贅沢が布団にくるまっている 夜が止まる 蟻は匂いのある方へ往く   
一瞬、静止して 
触角をぴくり震わせ 
再び――無心に進む
 
(黒い背に小さな太陽を映して)

日常にふと佇む、僕も 
蟻の心で 
何かを受信しようと ....
  ――なんの欠如を
    怖れているのか


 踊りたいから踊るのだ
 何が悪いか阿呆ども
 元来人は踊るもの
 踊って歌って
 笑って泣いて
 怒れるものが人なのだ

 鳴 ....
痛いの痛いの飛んでゆけ

痛いの痛いの消えちまえ

ぼくまでひゅっと

ぼくまでひゅっと

痛いの痛いの飛んでゆけ

痛いの痛いの消えちまえ


悲しくなりたくないだけなら
 ....
花ひらけ



梅桃桜と順々に咲きほころんで、
空へ昇華される花々。

私は久方ぶりに太陽の光を全身に浴びて、
自然の美しさにほれぼれと、
園児の様にはしゃぐ。

花 ....
どこにいてもアウェイ ギュギュギュイーンギュギュギュン休みたい 18ホール全部ホールインワン俺ゴルフ ふるさとのデスメタル母の声  
 
栞の代わりに挟んでいたミルクをこぼして 
僕らはどこまで読んだかわからなくなった 
立春が来たことに気づかないまま
掃除を始めた人たちみたいに
ひどく狼狽えた気持ちになった 
 ....
  それは 真夜中の出来事だった


  白いシーツにくるまった
  私の鼓膜をくすぐる
  乾いた漣の音

  胸騒ぎが
  私を揺り起こした

  その音が響いてくるのは
  ....
生きている時間を
三分の一以上使わないと
夢は叶わない

そうでないのに叶った場合は御用心

それ悪夢ですよ
むかしむかしある所に
哀れなおんながありました
たいへん貧しく生まれたので
おんなは
人に何かをもらうことしか
考えませんでした
自分は哀れな身の上なので
情けをかけてもらうという心得で ....
童貞きどってるやつ 二人子がいる 爪先まで宇宙  君は強いねと言うから
 そうかもねと答える
 弱さに溺れる人は本当は強く
 あなたのような人が本当は一番弱いのかもしれない
 私は強い。
 働いてるから、とかいう労働者を私は殺すし
 勉 ....
遠くの山が
見える日は

空気も澄んで
はりつめる

景色を切り取る
窓の枠

部屋の暗がり
差す光

窓の向こうへ
踏み出せば

額縁のない
風景画

溶 ....
ことばよりさきに
脱ぎ去れない肉体を持って
取り乱す
見上げれば
木漏れ日が
からだを斑に染め
赤と緑に、網膜が灼ける

わたしは、うまれてしまったのだ
あかくふよふ ....
今は何時頃だろうか

空模様はケチャップと

ウナギやらサンマの

かば焼きの皮の色が混じったような

ギトギト目を逸らしてしまう

私の心模様も

なんだか不愉快なことやら不 ....
お前の髪をほどいて、外に放り出したら
見たこともない世界が開かれる
小さな世界の中から抜け出せ
小さな世界の中から抜け出せ

メイン・ストリートの真ん中にあるジェラートの ....
 
過去にとらわれた方は、遠い目をしてはります

未来にとらわれた方も、遠い目をしてはります


そして現在にとらわれた方は、白昼夢をみてはります




 
ぼくには、ない
その欠片すら、ない
それが不幸なのか
幸福なのかも分からない

あなたにはあるだろうか
なにかに殉じるものが
あなたにはあるだろうか
 
 
二人でガラスのコップに入って
誰かが水を入れるのを待っている
窮屈なのが
とても楽しかった
将来何になりたいか
お互いに言い合いっこをした
君は看護師になりたいと言った
僕は ....
咲きかけの花が
枯れてしまったよ

風に吹かれたか
人に摘まれたか
はたまた
養分が足りなかったか

僕にはわからないが
それでも
悲しくなるのは
僕も
咲きかけているからなの ....
何処よりも早く
咲く花を見たくて
何処よりも早く
鳴く鳥を見たくて

僕ののどちんこは
大陸から張り出して
しょっぱい声で
波を歌い続けている

賑やかな言葉は
トンネルの闇 ....
じぶんを打算で裏切るようなとき

きまっておまえは疲れて眠った

きのうのおまえもそんなだった

だから苦しくて自殺したんだろう


つめたい光が温かかった

水色のそらに雪が降 ....
数えきれない星を見上げ
限りある鼓動に耳を澄ませる夜


この瞬間も
この宇宙では無数の命が微笑みを咲かせて


この瞬間も
この宇宙では無数の命が息を引き取って

 ....
あんまりに海がひかっているから、わたしはあなたと恋がしたくなりました。
理由を聞くひとがいたら、猫でも転ばせておきましょうよ。
親はいないのか
捨てられたのか
たかいのか
ふかいのか
風がきつい
まぶしい
今日の空
ひとのかたちで
風に捨てられて
おまえは
なんていう名の雲か
太郎か、次郎か
花子か、雪 ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5160)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
贅沢が布団にくるまっている- 北大路京 ...自由詩213-3-4
夜が止まる- 北大路京 ...自由詩513-3-4
蟻の心_- 服部 剛自由詩6*13-3-2
自由舞踏派宣言- ただのみ ...自由詩23*13-3-2
この世はあんまり- 吉岡ペペ ...自由詩413-3-2
花ひらけ- 田園自由詩7*13-3-2
どこにいてもアウェイ- 北大路京 ...自由詩613-3-2
ギュギュギュイーンギュギュギュン休みたい- 北大路京 ...自由詩413-3-1
18ホール全部ホールインワン俺ゴルフ- 北大路京 ...自由詩313-3-1
ふるさとのデスメタル母の声- 北大路京 ...自由詩513-3-1
代理睡眠- たもつ自由詩913-2-27
月あかりの羽ばたき- まーつん自由詩14*13-2-27
夢について- 竜門勇気自由詩8*13-2-27
砂をんな- salco自由詩18*13-2-26
童貞きどってるやつ_二人子がいる- 北大路京 ...自由詩513-2-25
爪先まで宇宙- 北大路京 ...自由詩813-2-25
前夜- ソリッド ...自由詩213-2-25
風景- シホ.N自由詩513-2-25
ことばよりさきに- 凍湖自由詩9*13-2-25
空模様心模様- 灰泥軽茶自由詩5*13-2-24
天使たちの罠- ホロウ・ ...自由詩4*13-2-24
とらわれた方- 殿上 童自由詩22*13-2-24
ぼくには、ない- HAL自由詩7*13-2-24
将来の夢- たもつ自由詩1113-2-24
さきかけ- eris自由詩2*13-2-24
半島- nonya自由詩15*13-2-24
きのうの裏切り- 吉岡ペペ ...自由詩313-2-24
宇宙で1番最後に書かれた詩- komasen333自由詩2*13-2-24
猫転ぶ- はるな散文(批評 ...313-2-24
雲の子- たま自由詩40*13-2-24

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