この世間の狂騒

異物混入は真因ではない

異物混入なんてふつうのことだ

謝罪くらいで済まされるべきものだ

そんなことでは死なない

ペットですら死なない

原発のほうが問 ....
毎晩抱いて眠っているが抱き合えないの抱きまくら カッとなってたまるもんか!とカッとなる

天井が月面みたいに見える

またあの発作が来るのかな

布団にくるまり待っている

カッとなってたまるもんか!とカッとなる


慣れるこ ....
大雪で動けない僕を横目に進むコトバの火炎放射器 降り続く雪に言葉が埋もれてる溶かせど溶かせど雪雪雪雪 君の睫毛に哀愁を見たよ
女として
君はどんな哀しみを背負っているのだろうか

弟のふるえる声色にせつなさを見たよ
男として
君はどんな苦しみを背負っているのだろうか

祈りが光となって ....
ボールペンよくあるタイプの
百円程度で売られている
そうノック式
透明で
インクの残りが見える
正々堂々それがいい
そいつが相棒だ


だが考えてもご覧
この何処までも機能に徹した ....
世界はこんなふうに白く積もる

世界はこんなふうに白く汚れる


世界は非情だ

科学や物理より

世界は非情だ


世界はこんなふうに白く積もる

世界はこんなふうに白く汚れる
こころ決して身を投げる
あなたの瞳の奥底へ
海の深みに沈んで落ちて
胸苦しさに酔いしれて


あなたの底に潜むものが
闇に蠢く魔物なら
どうかその触手で存分に
わたしを探って下さいな ....
「昨日だよ弘法さん」とボケてきた君を黙ってハグした冬至 立ち入り禁止

柵を立て

立ち入り禁止

張り紙し

立ち入り禁止

うずくまる

ひとりっきりのかくれんぼ

もういいかい

まあだだよ

だれかくるのを拒んで ....
昨日空にひいた線を
ずうっとたどってゆくと着ける場所へ
ゆくのが夢なんだと思うようにしている

夢がないといけない気がするから

現実はさむい冬のままで
つかんでいなかったあなたの手が
 ....
女の人の持っている鞄が気になってしょうがなかった
遠くへ行けば行くほど 鞄を欲しがる様になっていった
ピンクのショルダー 
黒のハードな合成革に金の鎖のアクセントの物
軽量ダウン地のブ ....
どうせならサラッと
綺麗な挨拶で

ポップスを口ずさむように
Bye for now!

いやあ
執念深いお前のことだから
夜のしじまにそろっとやってきて
お化けみたいに
また ....
例年にない大雪で
なれない除雪に悩む市民をよそに
ひたすらアパートの除雪に精を出す
あいつ

――大丈夫 おれ 雪国育ちだから


観測史上初を連日更新する中
近所の家々をまわり除雪 ....
言葉にするんじゃなかった
自分の感じたことを 苦心して
やっと言葉にして発したのに
誤解され 非難され さんざんな目にあった
こころの思いというものを
言葉などで表現しきれるわけはないの ....
友といさかい冷えた心で乗った電車
開いたドアからはいりこんだ冬の風が
通り抜けていく

二・三歳の男の子を連れた若い女が
隣にすわり 子を膝に乗せる

子の足がずれて
座席のあかいビロ ....
普通列車

快速でもなく 特急でもない

各駅に何事もなく 線路を走る

普通に生きる

自然に 当たり前に過ぎて行く時間の経過が
何とありがたいことだろう

普通に生きている感 ....
誇りを失った鷹は
何処に住めばいい
いや
何処にも住む所はない

だから高く
高く飛べ Fly high
誇りを取り戻せ Fly high
人智を超え
宇宙まで届け Fly high ....
珈琲の匂いを逃がすように
少しだけ窓を開けた

