ああ 春の匂いがする
ああ なんて孤独なんだろう
ああ ひたすらに歩み進む

命、息吹き
命、育ち
命、枯れ果て

底無き宇宙が開くもの

ああ なんて指先の温かい
ああ 春に湧 ....
例えばスプーンに座って
誰かを待ってる

上がらないシーソーは退屈で
お尻が冷たくなるだけの時間
言葉というリズムに乗れたらなぁ

麦わら帽子を置いた向こう側
取り残された惑星のカケラ ....
ひとつだけ伝えるなら
あなたに何を

朝のまぶしさか
夜のしずけさか
日曜のあきらめと
やすらぎか

風のつめたさか
空のはるかさか
言葉のたよりなさと
たのもしさか

大切 ....
場所を変えても同じ
人を入れ替えても同じ

自分が
動かなければ
世界は変わらない

いつもなんとなく突っ立って

ああ狭いなって

言ってるだけだから
私は
窓枠にとまったノコギリクワガタが
居心地のいい私の部屋を守ろうと
ハサミを開いて威嚇する

私もプレイリストから
作業用ロマサガ戦闘曲集を流す
枯れてゆく冬に名前はなく
キャベツ畑の片隅で枯れてゆく草花を
墓標にしても誰もみるものはいない

ただ今日一日を生き抜くことが
大切なんだと、うつむきがちに言う人に
ぼくは沈黙でこたえる、 ....
薄暗い影の縁に
取り込まれて
居た、
なんだったかな
何処だったかな
宇宙の窪みに
休らって
然るべき場所に確保され
ふんわりと明るみ目覚めた
午前二時半

薄暗い影の縁に
わ ....
雨音は
考える時を与え
立ち止まる街の
空気を洗う

映画館で投げた
ポップコーンや
最後まで
続かなかった言葉に

もう一度はない
そういう覚悟で
この瞬間を
生きているの ....
掻きむしりたいほどのこの感情は
時間が忘れさせてくれることもなく
この心の底でいつまでもくすぶる

手のひらの痒みが消えないのと同じで
痒みを忘れることはあっても
またいつかやって来る
 ....
いつか
そのうえで踊るため
香ばしく腐りゆく土を
踏み固める

汚れていく裸足が
大人になっていくようで
誇らしい

肌に刺さるほど近い景色を
押しのけると、それは霞みがかり、
 ....
生牡蠣の緑は
内蔵のオー
真珠の淡いピンクは
皮膚のウー
冬の夜に吹き抜ける寒風は
頭蓋のアー

アー ウー オー
オー アー ウー
遠く遠い去る去り逃れる
憧れ懐かしい戦慄の
 ....
眩しい太陽が見たい
強い陽射しが

暗い空も
澱んだ雲も
冷たい風もいらない
横殴りの雨や
蒼の炎を放つ月も
打ち消すほどの
太陽が見たい

空気は冷たいままでいい
眩しい太陽 ....
たとえ
どんなに足が遅くて
地味にコツコツ歩いていても
一度に雲行きがあやしくなって
その内にザァザァ降ってきたら
たちまち道はぬかるみ
傘の用意がなければずぶ濡れの人生なのさ

たと ....
哀しみにもみくちゃにされて
いつの間にかこんな所に立っていた
私は風
一つ一つの感情を確かめもせず
時の流れへと身をゆだねてしまう

私の人生は
私のものだから
責任をもって
幸せに ....
答えを探している

答えは至る所に
極めてさりげなく
あるいはこれ見よがしに
散りばめられているのに

コインを拾うように
極めてなにげなく
自分のものにしてしまえば
楽になれ ....
暗い部屋で
{ルビ胡坐=あぐら}をかいている
私の上に

 ?


ひとつ
浮かんでいる

なぜ人間は
言葉を語り
言葉に悩み
言葉に{ルビ温=ぬく}もる
のか

た ....
をとひと

ひとしきり夢をかたるもの
いつまでたってもそのままで
ずっとそのままで



いもひと

ずっと手を
つないでほしがってると
ただ思いこんでいた



 ....
見渡す限りの地平線
垂直に立ち、歩む人
何処までも何処までも
肉を携え魂を生かし
意志の命ずるそのままに
今在る不思議に打ち震え
失うことここで
そう喪失を得て
3と7の鬩ぎ合い昼と夜の
揺らめく結び目シルクのワルツに不規則な鞭を入れる
朝顔たちの禁欲の裂け目から
積み重ねた箱の中の比喩は脚の多い生き物がマネキンの
 ....
ひかり ひかり
青に 眩み
光 光
人は 歩む
ひかり ひかり
大地 廻り
光 光
人は 進む
音符に合わせて
歩いてみると

