足りない
足りない
まだ足りない

今日という日がまだ足りない

明日なんて信じない
信じてなんかいないのに

きては終わり
繰り返しの今が私にあったから
ここまできたんだな
 ....
あどけない魔法 途切れないで
手を合わせて祈った 
田舎のおじいちゃんのような空に

くり返す切なさを 
止めどない憧憬を
持て余した 
無限にあったはずの三年間を 
悔やんでも、悔や ....
感動を止めさせる事はできない
いかに美学者や歴史学者が口酸っぱく
その作品について力説したところで
感動を止めさせる事はできない
為政者がピストルを突きつけて
「それを止めろ」と言ったところ ....
ぼくは昔 転がる石だった
ぼくを握った手の熱さを
ぼくを投げたその手の強さも
まだ忘れていない

でもいまのぼくはただの石だ
転がった所にただいるだけの
単なる石になってしまった

 ....
 
真っ白な紙をひろげて 地図を書き込んでください

夢を失くしたなら 素直になってください

さまようのなら 立ち止まってください

誰かが泣きたいなら 私は真っ白な紙になりますか ....
白砂と
小さな世界が待っている
柔らかな海水が裸足の親指に触れる度に
小さな世界へと渦を巻いて引き込まれる
何度も何度も 行きては還り
還れば 行くの繰り返しを
日毎に重ねて そしてまどろ ....
花のむこうに
音は横たわる
夜の一室
屋根の下の迷路


鉄の隙間から見える空
夜は枝
別れは多く
慈悲は少なく


時間がまだ
舌の上にあるうちに
きまぐれな ....
明るく
楽しく
元気に
ハッピーに


なんて


やりたいと
思ったこと
なかった


人の言葉に頷き
決められたことを守り
与えられ ....
なあシロ
おまえ
失恋って
知ってるかあ

あのなあ
食い物じゃないんだ
そんな
嬉しそうに
 ....
{ルビ斬る=アン}/{ルビ叩く=ドゥ}/{ルビ潰す=トロワ}

ベートーベンのリズムで剣は

標的「甲」を なます切り

凪いだ湖面に反射する光

われが、われだけが

爪弾く小夜 ....
 
 
世界は晴れあがっています 
わたしたちの頭は禿げあがっています 
この頭の表皮に繁茂している
おびただしい髪の毛がすべて 
アデランスだと言っても
あなたは信じるでしょう 
で ....
街はカーニバルの海

路地裏では人身販売

初めて像を見た子どもの瞳の輝き

自分の行く末を知った少女達の涙

混沌のパラドックス

流転するパラノイア

 ....
僕の愛したその窪みは
どこにも通じることはなく

僕の愛したその丘は
なにを眺めることもなく

ただ僕だけを映し返して
それでもいいよと微笑んだ

僕の愛したその風は
なにに阻 ....
風の強い夜路地裏では猫が恋人を探してる

猫も独りじゃ寂しいんだろう

動物も植物も、独りじゃ生きていけない

あたしは窓からその様子を窺って隣で寝息をたてる男にちらりと目をや ....
どうせこんなもんだろ?  
なんて姿勢はしてこなかった
我武者羅に
ただひたすらに
目の前の一つ一つと向き合ってきた

どうせこんなもんだろ?  
なんて台詞は発してこなかった
無我夢 ....
詩を書いていたってしょうがない
そうして 今日も 日が暮れる
金や 人の賞賛を 得られるというわけでもない
寂しい思いの連続というわけさ
だけど 今日も 僕は 詩を書いていた気がする
他 ....
歌を聴いて
映画を見て
美しい自然に触れて
素晴らしい芸術に出会って
誰かを心配して
努力が実って
幸せを実感して
絶望に悲観して



人は死ぬまでにどれだけの
涙を流すの ....
手に持った花だけが赤くて
微笑みは色づくことなく
そんな夢の残り香だけが
寝ぼけまなこに引っかかってる


言葉にした途端に取りこぼしてしまう
こころの音階
りんごをりんごと
恋を恋 ....
あなたからの援助で
私は生活してた
自分で働いたお金は貯金し
大事に仕舞った
あなたの援助は
途切れることなく続き
あなたは私の人生を作ってくれた

