改札

を過ぎると薄暗い穴に吸い込まれる

二秒又は三秒

そして薄紅の膜に包まれ

僕は精神の一部を失って

吐き出され

通勤の群れに侵食され

溶け入る

ああい ....
風が吹く

風はどこから吹くの?


私は、いつの間にか風に身体を押された!


優しく包み込んであたしを飛ばしてくれた!

青い空を見上げると落ち着く繋がるんだ。雲が赤く染まる子 ....
  座るきみの膝に
  とうめいな猫がねころんでいて
  真っ赤なりんごを撫でている



  僕のじっぽんの指は
  オルガンの鍵盤に載せられ
  ゆるやかにだまりこむ
  ....
保存





何を残す必要がある。



しかしインクは買うつもりだ。
あなたの姿が網膜に結像するまえに

スペースキーを押して

戻って

あなたに出会うまえに

 ....
夕べに
生まれた
小さな泡が
今日に
命の鼓動を始め
明日に
いつつの指を得て泳ぐ

空に
生まれた
小さな塵が
今日に
光の鼓動を始め
明日に
いつつの指を得て泳ぐ

 ....
「助けて」





トントン。
トントン。
助けてください
助けてください
お母さんがまだ帰ってこないんです


助けてください
助けてくださ ....
光に溶ける音を見ても
空と虫との会話を聴いても
鉛を持つもの
言葉を持つもの
神を発明したもののように
誰にも信じてもらえぬもの










 ....
けして知ろうとしないものよ
あなたの代わりにわたしが知ろう
わたしがいったいどこに在るのか
それすら未だに知らぬわたしが














 ....
筆先を紙上に置く
まだ、なにも見たことのない
目のことを思う。
インクがにじみ
黒点が生まれる。

筆先を右に移動させる
まだ、なにも聞いたことのない
耳のことを思う。
ふたつの黒点 ....
上半身はだかの子が
全身でじてんしゃをこいでいる
大きなじてんしゃのおかあさんの後ろを
ちいさなじてんしゃでついてゆく
まるくなって
前だけをきっとみて
回転する足が
うごくうごくうごく ....
「秋のワイン」
           木の若芽

ぶどうの木に宇宙が実っている
一粒一粒の小宇宙の魂が
ほろ苦く ほの甘く かすかにすっぱい
この味こそ宇宙の味わいだ
だが宇宙の香りにつ ....
「つばめ」
          木の若芽

雲の流れる川が少し明るんだ正午
雨がすむその奥から小さな点があらわれ近づいてくる
あれぞ 勇気の鳥 つばめは
雨ぎらう空をみごとな滑空 また上昇 ....
あなたはその(目)を視たことがあるか? 
私はその(目)を視たことがあるか?

ほんとうの(目)はいつも 
鳥の羽ばたく虚空から 
世界の物語を眺めている 

私はあなたを視たことがあろ ....
純粋だけでは生きていけない
人間関係が上手くないと
生き残れない。
愛がないと生き残れない。

短気は損気
カッと来る感情を押さえ
苦しんでいる人を助ける。
はぐらかす事も必要

 ....
巨大な扇風機をもってしても
私のなにもかわらずに
ぐるぐるとかきまぜられるだけのようです

この扇風機は私がもってきた
うまれたときからずっとずっと
かわれかわれと願いながら
この道 目 ....
ひとりで仰げば尚更に
山野の月はきれいです

涙は
雲居をわたる舟

契りは
雲居をてらす舟

言葉が透ける霧の夜は
山野の月がきれいです

あまねく水面は
古巣です ....
ぼくの人生はつねに明るかった

それがいつもぼくの人生だった

これからもそうだろうし今もそうだ

失意や蹉跌におそわれるたびそんなことを思う

思うというより思い出す感じだ


ぼくは約束したことを ....
友は楽しみをくれる。

元気もくれる。

必要にもしてくれ、相談にも乗ってくれる。

そして、真実(ほんとうのこと)も言って励ましてくれる。

友とは、

30代まえ血の繋がりのあ ....
この 空のもと
あなたに 繋がる


この 空のもと
あなたが 幸せであれば それでいい



いつからか 人々は
空を 見上げる事を 忘れてしまったんだ

流れ行く雲たち
夕焼けのオレンジ色

人 ....
 書きたかった
ずっときみのことが

心臓が血液を押し上げるように
月が魚を狂わせるように

まるで澄まし顔の
 未開の詩よ
ことばの装いと枷とはわたしのもの

やがて旅人でしかい ....
 
