あしたプラチナが降ったなら

あたし独りで大金持ち

死をついばむカラスのように

詩をむさぼるガラスの仮面

そうよ、今夜は仮面舞踏会
 
 
休日のオフィスでひとり
コピーをとってる
何度とり直しても
文字や記号は
羽をはやし逃げてしまうから
白い紙だけが高く積まれていく
明日までに終えなければ、
と思う
明日が ....
風に
正義を負わせるな
風に
味方を尋ねるな


雨に
慈悲など求めるな
雨に
素顔を尋ねるな


真っすぐに立て
力の限り

言い訳の一切を
支えにかえて
 ....
散歩道で見上げた空に
何かが吸い込まれる気がした
夜釣りに行った防波堤で
何かに吸い込まれたくなった
近所の鍾乳洞で
私はとうとう吸い込まれた

現実の中にある非現実に近い場所
灯りと ....
上り坂が続く

坂道が
「ごめんね、坂道で」
という

ギアなんてついてない
ママチャリですので
傾斜が上がるたびに
スピードが落ちていく
ペダルが
どんどん重くなる
後悔が
 ....
笑ったり
泣いたり
怒ったり
誰かを好きになったり
嫌いになったり
妬んだり
悔いたり

スポンジのように
生きている

疲れ過ぎてしまった時は
ぎゅっと
ねじれて
小さく ....
5時半にうちを出て朝一の新幹線で東京にゆく

坂道の向こうでは日が顔を出しているのだろう

まだ見えない太陽で外が明るかった

この時間三ヶ月まえまだ会社にゆく道は夜だった

そしてあの頃ぼくはまだ純 ....
ある日ふっと気づいた
言わなくなった言葉がある
忘れてしまった言葉がある

『おはよう』
『いってきます』
『ただいま』
『いただきます』
『ごちそうさま』
『おやすみなさい』

 ....
うつを抱えながら、日々がんばっている彼が 
汗だくで机をぴかぴかにした後 
休憩室で青い顔してのびていた 

あんまり一生懸命だったので 
(無理すんな)とは言えずにいたが 
ぐったりして ....
いのちを一つください
袋も一枚お願いします

かさかさと
すれ違う子供の心
歩道橋のてっぺんで遊ぶ
右の子は右を向いて
左の子は左を向いて
目を閉じたままでお話してる
雨が降ったから ....
ぼくらの練習問題は

なんのための練習問題なのか

練習問題の解き方は

みんな教えてくれるのに

なんのための練習問題なのかは

だれも教えてくれない


花びらが散ってし ....
焼夷弾爆撃によりアメリカは10万匹の天使つくった / 
「君だけを幸せにする! お返事を待っています♪」とメール爆撃 / 
繰り返し画面に映る商品は眼から脳への爆撃である / 
爆撃機ふたつ購入 ....
君のために雨のなか
スーパーへ水菜を買いに行った
料理用の鋏を入れて
細い翡翠色のくきも緑の葉も
みんなガラス容器にあけて
たったそれだけのサラダ
台所には オリーブオイルしか
ないよ
 ....
青い瞳の中に
沈みかかる方舟

手を振れば
手を振り返す
遥か彼方から

震えた体を
異人の言葉が抱きしめてくる
温め合う心と心

黒い瞳の中から
ありったけのサンキューを
 ....
空地を埋める黄色
公園のまだ残る薄桃
空一面に広がる青
山の緑
それを伝えたい私
その心の色
無色でもなければ単色でもない
そのとき見た色に染まり
ただ素直に伝える
そんな心への憧れ ....
時計は8時30分を指している
海面に凛と立つあなたを
私は海辺から涙をこぼしている
風は灰色だ
漣(さざなみ)を立たせたり
あなたの眼を見開かせたり
していて
宇宙は落ちてきそう ....
君は最後の彼女
君は僕のワイフ
君はロンリーハート
君はたった一人の女

はなさない
逃がさない
はなせない
あわてない

君に求めるものは
大きな乳房
美味しい料理
会話の ....
寂しさを通り越して
感覚が麻痺すると
人は寄ってくる
面倒臭くなる

勉強せにゃあかんと
思う反面
遊びたい
夢心地

夢でイカ入りの
ホワイトシチューを
食べる。
皆の為に ....
 
