やたらめったら起こる奇跡を奇跡と呼びたくない 真昼の青空にいて

お日様はいつもと同じように

まっすぐに向き合ってくれている

それなのに痩せ尖った姿を

心溶かす丸い雲の横で

薄ぼんやり見せてしまい

ごめんなさ ....
ぞろぞろと
つながって
生まれくる
かまきりの赤ちゃん

泡を固めたような
麩菓子に似た卵から
孵化してしまったら
もう戻れない

生まれた瞬間から
君たちは みなしご

風 ....
可愛かった君が
台風になったと聞いて
かなしかった

あんなに可愛かった君が
なに食わぬ顔で
意味や 時間を
張り飛ばしていく

むかし
一緒にうたっていた歌を
はぐれた風に ....
クロワッサンを
ココアにつけて
体も心も温まる。
眠くなり寝床へ

人を大切に思い
人に気を遣って    
人の話を聞いて
人の為にいのる

何もできない僕
情けをかける君
心 ....
おそらく
それが見ず知らずの善良な動物の皮であった
という
ひどく生々しい事実にもたれながら
わたしが
しらずしらずのうちに
この足で踏みつけてきた
ものを想います

どうして
こ ....
すこしのかなしみがあったけれど
それはさもないかなしみだから

窓のそとのことを考えようと

わたしは祈る
きっとまだ
のこっているはず

わたしの場所
この残照のまばゆさ
のな ....
{引用=冬のきみがすきだった
冬のきみがきらいだった




ひややかな恋のまま
ずっととおりすぎて
しまいたかった















あの ....
思いをこめた白球を、無心で投げる。 
霧の向こうから返ってくる白球を、両手で捕る。 
霧の幕が開いてゆく――空白の明日を見据え 
もう一度、白球をにぎる。 
「趣味は何ですか?」と訊かれて、「詩を書くこと」と答えるのは難しい。なんだかものすごく恥ずかしいし、そもそもたぶん、詩を書くことは趣味なんかじゃないと思っているからだと思う、心のどこかで。

  ....
Rock'n' Rollを聴いてるだけで
ぼくらは不良と決めつけられた

JAZZ喫茶で本を読んでいただけで
ぼくらは不良呼ばわりされていた

髪を長く伸ばしているだけで
ぼくらは不良扱 ....
押入れにすわっていると
何も入れたくなくなる

だいじなもの
だいじなひと
すべてはもっていけない
しあわせがある
トイレに残ったペーパーを
見送る


おわりも
はじまりも
 ....
もう一度



もう二度と



一体どちらが



罪深いだろう



愛に後先などなく



後悔に未来などない



けれども幾つかの煌めきを
 ....
眠りよ覚めよ
光は炎の中
静かに舞っているだけだ
魂よ砕けよ
そして最後の光芒を我に与えよ

俺には宿命を持たぬ芸術家気取りが
ただの馬鹿にしか見えぬ裸眼の持ち主だが
ソウルはとっくに ....
ゆらゆら
揺れて

地球の上で転がって

確かなものを確かめに

不確かなものを許すために

さまよいながら
憂いながら

意志を通すために



私は ....
今、自分がいる七メートル四方は平和 かもしれない。
(家族が静かに眠っている)

五キロメートル四方はどうだろう。
参千キロメートル四方は・・。


家族が静かに眠れますように。

 ....
人生はだれに取ってもほとんどが
ハッピーじゃないから

それを骨身に沁みて知っているひとは
ハッピー・エンドを愛する

それがどんなに絵空事であったとしても
ハッピー・エンドを愛する
茂れる樹々の葉の間
真夏の太陽 白い雲
小さな空に白い雲
公園の外はアスファルト
ゆらゆら揺れる路面の景色
権力者の膝元に
声を嗄らして叫ぶ人々
クマゼミの声より
ジージーと
子孫の ....
あおぐ うちわ
木漏れ日 舞い
ついばみ 鳴く 白い雲

腰掛けて 揺れる
飲み散らかした花びら
風爪 斬り 羽織る
草の夢 露の戸

繰り言 湿るサンダル
絡む炭酸 甘く 指に
 ....
望遠鏡を覗いたら小さなレンズの町を見つけた
わざとらしく咳き込んでみる
もしかしたら誰か見ているかもしれなかったし