庭の木立から
ザクザクと音がする

雪を掘って
ドングリを食べてるのよ

起きてきた姉が言う

私たちが戻らなくなったら
ここも ....
今年は喪中の葉書が多いねと
年賀状を印刷しながら姉が言う

時々色を滲ませながら
古いプリンターがウィーンと動いてる

すこし早めのクリスマスケーキを切り分けて
マシュー・マコノヒーの映 ....
種を蒔け
たくさんの葉や花や
実をつける種を

種を蒔け
君の愛した人に
君を忘れさせないように

種を蒔け
君の生きた証を
残す旅に出た時に

種を蒔け
いつか ....
罪を背負ったまま台車で運ばれている 涙ふかないままフルスロットル 胸に巣食った小さな影が
あなたの時を刻み続ける
砂時計のオリフィスを
いつの間にか歪めていたのかもしれないと
あなた自身が気づいてから
あなたはきっと違う風景を見ている

そう、残酷な告 ....
ガラスの葉っぱに滴る雨水が甘い匂いを放っている。
この街の横顔が、夜明け前の薄青い静寂に包まれている。
店を閉めたジャズバーの管理人が、暗い色のコートを着込み、
メインストリートの奥へと消えてゆ ....
そうして物語の行間
壊れた時計から逃げ出せない二人は
互いの体臭を帯びた愛の上澄みのやるせなさが
ゆっくりと肺を満たし魚に変わるまでの昼と夜を
ナイフのような耳で削りながら冷たく灯していた
 ....
もっと上手く生きられたら

傘も飛ばされずに済んで
水溜りも避けて通れた

気づかないふりをして
痛みに触れてみても

生温かいものがあるだけ
きっともう動かない

ねえ、用意は ....
君が真っ赤に手を染めていた
僕は君が人殺しには見えなかった
僕は君が太陽を盗んできたのかと思ったよ
だって僕はその時
真っ青にこの両手を染めていたんだもの
四頭の巨鯨コントラバスの弦
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
異物- 吉岡ペペ ...自由詩415-1-14
毎晩抱いて眠っているが抱き合えないの抱きまくら【都々逸】- 北大路京 ...伝統定型各 ...315-1-13
テロの悲しみ- 吉岡ペペ ...自由詩315-1-13
大雪で動けない僕を横目に進むコトバの火炎放射器- 北大路京 ...短歌515-1-12
降り続く雪に言葉が埋もれてる溶かせど溶かせど雪雪雪雪- 北大路京 ...短歌415-1-12
Fly_high- 渡辺亘自由詩315-1-5
ペンとスケッチ- ただのみ ...自由詩15*14-12-27
非情- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...314-12-26
無邪気な竪琴- ただのみ ...自由詩18*14-12-23
「昨日だよ弘法さん」とボケてきた君を黙ってハグした冬至- 北大路京 ...短歌414-12-23
かくれんぼ- 花咲風太 ...自由詩514-12-22
空の栞- 朧月自由詩414-12-21
- 為平 澪自由詩9*14-12-21
Dear_All- keigo自由詩214-12-21
雪国の男子- ただのみ ...自由詩16*14-12-20
言葉はいらない、いのちの歌を聴け- 南無一自由詩1*14-12-20
母の胸- イナエ自由詩13*14-12-20
普通- 佐白光自由詩1*14-12-20
Fly_high- 渡辺亘自由詩214-12-19
鹿- mizunomadoka自由詩314-12-19
20年前みたいに- mizunomadoka自由詩414-12-19
種を蒔け- 瑞海自由詩13*14-12-19
罪を背負ったまま台車で運ばれている- 北大路京 ...自由詩514-12-18
涙ふかないままフルスロットル- 北大路京 ...自由詩314-12-18
隣に住む人- 夏美かを ...自由詩28*14-12-18
街の風景- ヒヤシン ...自由詩7*14-12-18
イメージだけがひとり歩きだす場所で- ただのみ ...自由詩17*14-12-17
少女だったもの- ときたま ...自由詩414-12-15
無題- 余韻自由詩214-12-14
四頭の巨鯨コントラバスの弦- 北大路京 ...俳句414-12-14

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