あなたはあなたの好きでない人と結婚し
あなたはあなたに興味のない仕事につき
そして、あなたは一生涯、あなた自身とは何の関係もない
『他人』を演じ続けて、その生涯を終えるだろう・・ ....
道の先には置き忘れた
少年の靴が、ひとつ
夏の日に照らされ輝いていた。
靴は近づき、通りすぎ、遠のいて――
ふり返るとやっぱり輝いている
あの少年の靴
い ....
誰も知らない
気疲れで倒れそうなことを
誰も知らない
右目と右脳が悲鳴をあげていることを
誰も知らない
マッサージ師に?を連発されていることを
誰も知らない
....
真昼の荒野に陽炎が立つ。
茫洋たる荒地の果てに大海の在るを望む。
私は干からびた海月だ。
海月に語る者は在るか。(それは心の語り手であるか。)
自らの体に楔を打て。その裂口を見よ。
....
王子を待つ女と天使を待つ男がいて夜が明けないでいる
ダイエットは明日から 履歴書書くのは明後日から
拝啓 酷暑の折 いかがお過ごしでしょうか
僕は一足先に
夏に別れを告げるつもりです
今日の帰り道 揺れるススキの穂を見つけ
あと少しで訪れる秋が待ちきれなくなったからです
あの頃僕は 夏の活 ....
するどい刃は
闇のなかでじくじくふくらむ
夕暮れ時、しろい壁には
おおきすぎる影がひろがる
電話越しに言葉をぶつけながら
床にはみにくい落書きをし ....
夏の花びらはたやすく落ちて
コンクリートで分厚い影と
ひとつにかさなった
きみは塀にからだをもたせた
なんだかひどく疲れたみたい
ぼくは膝から胸に ....
ビルの窓から外を眺めると
電信柱のてっぺんに一羽のカラスが
佇んでいる
何かたくらんでいるようで隙がない
こちらを向くなと言っている
たくさんの屋根を眺めながら
下 ....
地下鉄通路階段へ
白い杖を軽やかに 階段の端に触れながら
颯爽と背を伸ばし降りてくる 女性とすれちがう
何と言う事だろう この自分
背を丸め まるで牢獄へでも向かうかのよう
....
うつろな目を見て鳥はおびえる
束の間の充足、命も短い
泣いて濡らすおりがみ
紙の色は涙を染める
太陽の黒点の明滅とオリジナルが存在不可能であること
最終列車は夜を渡る
明けるまでそのまま道 ....
ボス戦の前にセーブ、トイレ、夜食
眠る子を起こさぬようにとる夜食
パーティードレスがひきこもっている
噂をすればテロ
目を閉じて見る
夢は
蓮の花のよう
正直だけれど
謎めいたまま
枯れずに沈む
深い淵へと
黄金の斧か
銀の鯰か
目を開けて見る
夢は
小さな鉢植えだ
虚飾に揺れ ....
それでも夢は叶うと言い切れますか?
夏の暑さは嫌いだ。
ジリジリと肌を焼く。
けれど冬の寒さはもっと嫌いだ。
ジンジンと肌を刺す。
あの人は夏の暑さのように
冬 ....
夜空のもとに
山脈は 青ざめている
思い出
しずめ
鬼蜘蛛と月をからめる
この道
トラックにはねられそうな柴犬をかばい断たれた選手生命
もう君のリングのサイズ忘れてもいい頃だとは思うんだけど
バナナとファミコンをリュックに入れて家出のアピール
シンメトリーなクレイジーがある
私とは閉じられた一冊の書物である
誰にも隅の隅まで読まれてしまい
そうして、飽きられて部屋の隅に放り出された
そんな書物である
私は・・・私の中の物語が人々にとって
一体 ....
こんなところで
ベビーカーを押すお母さんが
コーヒーショップに入ってきた
乗っている赤ん坊は周囲への目配りが鋭い
スマホで大声で話している人がいたが
赤ん坊はまるでカメレオンみたい ....
灼熱の晩夏
なぜ私は
欲望に身を焼かねばならないのか
人としての宿命なのか
苦しみは
私を苛んで
一時も離してくれない
あなたが好きだ
あなたが好きだ
もし赦されるなら
祈 ....
メスザリガニが
身籠った
腹に何百もの卵を抱え
絶えずゆらゆらと揺らして
新鮮な酸素を送っている
まるで
大切なものをあやしているように
ハハザリガニが
出産した
小さな赤ちゃん ....
存在しない言葉
誰からも何とも思われない言葉
そんな言葉達を
物語ろうではないか?
胸を張って、正々堂々と
誰も読まない物語
誰も感心せず、涙も ....
言葉に出来ないの
音にも絵にもならない思想を持つその人は
そう言って涙を浮かべ
英雄になった
言葉に出来ないの
音も絵も色もない
からっぽの心の持ち主は
英雄を真 ....
陰口は聞き逃さない地獄耳優しい声に飢えている耳
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト
(5160)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
あなた自身
-
yamadahifumi
自由詩
2
13-9-1
少年の靴__
-
服部 剛
自由詩
12
13-8-31
誰も知らない
-
吉岡ペペ ...
自由詩
8
13-8-31
茫洋
-
ヒヤシン ...
自由詩
9*
13-8-31
王子を待つ女と天使を待つ男がいて夜が明けないでいる
-
北大路京 ...
自由詩
6
13-8-31
ダイエットは明日から_履歴書書くのは明後日から
-
北大路京 ...
自由詩
2
13-8-31
秋を迎える為に作る花火があってもいい
-
Neutral
自由詩
8
13-8-31
嫉妬
-
草野春心
自由詩
4
13-8-31
花のかげ
-
草野春心
自由詩
2
13-8-31
ビルの窓から
-
灰泥軽茶
自由詩
8
13-8-30
朝の階段
-
佑木
自由詩
3*
13-8-30
おびえた鳥の知る言葉
-
黒髪
自由詩
7*
13-8-30
ボス戦の前にセーブ、トイレ、夜食
-
北大路京 ...
俳句
5
13-8-30
眠る子を起こさぬようにとる夜食
-
北大路京 ...
俳句
2
13-8-30
パーティードレスがひきこもっている
-
北大路京 ...
自由詩
7
13-8-30
噂をすればテロ
-
北大路京 ...
自由詩
1
13-8-30
ゆめよあけよ
-
ただのみ ...
自由詩
17*
13-8-29
それでも夢は(改作)
-
永乃ゆち
自由詩
3*
13-8-29
鬼とゆく
-
こしごえ
自由詩
5*
13-8-29
トラックにはねられそうな柴犬をかばい断たれた選手生命
-
北大路京 ...
短歌
7
13-8-29
もう君のリングのサイズ忘れてもいい頃だとは思うんだけど
-
北大路京 ...
短歌
1
13-8-29
バナナとファミコンをリュックに入れて家出のアピール
-
北大路京 ...
自由詩
11
13-8-29
シンメトリーなクレイジーがある
-
北大路京 ...
自由詩
3
13-8-29
書物の告白
-
yamadahifumi
自由詩
6
13-8-29
こんなところで/大相撲珈琲場所
-
壮佑
自由詩
13+*
13-8-28
灼熱の祈り
-
渡辺亘
自由詩
1
13-8-28
水槽という宇宙の中で
-
そらの珊 ...
自由詩
24*
13-8-28
存在しない私達の為の音楽
-
yamadahifumi
自由詩
2
13-8-28
くだらない発見
-
自転車に ...
自由詩
4
13-8-28
陰口は聞き逃さない地獄耳優しい声に飢えている耳
-
北大路京 ...
短歌
2
13-8-28
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