クーポン使ったせいかポテト冷めている
友達にもう戻れない君といるやけに激しい風が吹いてる
乾電池直列にして豆球の限界を知るごとき失恋
砂漠の真ん中で
洗濯機が回っている
インド綿のシャツを着た官吏が
時々中を覗きにやって来る
飛行機が上空を通過する
やり場のないコウモリ傘や
目新しい嘘を乗せて
真夏日 ....
歯ブラシが知らないうちに増えていたやけに激しい風が吹いてる
今日を捨てる人に
終わらない明日をあげよう
たとえばある種の硝子を隔てて
見つめても そこには世の冷たい写しと
見飽きた己の顏しか見いだせないのだが
硝子の向こう 不可知な領域からは
こちらの姿が逐一観察できるように
ひと筋の時の ....
「仲良くさせていただいているけど、友達ではない」
言わなければよかった
後悔ばかり胸に残り
詩にもならねえ
湖岸に立つ私に風は爽やかで
静寂の中に鳥たちの声が聴こえる。
靄のかかった湖面から小枝が屹立する情景は
私に生命力の尊さを教えてくれる。
静かに歩み寄る初夏の足音に耳をすませ ....
ページを捲っていくと
その先に
廃線の決まった駅がある
名前の知られていない従弟が
ベンチに座って
細い背中を掻いている
とりとめのない
日常のようなものは延々と続き
梅雨の晴れ ....
絵日記に行ってない海描いてるやけに激しい風が吹いてる
3代目紅天女オーディションやけに激しい風が吹いてる
メガネって呼ばれてるけど掛けてないやけに激しい風が吹いてる
唐揚げに黙ってレモンかける派にやけに激しい風が吹いてる
柳沢慎吾が書いた脚本でやけに激しい風が吹いてる
何度繰り返せば気が済むのだろう。
私は自分を見た。
逃れがたい現実から目を背けてばかりで。
今日もまた一冊の書物の中に引きこもる。
死にたい なぜ。
死にたくない なぜ。 ....
午前三時 僕はあなたと海を聴いている。
二人は言葉もなくただ海を聴いている。
ただ失くした時間をお互い必死に埋めようとしている。
過去がゆっくりと波間に解けてゆく。
群青色の ....
おとなになれなかったこどもは
おとなロボットに乗った
大きくて頑丈 パワーがあって
こどもには持てない武器をたくさん搭載していた
こうしておとなロボットは戦場へ出て行った
いったい誰がおとな ....
揺るがないものが揺らぐ
仕方のないこと
ありのままを見ているつもりで
水鏡に映った姿を見ているから
冷やかな風にさざなみ
優しい陽射しに微笑み
自らの夢を重ね映して
時を凍らせた写真 ....
現実から逃れるためではない
現実を死ぬまで生きる
そう 何処かで決めているから
扉も窓も開けたままにしてある
鍵は壊れたまま
入口は出口で出口は入口
外側は内側で内側は外側
脳が現実だと ....
大型ショッピングモールを歩いていた
なぜ生きるのだろう
そう考えた時
心がしんと冷えた
なぜ生きるのだろう
なぜ生きるのだろう
とりあえず今日のめしを確保するため
働くけど
感謝そ ....
テトリスの長ーい棒が出ないまままた新しい春が来ました
パン祭り白いお皿を補充するまた新しい春が来ました
パンが食べたい
結婚して子供をもうけたが
三十過ぎに発覚した病が原因で離婚
その後は親もとで闘病生活の女性を担当している
駅前のマクドナルドで聞いた
きみの近況
脳下垂体の異常 ....
41年
生きてきてわかったことは
時は流れるということ
だから焦らなくていい
焦らなくていいよ
どんな失敗も
やがて笑い話にかわる
41年
生きてきてわかったことは
忍耐強く生き ....
一度きりの
ときとして、つかの間の
或いは
やがての日々の懐古となる
すべての複雑な
シンプルさに
ひとは
名をつけたがる
かなしみだとか
裏切りだとか
やさしさだとか
....
箸でつまんで
ポトリ ポトリ
やわらかな壺へ
金色の毒虫入れ合うの
互いに舌を絡め
{ルビ騙=かた}ることば
海が見たい騒がしく
鳥が声が
眼裏掻っ切って
わたしたち手探りのままでい ....
ひきだしがタイムマシンになってないまた新しい春が来ました
ゲーセンでひとのプレイをただ見てるまた新しい春が来ました
電車の窓ガラスに映る
何か忘れ物をしたような顔は
別の世界にいる自分を夢見ている
手に入れたものと失ったものを 秤に載せて
手の中にあった 虹色の玉は
守ろうと握り締めた瞬間に ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト
(5160)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
クーポン使ったせいかポテト冷めている
-
北大路京 ...
自由詩
6
15-6-9
友達にもう戻れない君といるやけに激しい風が吹いてる
-
北大路京 ...
短歌
3
15-6-9
乾電池直列にして豆球の限界を知るごとき失恋
-
北大路京 ...
短歌
4
15-6-9
真夏日
-
たもつ
自由詩
13
15-6-8
歯ブラシが知らないうちに増えていたやけに激しい風が吹いてる
-
北大路京 ...
短歌
3
15-6-7
終わらない
-
リィ
自由詩
3*
15-6-7
長くも短くもなく終わりも始まりもまた
-
ただのみ ...
自由詩
18*
15-6-7
ふと思い
-
秋也
自由詩
1
15-6-6
明け方に
-
ヒヤシン ...
自由詩
7*
15-6-6
梅雨
-
たもつ
自由詩
13
15-6-5
絵日記に行ってない海描いてるやけに激しい風が吹いてる
-
北大路京 ...
短歌
5
15-6-4
3代目紅天女オーディションやけに激しい風が吹いてる
-
北大路京 ...
短歌
3
15-6-4
メガネって呼ばれてるけど掛けてないやけに激しい風が吹いてる
-
北大路京 ...
短歌
2
15-6-4
唐揚げに黙ってレモンかける派にやけに激しい風が吹いてる
-
北大路京 ...
短歌
1
15-6-2
柳沢慎吾が書いた脚本でやけに激しい風が吹いてる
-
北大路京 ...
短歌
1
15-6-2
懺悔
-
ヒヤシン ...
自由詩
5*
15-5-31
凍解〜午前三時
-
ヒヤシン ...
自由詩
4*
15-5-31
おとなロボット
-
ただのみ ...
自由詩
22*
15-5-30
みずにゆらぐ
-
ただのみ ...
自由詩
20*
15-5-23
わたしの部屋には
-
ただのみ ...
自由詩
18*
15-5-15
哀しみは河の流れのように
-
渡辺亘
自由詩
4
15-5-15
テトリスの長ーい棒が出ないまままた新しい春が来ました
-
北大路京 ...
短歌
4
15-5-14
パン祭り白いお皿を補充するまた新しい春が来ました
-
北大路京 ...
短歌
3*
15-5-14
食べる_二編
-
乾 加津 ...
自由詩
22*
15-5-14
時は流れる
-
渡辺亘
自由詩
5
15-5-13
名をつけたがる
-
千波 一 ...
自由詩
3
15-5-13
君みみなれぬ口づけを
-
ただのみ ...
自由詩
15*
15-5-12
ひきだしがタイムマシンになってないまた新しい春が来ました
-
北大路京 ...
短歌
7
15-5-12
ゲーセンでひとのプレイをただ見てるまた新しい春が来ました
-
北大路京 ...
短歌
3
15-5-12
かえり道
-
藤原絵理 ...
自由詩
9
15-5-12
1
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