四季の巡り会わせに机上の万年筆は時を刻む。
 古びたノートから溢れてくる言葉達は
 オルゴールの音色と共に空間に放たれる。
 胸躍らせた他人の言葉に思い出が宿る。

 雨に濡れた紫陽花 ....
 活火山の麓の村より我が半身 便りを寄越す。
 初夏の訪れより早く来るが良いですよ。
 ヴァイオリンのたなびく村はここです。
 フレームに収まらない風景はここです。

 屋根裏でチェロを ....
ホットする引出し

3時に引出し

お菓子を引出し

ホットする

夢の引出し

6時に引出し

鞄を引出し

夢が膨らむ引出し

ホットして癒される

心のビタミ ....
精神と時の部屋を使ったのに夏の宿題まだ片付かず 言葉はなぜあなたにつたわるのだろう
あなたの脳内で維持されている
概念に呼応する音声あるいは文字列を

話し手と聞き手が相互にいれかわりながら
違和もさしてなく理解できる不思議

中国の ....
海が広がっている
どこまでも
広がっている

ゆっくりと
波立ちながら
幾つもの筋を刻み
奥まっていくその生動

水平線に凝縮する濃紺を
雨空の灰白に際立たせ
のたりのったり
 ....
引いてダメなら押せ
押してダメなら引け
それでもダメなら持ち上げろ
そうすれば道は開く
いまさらデューク更家のウォーキングやけに激しい風が吹いてる プラセボ効果なく弱冷車は弱冷車 袋開けたばかりのポテチが湿っている 雨止まずマッチ箱の家 ギャルみこしオールスターに踏まれたいピンヒール履き騒いで欲しい 祈り続けよう
私が人間性を取り戻すまで
祈り続けよう
私が歓喜を取り戻すまで
今言葉は意味の枠を超え
蒼い虚空へと翔び立つ
私の害を超え
私の憎しみを超え
私の苦しみを超え
人間性は ....
双子だった祖母方のまたいとこはすこし胸が大きい
潤んだ神秘的な瞳は深くて
同い年なのに
大人に見える
意味深な暗号のように念仏がくりかえされるなか
むかし いっしょに あそんだはず ....
 
 
水のない駅でした
蝉の音がしました
産まれた日もあやふやなままに

服の端が揺れて
私たちは何か話をしました
並んでいました

指を伸ばせば届きそうなほど
影になるとすべ ....
AVの延滞料で救えた命がある 語尾にニャをつけて元嫁 ――卵がない!
     よりによって

妻が亡くなってから 
最初の息子の誕生日
わたしは初めてオムライスを作った
息子の大好物
記憶の中の見よう見まねで
決していい出来ではなかった ....
イルカの絵買ってから音信不通やけに激しい風が吹いてる お腹から卵を一つ取り出して 私は一つの「し」をつくる
月に向かって 卵を放り投げておくと
月は空で泪目になるころ 「し」をこぼす
私は卵を産むために 屋根裏部屋で猫とじゃれ合い
卵を夜 ....
わたしの苦しみは
わたしの苦しみ
あなたには体験できない

あなたの苦しみは
あなたの苦しみ
わたしには体験できない

この世界の美しさは
この世界という美しさ
わたし達は体験でき ....
浮気した罰でロシアンルーレットやけに激しい風が吹いてる 言葉がズレてしまった
君が君でなくなった
もうあの時とは違うのさ

君の背中が違って見えて
それはまぁ、そうか
それはまぁ、仕方が無いか
そう思うんだけど
寂しさはやっぱりあって
受 ....
引いては寄せる
寄せては引く
死んでは生きる
生きては死ぬ
  ■■■
産まれて生きて
事象を体験し
引いては寄せる
寄せては引く

響いては消える
消えては響く
繋がり切れる ....
 朝夕と寒さの残る白樺湖のほとりの美術館で娘と戯れる。
 初めて間近に見る大きな影絵は色鮮やかに娘の眼前に聳え立つ。
 後往く月この戯れが続くのだろう。
 残された日々はあまりにも短く感じる ....
 街角の雑貨店に流れるオルゴールの音色が心地よい。
 店番をしている若い雌猫のカフェオーレのような顔もまた楽しい。
 店の扉を押し開けてのっそりと入ってくる常連の猫は
 手入れの行き届いたひ ....
今日は素敵な漫画を読んだよ

新たな出会いが私を幸福にさせる

この世界の誰かが 言葉を 絵を 物語を 紡いでくれる

その事実がとても愛おしい
生けるものはみな空の下
動物も花も人も
色や形は違っても
みんなおなじ
目には見えないけれど
喜びも悲しみも争いも平和も
いいことやいやなことも
みんなおなじ空の下
だから仲良くしよう
まだ 目覚めていない
血液のせせらぎを聞いている
群青の影が台所を滑り
頭の中 雀が何か啄んだ

フライパンに火を入れる
蓮の花が開くように
わたしは呼び覚ます
朝はひとつの卵から生ま ....
死んでたらフェニックスとは言わんやろやけに激しい風が吹いてる
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5183)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
記憶- ヒヤシン ...自由詩6*15-7-5
追分より- ヒヤシン ...自由詩5*15-7-5
袖机- 佐白光自由詩1*15-7-3
精神と時の部屋を使ったのに夏の宿題まだ片付かず- 北大路京 ...短歌215-7-3
言葉- 梅昆布茶自由詩2015-7-2
最初の海- たけし自由詩4*15-7-2
強引- リィ自由詩3*15-7-2
いまさらデューク更家のウォーキングやけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌115-7-1
プラセボ効果なく弱冷車は弱冷車- 北大路京 ...自由詩215-7-1
袋開けたばかりのポテチが湿っている- 北大路京 ...自由詩215-7-1
雨止まずマッチ箱の家- 北大路京 ...自由詩615-6-30
ギャルみこしオールスターに踏まれたいピンヒール履き騒いで欲し ...- 北大路京 ...短歌315-6-30
虚空- 渡辺亘自由詩115-6-30
血縁- 自由詩21*15-6-30
記憶- たもつ自由詩1015-6-28
AVの延滞料で救えた命がある- 北大路京 ...自由詩915-6-28
語尾にニャをつけて元嫁- 北大路京 ...自由詩315-6-28
『年中行事』__卵から始まるはな詩⑤- ただのみ ...自由詩14*15-6-27
イルカの絵買ってから音信不通やけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌315-6-27
屋根裏部屋で「し」を作る- 為平 澪自由詩1115-6-26
生きて在ること- たけし自由詩5*15-6-26
浮気した罰でロシアンルーレットやけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌215-6-26
紫色の空に- opus自由詩115-6-25
反復変化- たけし自由詩215-6-25
湖畔にて- ヒヤシン ...自由詩6*15-6-25
愛というもの~永遠と呼べる一瞬- ヒヤシン ...自由詩10*15-6-25
紡ぎ- 雲留みか自由詩215-6-24
みんな仲良く- リィ自由詩1*15-6-24
『目玉二ア』__卵から始まるはな詩④- ただのみ ...自由詩13*15-6-24
死んでたらフェニックスとは言わんやろやけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌415-6-24

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