雲の上に
足跡が残るから
いつもより早く
目的地に着く

南風の暖かい
空気はシャツの
第2ボタンを
開けたくなる

雪解けの
アスファルト ....
ただあるがまま
ありのままに
この不安定を
巧みに乗りこなし
絶対未知の際へと至る

(薄明の稲妻と雷鳴は
常に不断にこのあばら家を襲い)

日一日を乗り越え乗り越え
見も知らぬ神 ....
証明を果たすことではなく
証明を果たされるのでもなく
証明を果たしていくのでもなく

ただ あるという
それだけでいいの
ありたいようにあれ

証明を求めるでもなく
証明を求められる ....
夢の中となりに座ったあなたと話すことが出来なかった
夢でもいいから会いたいと願ったあなたがすぐ横にいて
あなたはもはやあなたではなくわたしの心の影法師なのに
あなたを知りあなたの心を慮ることで虚 ....
【1】
 黎明の森に緑がさらさらと揺れている。
 心の奥であぶくが湧いている。
 しまい忘れた情熱が青く光っている。
 誰かの夢と同じように。

【2】
 闇の中を蠢いていた不安は、 ....
マスクに包んだ
内緒話で
毒抜きをしてる
唇に何故
チューリップ色の
花が咲くのか

這い上がれ
地上で黙する者よ

線路の外側を
守ってるから
命は雪崩を
起こさなくなる
 ....
螢をみたという、この真冬の夜空に
子どもたちは螢をみたというのだ

あれはオリオンではないか
しかし、子どもたちは紛れもなく
螢をみたというから、螢がいたのだ

まだ草笛を好んで吹いてい ....
冬のまんなか
人のいなくなったリビングで
紅茶が湯気を立てている

季節は
迷うことのない水
人も犬も猫もミジンコも
みんな流れて
泳いでいく
目を開けているのが
辛くなったら
 ....
僕たちは、自分のために泣くことができる。
僕も君も、彼も彼女も、傷つくことのできる心を持っている。
悲しいことは、傷つくことはそんなに悪いばかりのものじゃない。
自分の悲しみに寄り添ってくれる歌 ....
朝日は夕日

生き物の気配のない夕日だ

でも夕日は

ちっとも朝日ではないのだ


影が長くのびるよ

ビルからひかりの後光さす

朝から立ち止まってるひと

誰も待っ ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5160)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Walk・on_4_春の感慨- ひだかた ...自由詩7*19-2-27
公園- ミナト ...自由詩219-2-26
猫の教え- やまうち ...自由詩419-2-26
窒息- ガト自由詩6*19-2-26
赤い月が攻めてきた。- mizunomadoka自由詩619-2-25
冬の墓- 帆場蔵人自由詩11*19-2-24
夢の底(改訂)- ひだかた ...自由詩619-2-24
代謝- ミナト ...自由詩419-2-24
新しい風- 坂本瞳子自由詩6*19-2-23
踏み固める- まーつん自由詩419-2-23
宇ノ声(改訂)- ひだかた ...自由詩719-2-23
太陽が見たい- 坂本瞳子自由詩4*19-2-22
雨が降らなければ地は潤わなくて- こたきひ ...自由詩519-2-22
断片- 渡辺亘自由詩219-2-21
答え- nonya自由詩10*19-2-21
五十音の石- 服部 剛自由詩419-2-20
昨日にとけた音かうばし- AB(な ...自由詩5*19-2-19
walk・on3- ひだかた ...自由詩519-2-19
貧者の踊り- ただのみ ...自由詩4*19-2-17
walk・on- ひだかた ...自由詩519-2-17
生命- ミナト ...自由詩219-2-11
来たる日に- ひだかた ...自由詩6*19-2-11
すべてのすすめ- 環希 帆 ...自由詩4+*19-2-11
あなたの夢をはじめて見た- ただのみ ...自由詩15*19-2-11
小詩- メープル ...自由詩2*19-2-9
揺れる- ミナト ...自由詩4*19-2-8
冬の螢- 帆場蔵人自由詩219-2-8
はちみつとジンジャー- そらの珊 ...自由詩7*19-2-8
冬の先- 水宮うみ自由詩2*19-2-8
朝日は夕日- ペペロ自由詩919-2-7

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