もうじき終わるこの日差し

そうとも知らず夏はジリジリと

あの日のウチらのように



 
清らかな川の水に足を浸していると

冷たくて気持ちいい

足の先に触れる石の声が

沁みこんできて

生まれ変わっていくようで

何も考えずに

河原に転がる大きな石となって
 ....
しゃべりたくなければ
口をとじていればいい



(・・・・・・・・・・・・・・・ぷはっ)



しゃべりたくなければ
口をとじていればいい
息はしてもいいから



( ....
無邪気であり
かつ残酷でもある少年は
少女にはわからない遊びに夢中になったりする
原始の森から続く通過儀礼のように
せみとり くわがた かぶと虫
昆虫標本

はばたくために作られた軽い羽 ....
何時間たっただろう

真夜中に ふと目覚めては
姿の見えない沈黙と会話する

自分の居場所
あるはずなのに
それを探そうとはしない

孤独が運命なら 受け入れよう
もうしんでしまっていいです
今夜でおわります
そうおもって眠った夕べ
今朝もいかされた


再生するためにあたしは
こんな儀式を必要とします

ねむることって不思議で
今日と一緒に ....
2階の窓の下から
ざあっざあっと
枯葉を掃く音が聞こえる 

朝になると
向かいの家のおじいさんが 
箒ではく音だ 

日々の雑念というゴミが 
すぐに溜まる僕の心も 
あのおじい ....
わたしの中に 
ひとりの処女がいる 

わたしが生まれる前の 
まっさらな記憶の目が 
前を見る 

そうして素朴な場面は 
いくつもの不思議を
身ごもるだろう 

生まれる前と ....
のどかな黄色いひかりに

白い雲がぱっぱっぱっと

目印のように浮かんでいます

ひかりの圧が緩んでいます

ぼくは指を震わせながら

考えたことを打っています


夏が逝き ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
街灯- 三田九郎自由詩2*12-9-7
- スマイル ...自由詩112-9-7
とうめいな猫- 草野春心自由詩712-9-6
保存- 田園自由詩5*12-9-6
Visions- 高原漣自由詩2*12-9-6
星という海星- そらの珊 ...自由詩1512-9-6
「助けて」- ぶらっく ...自由詩312-9-5
ノート(49Y.9・2)- 木立 悟自由詩312-9-5
ノート(49Y.8・2)- 木立 悟自由詩212-9-5
空白- sample自由詩5*12-9-4
自転車をこぐ少年- 朧月自由詩312-9-4
秋のワイン- 木の若芽自由詩212-9-4
つばめ- 木の若芽自由詩312-9-4
目について_- 服部 剛自由詩612-9-3
あこがれ- ペポパン ...自由詩5*12-9-3
風の球体- 朧月自由詩312-9-3
山野の月- 千波 一 ...自由詩6*12-9-3
楽しく粛々と- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...512-9-2
友の心で- 吉岡ペペ ...自由詩212-9-2
この空のもと- 天咲彦之 ...携帯写真+ ...212-9-2
未開の詩よ- ただのみ ...自由詩23*12-9-2
この日差し- 殿上 童自由詩21*12-9-2
休憩- 灰泥軽茶自由詩16*12-8-30
しゃべりたくなければ- kawa自由詩212-8-30
少年と少女- そらの珊 ...自由詩21*12-8-30
静寂- 天咲彦之 ...自由詩212-8-30
ぼくらはみんな- 朧月自由詩312-8-29
おじいさんの箒_- 服部 剛自由詩512-8-28
無題- 服部 剛自由詩212-8-28
八月の秋のひかり- 吉岡ペペ ...自由詩912-8-28

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