 
(dear L,)
 
 
西窓から
こがね色の蜂蜜があふれ
あけわたされた廊下を
遊び風が濯ぐ
木目の数だけ鈍くきしむ床に
罅割れた指を這わせて
(鳴いている?)
や ....
春のど真ん中
世は宴の真っ最中
桜前線は北上し
人々を巻き込んで
私を巻き込んで

妖気をただよわせた儚い花は
時に人を惑わせる

   私は次元を踏みはずし
   あなたと少し近 ....
インターホンの向こう
奥さんの返答が聞き取れなくなる
営業妨害の嫌なサイレンだ
気がつけば風にのって煙の臭いが満ちてくる
ますますサイレンが近づいて来た

    火事だ!

道路向か ....
薄い月明かりと静寂の夜

シーツの海に 揺らぐ

僕だけが知ってる 露われる姿態を
美しい と抱き締めてあげる

呼吸の心配は要らない
僕の酸素をあげる
脚なんて絡みとるか ....
続いている 遠くまで
揺れている 陽炎のように
霞んで見える 銀色の道

行けるのだろうか 彼方まで
追いつけるのだろうか 天使の後ろ姿に

人間は思い続けて坂を上り
幸せを求めて転げ ....
君はもうすぐドアをノックする
そしてドアを開けた僕を見て
にっこりと笑うはずさ

僕はすばやくドアを閉める
そして腰に左手を回して
にっこりと笑うだろう

「元気だった?」なんていう言 ....
相変わらず、生きている

でも
それでいいのだ

それが いいのだ

絶望と戯れるには 人生は短すぎる

真実から目をそらすには 人生は貴重すぎる

街人の手で 世話をされたサク ....
過去は変えられないけれど未来は変えられる

そんな箴言を吐く奴はうそつきだ

過去は変えられるし

過去を変えなければ未来は変えられない


あらゆる過去を変えるために

ひとは宇宙のあちこちで

あ ....
僕達は旅立たなければならない
その始点と終点はひとつの意味のまとまりを持つ
優美な構造体であって欲しい

君や彼女や彼等が互いに意味付けあう関係性の生きものである僕らは
社会性というオペレー ....
彼女の頭の上には小さな水溜りがあって

そこには綺麗な魚が棲んでいる



僕の額には小さな木が生えていて

その枝に、時々、小鳥が止まったりする





とかな ....
遅咲きの桜に腰かけて
非難の視線を浴びながら
枝を揺すって花を散らせた
早咲きになりたいって
人が報われる話を書きたい
できれば死後ではなく
生きてる間に
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
降るプラチナ- 高原漣自由詩2*12-4-18
背伸び- たもつ自由詩1012-4-18
力の限り- 千波 一 ...自由詩5*12-4-18
現実- marux2自由詩3*12-4-18
自転車でいこう!- そらの珊 ...自由詩23*12-4-18
スポンジ- そらの珊 ...自由詩712-4-18
純粋- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-4-18
忘れ言葉- HAL自由詩10*12-4-18
ぴかぴかの机_- 服部 剛自由詩2*12-4-17
レジ袋- かぐ自由詩212-4-17
だれも教えてくれない- 吉岡ペペ ...自由詩312-4-17
#poem24_爆撃(140文字縛り)- 北大路京 ...自由詩15*12-4-17
若菜- つむ自由詩12*12-4-17
サンキュー_ベリーベリーマッチ- subaru★自由詩18*12-4-17
素直に- marux2自由詩3*12-4-17
わたしは海面に立てないでいる- うめぜき自由詩712-4-17
You_are_the_only_one- ペポパン ...自由詩7*12-4-16
カラオーケストラ- ペポパン ...自由詩4*12-4-16
白雨- 紅月自由詩7+12-4-16
この春も、次の春も- wako自由詩5*12-4-16
その笑顔が忘れられなくて- ただのみ ...自由詩14*12-4-16
セックス症候群- 愛心自由詩612-4-15
銀色の道- 春仙自由詩3*12-4-15
FATE- 文字綴り ...自由詩2*12-4-15
サクラソウ- まーつん自由詩10*12-4-15
ありがとう- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1912-4-15
夢の門出に- 梅昆布茶自由詩1012-4-15
ポエム- 自由詩13*12-4-14
spring_fairy_tale- mizunomadoka自由詩112-4-14
uphill_road- mizunomadoka自由詩212-4-14

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