記憶を消されて過去に生きている 濃密な雨の拘束に
獣の目をした少女が一人
茄子の花のように濡れたまま


時の梯子が外された場所で
僕はポケットの中
ことばを撫ぜ回すだけ
やさいをそだてる
くさとりをする
はたけの
ちかくの林で
うぐいすがないている

山は
さぁ雨上り
風に戦ぐ今日も
悔いは無し
ながめる
雲ゆく

鬼蜻& ....
にわか雨の後に風を読み
電線に止まった鳥がきれい、
だというならば
ガードレールの影がのびてゆき
おどろいた猫の目がきれい、
だというならば
たくさんの小さな色が花びらに
とけ込んでゆく ....
午前五時。満たされた心に筆が泣いている。
家を出て川辺に立ち、今は何も語らないせせらぎが時を刻む。
頭にぽっかりと穴が開き、そこに寂寞が広がるのはなぜ?
こんなにも心は満たされているのに。
 ....
フロイト忌ユングじゃないよ天狗だよ いがみ合う西と東やラ・フランス シャツの襟を朱肉まみれにしている たわんだガラス窓をひたすらに登ろうとしている羽蟻を見ていた。
同じ動作を飽きもせず繰り返している。
彼はなぜその小さな背に生えている羽を使わないのだろう。
よく見るとその羽は見る影もなく疲れ ....
空き缶を叩く菜箸ボンゾの忌 アンティーク柱時計やちちろ鳴く 多数決で学級会走っていく またたいたまたないた 8人兄妹の7番目がエリンギ 化粧箱や封筒の
中には宝石があるものだと
女の子はそれくらい知っている
馬の形をした雲を追いかけて
知らない道を行くと
その細道の先には橋が続いて
途中、別れの言葉を思い出して
しゃくり ....
僕は、プラス思考とか言うものが嫌いだ

まるでおざなりの返事のように
前を向こうと言う人を
僕はきらいだ

前を向くという事は
後ろを背負う事なのに

臭い消しの香水みたいに
愛や ....
煩悩を

抑えて先祖の

敵討ち
二十歳になったばかり
一方的な失恋の末
浪人時代の
受験戦争に嫌気がさして
Cigaretteを吸い始めた

カリブ諸島原産のCigaretteは
大航海時代にコロンブスが
率いるアメ ....
煤けた屋根裏部屋でまだ見ぬ宝物を探すような胸の高鳴りを感じる。
僕はトム・ソーヤであり、私は赤毛のアンであった。
一方に父方の威厳を、また一方に母方の愛情を持つ感覚。
目に見えないものを見、聴こ ....
蟋蟀やドレミファソラシドレドレド 川柳忌イヤミ通じない姑 自分探しは冥土でする 非力な腕を月に掲げて
一つ笑って眠りにつきましょう 明日には 違う世界にたたずんでいることを祈りつつ

一言言うたびに 空気が研ぎ澄まされて
一つの疑問を空に投げかけるたびに 一つの命が生まれ ....
恋はいつも絶望的
羽もひろげてないからしぼんでる
もし救いがあるのだったら今ここで助けてくれないか
手枕に 戯れ
昨日の月
身体は冷えても浮かび上がる
恋のガラス窓 いつも曇ってる
映る ....
お昼休みの中庭に
理科部の男子が
窓から放したハムスター

クローバーをむしゃむしゃ食べた

タンポポも食べるよって
誰かがいった
ストローみたいな茎のはじから
食べていって

 ....
人は言うだろう

「生きる理由がないから死ぬのだ」

では、私は言う

「生きる理由がないから生きるのだ」

おそらく、どちらも正しいのかもしれない だが

この世界で問題 ....
熟れすぎし果実の種やフロイト忌 去り際に決まるウインク秋彼岸 口裂け女の胸を揉んで逃げた 消えてしまいたい と
わたしの心は嘘をつく。

死んでしまいたい と
わたしの表象に刻みつける。

心はわたしに嘘をつく
世界はわたしに嘘をつかない。

わたしの四肢が 動きを求める ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
記憶を消されて過去に生きている- 北大路京 ...自由詩413-9-29
消せない- ただのみ ...自由詩22*13-9-28
黙とう- こしごえ自由詩7*13-9-28
きれい、- 左屋百色自由詩15*13-9-28
しののめに立ちて- ヒヤシン ...自由詩10*13-9-28
フロイト忌ユングじゃないよ天狗だよ- 北大路京 ...俳句313-9-27
いがみ合う西と東やラ・フランス- 北大路京 ...俳句213-9-27
シャツの襟を朱肉まみれにしている- 北大路京 ...自由詩213-9-27
ある社会の中で- ヒヤシン ...自由詩11*13-9-27
空き缶を叩く菜箸ボンゾの忌- 北大路京 ...俳句413-9-26
アンティーク柱時計やちちろ鳴く- 北大路京 ...俳句113-9-26
多数決で学級会走っていく- 北大路京 ...自由詩313-9-26
またたいたまたないた- 北大路京 ...自由詩513-9-26
8人兄妹の7番目がエリンギ- 北大路京 ...自由詩513-9-26
かなしい唄- 春日線香自由詩713-9-26
夜もなく陽は昇れない- ゆったい ...自由詩113-9-26
煩悩を- 吉岡ペペ ...川柳213-9-26
Cigaretteが消していく未来と命- りゅうの ...自由詩8*13-9-26
ありがとうね。- ヒヤシン ...自由詩9*13-9-25
蟋蟀やドレミファソラシドレドレド- 北大路京 ...俳句213-9-25
川柳忌イヤミ通じない姑- 北大路京 ...俳句1*13-9-25
自分探しは冥土でする- 北大路京 ...自由詩413-9-25
命と言う作品(誕生日の友人へ)- 創輝自由詩213-9-25
- 黒髪自由詩3*13-9-25
ダンデライオン- Lucy自由詩19*13-9-25
神の秤の上に- yamadahifumi自由詩213-9-25
熟れすぎし果実の種やフロイト忌- 北大路京 ...俳句213-9-24
去り際に決まるウインク秋彼岸- 北大路京 ...俳句113-9-24
口裂け女の胸を揉んで逃げた- 北大路京 ...自由詩913-9-24
わたしの心は嘘をつく- euyih自由詩513-9-23

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171