乳児用の細軸綿棒で耳掃除をすると
耳の奥深くに綿球が入り込み
ふつうの綿棒では届かない部分で感じるわずかな痛みと恐怖が
心地よい

目には見えぬ自分の鼓膜付近で
薄い皮膚と細い紙軸の綿棒が ....
コンビニの灯りに集まるクラゲを
殺し屋はすべて撃ち落とした
その間にも人は計画を作り続けた
幸せになることはとても簡単だった
書いたばかりの遺書を握りしめて子供が走る
町はずれまで行 ....
別に昆虫の話じゃありません
これは一種の開き直り
あなたは平和主義者ですか
わたしは違います

大仰に言ってみても
所詮 頭と胸
頭で知った理想を
胸にぶら下げて生きること
本音と建 ....
仕事のときは訛っていたよね そばつゆだったけど飲んだ きみの王国には
ママとパパがいて
きみの法に翻弄されている

きみの王国には
どんなものでも住めるから
かえるもクマもお友だち
くるまも絵本もお友だち

きみの王国には
 ....
因果が 眼鏡をかけた男の統計的手段によって
幾何学的なネットワーク構造に編まれている

秩序だって組立てられたものも
カオスも情緒も彼にはいらなかった。

不合理と不可解
つまり必要なの ....
向かいのホームから出たのが最終電車だったようです フェンスよじのぼって夏つかまえた さて、私はこの気持ちの良い夜を吸い込もう。
満天の星空もろともだ。
あなたも私も輝ける朝を待っている。
何をしようが何もしまいが朝は来るのだ。

 
私はしばしば夜の香気に身を委ねる事があ ....
地球はどうだい

悲しみにみちているかい

浮上しかけのヘリコプターに飛び乗った

髪や衣服がはためく

だれかの期待に応えたくて

緑の景色を滑ってゆく

こちら管制塔よりト ....
   携帯は見ない
   家事はいっさいしない
   仕事のことは考えたくない

   窓も開けないで
   一日中 ボーとして
   無為の時を過ごしている

   病気じゃないけど ....
言い訳しても反省しません

聴いてないよが口癖

毎日の献立悩むのよねぇ、実はワンパターン

ひとこと多い

メールより電話!

自己流の節約マニュアルを持っている

不利にな ....
ビキニ着て溢れる卵豆腐かな 新豆腐握りつぶして揉む乳房 豆腐屋の娘の口へさくらんぼ 網の中上半身だけ魚 つながれた指の
無言の理由を探りあって

にじむ光の
遠くを見つめるふりをして

みずからの域を出ない
ふたつの熱帯魚



あれは雨の日だった

つたない呼 ....
流れの早い川の
真ん中ほど
石のうえに立つ鳥がいる

あれは
波乗りか
あれは詩人か

首をわずかにかしげ
未来を憂いている

橋の上にいる私に
尊い詩人が予言した
今のまま ....
地上からトム少佐へ

ブザーが鳴りつづけている

音の先を追いかけている

アムロ、行きます!みたいに

地上からトム少佐へ

ブザーが鳴りやんだ

音の先から放りだされる
 ....
ぷんすかランバダ 深緑の忘却の中で私は啄木に深く共感する。
確実なものを求めていた私の何かが滝壺に飲み込まれてゆく。
逃げてゆくネズミの尻尾を追いかけるような真似はもうやめよう。
ただ素直に、誠実に生きよう。そし ....
お好み焼きや焼きそばを食べるとき
ちょっとご飯をひとくちふたくち
甘い粒々がほこほこ踊る
毎日食べているのにびっくり咀嚼する

私はものぐさなので
精米技術の進歩
お米はすすぐだけ
ボ ....
貫いて、
まっすぐ空を貫いて
僕は僕の
生きてきた道を
証そうとしていた

この手を握りしめると
隠しようのない非力さが伝わって
けれどわずかに
意外な力も伝わって
 ....
 眠れ
 眠れ
いまは
亡き者よ
 眠れ

遠くへ
遠くへ
行って
そこで
 眠れ
 もう
 帰る
ことの
 ない
遠くで

 眠れ
 眠れ
 ....
サービス問題がサービスじゃなかった 通夜を終えたタバコの煙が月まで昇っている おいで、

すべてを捨てる必要なんてないから
一時しのぎでいいから

おいで、

聴いてほしいことだけを
一緒に忘れてあげるよ

おいで、

誰だって孤独なんだって ....
そして
げんこつが口から出なくなっている
そして
窓もない玄関もない俺の部屋
そして
掃除してエアコンつけて誰もこない
そして
スロー再生しておっぱい見えない
そして
口裂け女の胸を ....
抱きしめるんで時間止めてください
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
細軸綿棒- ichirou自由詩9*14-3-31
simple_plan3- たもつ自由詩914-3-30
頭_胸_腹- ただのみ ...自由詩15*14-3-30
仕事のときは訛っていたよね- 北大路京 ...自由詩414-3-30
そばつゆだったけど飲んだ- 北大路京 ...自由詩3*14-3-30
きみの王国- 千波 一 ...自由詩514-3-29
メモ- 佐藤伊織自由詩514-3-29
向かいのホームから出たのが最終電車だったようです- 北大路京 ...自由詩814-3-29
フェンスよじのぼって夏つかまえた- 北大路京 ...自由詩314-3-29
美朝- ヒヤシン ...自由詩5*14-3-29
LIFE!- 吉岡ペペ ...自由詩3+14-3-28
【_仮病_】- 泡沫恋歌自由詩20+*14-3-28
自由律_【_おばさんの流儀_】_其の三- 泡沫恋歌俳句4*14-3-28
ビキニ着て溢れる卵豆腐かな- 北大路京 ...俳句214-3-28
新豆腐握りつぶして揉む乳房- 北大路京 ...俳句114-3-28
豆腐屋の娘の口へさくらんぼ- 北大路京 ...俳句414-3-28
網の中上半身だけ魚- 北大路京 ...自由詩214-3-28
キスからはじまる- 千波 一 ...自由詩614-3-27
川の上の詩人- 朧月自由詩214-3-27
トム少佐の歌- 吉岡ペペ ...自由詩314-3-27
ぷんすかランバダ- 北大路京 ...自由詩114-3-27
廻る軌跡- ヒヤシン ...自由詩10*14-3-27
ご飯を炊く- 灰泥軽茶自由詩1314-3-26
十字架の空- 千波 一 ...自由詩614-3-26
三月の子守唄- 岡部淳太 ...自由詩914-3-26
サービス問題がサービスじゃなかった- 北大路京 ...自由詩214-3-26
通夜を終えたタバコの煙が月まで昇っている- 北大路京 ...自由詩814-3-26
おいで。- 千波 一 ...自由詩414-3-25
禁断の北大路京介引用詩- 左屋百色自由詩15*14-3-25
抱きしめるんで時間止めてください- 北大路京 ...自由詩214-3-25

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