大病を患ったあなたに
預金を解約 ....
空が裏返り
わたしたちは輪の中に身をしずめる

心がぜんぶの水を
吸いとってしまって
体は吹き飛んでいった

肥大して
びしょびしょのわたしたちは
輪を抱き
輪に抱かれながら
 ....
裏庭に捨てられたロボットの
90バイトプログラムから
この宇宙は生まれた

炭素 窒素 水素 雷 宇宙線 マグマ

あなたが森であるために
森である必要はない

海と太陽
 ....
好きな人ができる
一緒に居たいと感じる
想いを伝える

どのときが一番幸せなのか
わからずに歳をとる

お皿から箸で拾い上げ
口に入れ
その味を楽しむときが幸せなら

想いを受け ....
くるぶしからキスをして

部屋の灯りはすべて消して

わたしの乳房をまさぐるその手が

あの人のものだと思いたいから


背中から愛撫して

声をあげないで

わたしの陰 ....
「やっぱうまくいかんわ」

すれ違った会社員らしき人が

携帯で話しよった


「やっぱうまくいかんわ」


(ほんまにそうじゃな・・・)

ウチは自分の事を言い当てられたかと ....
言葉が嫌いになりそうです。

と、書いているのも言葉であるので、


書くのが嫌になりそうです。

と、伝えるのにもやはり文字が必要でして、


伝えるのが面倒になりました。

 ....
また会えること楽しみにしてるから

小、中、高と慣れ親しんだ街で

兄も弟も都会に移り住んで私と父と母での都会暮らしが始まって

何だか寂しくて

今でもこの都会から故郷へ戻りたい気持 ....
はじめて生き物の最後を看取った
TVや本やゲームや映画や動画ではありふれてる 死
だけれど今度は違っていた
8年と半年の思い出を重ねてきた者の 死

それは美しい羽を持つ文鳥
つややかな羽 ....
新聞を 読もうとしたら 猫が乗る 淡く儚く散り逝く
切なく脆く飛び立つ

昇る音階に
合わせるように踏み出したおぼろげな勇気
迷い込んだのは
昔話めいた背景音の森

行方はなくとも
目指していた愛は遠くとも
叙情的 ....
君がたんぽぽなら 僕もたんぽぽ たんぽぽか向日葵 向日葵か太陽 太陽なら たんぽぽとの距離は遠い 約1億5千万キロメートルもある だから太陽はなし。たんぽぽなら、横で咲く。   #恋文


君が ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
背伸び- 朧月自由詩112-5-28
信用金庫が開くまで- komasen333自由詩2*12-5-28
感動を止めさせる事はできない- yamadahifumi自由詩312-5-28
転がる石- HAL自由詩6*12-5-28
道しるべ- 自由詩412-5-28
海岸線との境目には- 岸かの子自由詩5+*12-5-28
水と巡り- 木立 悟自由詩312-5-27
honesty- ホロウ・ ...自由詩2*12-5-27
なあシロ- 青色銀河 ...携帯写真+ ...512-5-27
月蛟- 高原漣自由詩1*12-5-27
頭皮行- たもつ自由詩812-5-27
祈りの民- 永乃ゆち自由詩1*12-5-27
愛していない- euyih自由詩312-5-27
遺言劇- 永乃ゆち自由詩1*12-5-27
ピラミッドの落書き- komasen333自由詩3*12-5-27
眠ることだけが続けばいいのに- 番田 自由詩212-5-27
涙の行方- 春仙自由詩7*12-5-27
印象- 八布自由詩712-5-26
まばたき- mizunomadoka自由詩3+12-5-26
裏返り- はるな自由詩612-5-26
ふたつめの命- mizunomadoka自由詩612-5-26
想う- marux2自由詩1*12-5-26
くるぶしからキスをして- 永乃ゆち自由詩2*12-5-26
人生- 永乃ゆち自由詩4*12-5-26
ショコラケーキと脂肪酸- faik自由詩9*12-5-25
愛する場所- 岸田みさ ...自由詩412-5-25
産まれてきてくれてありがとう- いぬぐす自由詩4+*12-5-25
私を見てと- きみのて ...川柳3*12-5-25
幾千幾億の高揚樹林- komasen333自由詩2*12-5-25
_5月23日_#恋文の日らしいので非公式RTした人にラブレタ ...- 北大路京 ...自由詩11*12-5-25

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