星と僕の距離にもいくつかの歴史が並んでいて
無理やり重ね合わそうとしても ....
雨降りの夜、厚い雲

独りの私に

一瞬満天の星空を観せてくれた

母の仕業に違いない

そんなこと

星になんかなっていない母にだけ

できることだから
自分の言葉にしか安心できない


眠る前に足で毛布を確かめるみたいに
こそこそ
これはちがう
それもちがうと
言葉をさがしてる

想う風景はあるのに
言葉がでてこない

一人だ ....
いのちみじかし
恋せよ乙女

頬を撫でるそよ風も
街の木々も
胸に焼きつく山の緑も
私にとってすべてが詩
心から心へ
伝わっていく詩には
壁など存在しない
遠く去ったあの人を思い出 ....
ぼくが石になった夜、

その娘は音もなく泣いていた。

「泣かないで」なんて

言えるわけもない

ぼくは石だった。

真っ赤な真っ赤な彼岸花、

どうか泣かないでおくれ

 ....
仕事が終わってから毎日、
夜9時から3時まで
6ヶ月勉強した
1000時間勉強した事になる。

実技免除の講習は
きつかった。
朝9時から夕方7時まで
7日間勉強した。

きつ過ぎ ....
私は父に児童虐待を受けた
毎日頭を殴られ、
毎日コブができていた
理由がわかる日も
わからない日もあった。

自分は愛されなかった事を
悲しく思う。
だから自分は苦しくても
父がウッ ....
夜明け前

夜明けがまだ遠いと歎くよりは
そこから星空を見上げてみてよ
ずっと明けない夜はないから
いつか消えてしまう綺麗な星空を

夢を信じ夢を叶えた者だけが
笑える世界ならばそんな ....
隣ん家の白い猫が鳴いている
早朝五時に朝ごはんをねだって
起き抜けのご主人様の足元を
くるくると尻尾を巻き付けては
あのグレーの瞳で上目っ面気どっているのかもしれない
どうもその声に少し ....
猫になりたい ねむい頭で

カーナビのテレビを見つめている

仕事のことを考えている

うまくゆくには?

そう考えている時点で

うまくいかないイメージに囚われている


だけどぼくは
 ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
やたらめったら起こる奇跡を奇跡と呼びたくない- 北大路京 ...自由詩1312-9-23
月でいて- 芦沢 恵自由詩16*12-9-21
みなしご- そらの珊 ...自由詩1512-9-21
きれいな骨- はるな自由詩712-9-21
温かいココア- ペポパン ...自由詩10+*12-9-21
わたしもまた一枚の皮張り- そらの珊 ...自由詩912-9-21
どれ、ですか- もっぷ自由詩512-9-21
きみへ- 青色銀河 ...自由詩312-9-21
対話- 服部 剛自由詩312-9-20
詩を書くということ- 三田九郎散文(批評 ...612-9-20
昔話か?- HAL自由詩6*12-9-20
引越しと帰り道- 昼寝ヒル ...自由詩612-9-20
もう一度、もう二度と。- 永乃ゆち自由詩4*12-9-20
言葉を忘れた詩人- yamadahifumi自由詩112-9-19
揺れて- もずず自由詩212-9-19
平和への詩- 侔義自由詩4*12-9-18
絵空事- HAL自由詩7*12-9-18
デモ……言いたい- ……とあ ...自由詩8*12-9-18
伏せ字_渡る野- 砂木自由詩25*12-9-17
かたまりあっている- カマキリ自由詩612-9-17
母の仕業- 芦沢 恵自由詩23*12-9-17
風がうたう夜- 朧月自由詩912-9-17
祈り- 渡辺亘自由詩712-9-17
失語症の彼岸花- 高原漣自由詩2*12-9-17
介護福祉士を取るまで- ペポパン ...自由詩7*12-9-17
おとん- ペポパン ...自由詩7*12-9-17
夜明け前- itukamitanij ...自由詩1*12-9-17
素直- マーブル自由詩6*12-9-17
いまはただ陽溜まりのなかでからだを丸めて眠っている- HAL自由詩4*12-9-17
孤独じゃないのに- 吉岡ペペ ...自由詩912-9-17

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