない
夜空のなかで
Schubertの楽譜から
不思議な音が響く
一瞬のあいだに
戦争写真家が撮影した
たった一枚の写真が伝える
真実みたいに
部屋中に澄みわたる
 ....
あなたと私と
彼女は
私を真ん中にして
つながりそうで
つながらない血筋

それなのに
なぜこんなにも
目鼻立ちが
風情が似ているのか
誰もが認めるほど

あなたと私と ....
割り切れたなら
気持ちがすっきり

それは事実


だけど
割り切れないことは
気持ちを強くしてくれる

それも事実



割る側を責めたり
許したり

割ら ....
秋の妖精が街道をつつんでいる

9月の雷が遠くむこうにひかっている

ぬるい風に冷たいもんがまじっている

秋の妖精が街道をつつんでいる


地球はだれのもんでもない

だれとは ....
もう二度と
会うことのないであろうひとを
思い出させるように、蝉時雨

誰、と決めず指定せず
つぎつぎと浮かんでは消えてゆく
顔と名前と時と場所

じっくりと、はっきりと
立ち止 ....
ほたる、を一つ
いかがです

わずかに手もとが明らむほどの
灯りを欲していませんか



ほそぼそと
消え入りそうな日々でしたらば

懸命に
頑固さを貫きとおす日々でしたら ....
はるか一等星に
わたしは及ぶべくもない

けれどもそれは
かの一等星とて同じこと

わたしには
わたしだけにしか放てぬ光と影がある

かの一等星にはない
幸いと慎ましさがあ ....
破水した光の{ルビ枝垂=しなだ}れ
終わらない夏の囚われ
わたしは煮え立つ釜のよう
せめぎ合いの果てに溢れ出す

      
しろくのけぞる
      朝顔のうなじ 
       ....
その一滴を
くちびるに運んだならば

あなたもわたしも
同じ生きもの


潤いの程度に差はあれど

却ってそれが
証になる

あなたとわたしを
等しく結びつけられることの ....
台北の街はビルの壁がどれも汚い

台湾と日本の違いは

右側通行とか原チャの多さではなくて

台北の街のビルの壁がどれも汚いことだった

日本はビルの壁を国債を発行することで

綺 ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5183)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
飲み干したラムネ瓶から玉とれず入道雲がひたすら白い- 北大路京 ...短歌1414-9-6
誕生日___(親愛なる友へ)- Lucy自由詩12*14-9-6
かぼそいしむなしい- 平井容子自由詩714-9-6
純粋群衆批判- HAL自由詩7*14-9-6
死に神- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...414-9-6
離婚したやつがくるから同窓会へ行く- 北大路京 ...自由詩614-9-5
警報の鳴り崩れたる冷奴- 北大路京 ...俳句414-9-5
ピーラーで削られていく大根と履けなくなったズボンのある部屋- 北大路京 ...短歌314-9-5
クリーム色の情景- 凍月自由詩5*14-9-5
ただの女- まーつん自由詩12*14-9-5
半月切り- 凍月自由詩4*14-9-4
妻が1番美人2番目は俺- 北大路京 ...自由詩214-9-4
かっぱちゃん- ただのみ ...自由詩16*14-9-4
雪道の四景- tomoaki.t自由詩4*14-9-4
電話ボックスから- 凍月自由詩8*14-9-3
壇蜜の唾液に漬けた梅酒かな- 北大路京 ...俳句414-9-3
きれいな子がいっぱいいて向かい側のホーム- 北大路京 ...自由詩514-9-3
4つに切れてる現代詩- 左屋百色自由詩13*14-9-3
- 陽向自由詩6*14-9-3
カーテンに包まれ透明人間- 北大路京 ...自由詩614-9-2
夜空と楽譜と- りゅうの ...自由詩8*14-9-2
三分の一神- フユナ自由詩4*14-9-2
わり算- 千波 一 ...自由詩7+14-9-2
秋の妖精- 吉岡ペペ ...自由詩714-9-2
蝉時雨- 千波 一 ...自由詩514-8-30
ほたる屋- 千波 一 ...自由詩614-8-29
はるか一等星- 千波 一 ...自由詩5+14-8-28
沸騰点- ただのみ ...自由詩23*14-8-27
一蓮托生- 千波 一 ...自由詩414-8-27
台北の街- 吉岡ペペ ...自由詩414-8-27

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