落ちていきそうな音楽に
目を閉じて
その浮遊感に身をゆだねる
落ちていくのに
浮かんでるなんて
削り落っことした青いひかりの先を歩いていた
背筋をぴんと伸ばした野良猫も野良犬もみんな連れてってさ
錆びた戦闘機からマーガレットが咲いているのを見たのさ
そよ風に誘われるがまま泪はいつ ....
冷たい湖の中をただひたすらに泳がせて欲しい

何処にも始まりはなく何処にも終わりがない

水草に足を取られて沈んでしまうまで

ただ泳がせてほしかった


そんな事を思いながらあの日 ....
 
 
炎天下に日傘を差すと 
エイだった(魚の方の) 
図鑑に書いてあるとおり 
危険な棘に注意しながら 
そのまま差して歩く
エイは不機嫌な様子で
時々、乱暴にヒレをばたばたさせる ....
少年

言葉知らずの純粋な少年は
足らない言葉を必死で探し続けてた
書いては破って捨ててノートのページは
減っては減ってはついに無くなってしまってた

ギターを背負った自転車少年は
ま ....
火をなぞる火
けだものの火
溶け流れても
火をなぞる指


短く忘れ
帰り道に手を結び
思い出す
朝の遠さ


狩るもの
水の両腕
霧を指す霧
副葬品 ....
甘い匂いを放ちながら 闇が降りて来る
重い霧がすこしだけ晴れて そこだけがうっすらと仄白く
命を吹き返したように夜が始まる

風があなたの合図
今着いたよ…と云うように 私の前髪を巻き上げて ....
雨降りの夜の街が黒かった

フロントガラスに霧吹きのような水滴

人間界を代表して愛されたこと

たぶん得意げで凛々しかった頃

ワイパーでいっぺんに消えてしまった

雨降りの街が ....
かなうかなって
空を見あげて
思えばこそ
で足りたころ

からずいぶん
遠くに来て
しまった
ちいさな願い

なのだと思うこれは
とてもさもない
なみだなのだと

願う
 ....
夢の入った封筒を
そらの手にまかせたんです
翼をいただいた封筒は
薫風にみちびかれて

ゆくでしょう
かなうかなって
膝をかかえてうずくまる
あの少女のころの

いまのわたしに伝え ....
札を数えて
何年も過ぎた
それを見てニンマリとしている内
何百年も過ぎた
そしてとうとう使う機会のなかった札束は
今ちょうど土に還った
なんにもいらない

もうなんにもいらない

なんにもいらない


記憶にものこらなくていい

あなたが望む証が来るなら

ぼくは存在しなくてもいい


なんにもいらない

もうなんにもいらない

なん ....
ひらり おちる
消しゴムのかす

えんぴつを研いだ時の
木の破片

真っ白なノートに書きなぐった
たくさんの言葉たちが

笑う 泣く 笑う

書いては消した 小さな唄
ちっ ....
雨が降っている

雨が降っている

天気は西から東だから

夜中頃には飯田橋に届く

雨に願いを

雨に願いを

僕の夢は叶わなくていい

君の全てを肯定しよう

雨が ....
小さな家のベランダに
くつしたが干してある


大きなくつしたはお父さん
中くらいのはお母さん
ちっちゃいのは赤ちゃん


足の家族
川の字に並んで
風に吹かれてる
バンドネオンの演奏を初めて生で聴いた。

黒い直方体の蛇腹を拡げたり縮ませたりしながら、

左右ともに30以上あるボタンを押して演奏するその楽器は、

習得の難しさから悪魔が発明した楽器と ....
木々が風に揺れている

甘いだけじゃない新緑の香り

輪郭のない幽霊みたいな緑いろ

こころの美しい象さんのようだ

木々から逃れられずに身もだえている


それを見つめることを ....
母の日がすぎて
枯れるしかないカーネーションが
花屋の奥に隠れている

ありがとう も
ないよ ね 
今さら

なんでもない日に
ぼさっと訪れて叱られようか
母にとっての子供でいた ....
このぼくのこころは
このぼくの鼓動は
このぼくの興奮は
このぼくの足跡は
衝動は
焦燥は
終焉は
再生は


あたらしい言葉を
燃やせば
古い皮質が ....
確かに歳はとったよ
正直に言うなら老いたのかも知れない
からだは正直に歳月を投影する

そりゃ60年も酷使してきたんだ
無理をすれば音も挙げる
死にかけたことだってある

でもぼくの精 ....
緑摘む前世あなたは月でした

見せブラを引きちぎり八十八夜

明日葉やソースで洗う銅コイン

行く春や時間泥棒多発中

横たわる比叡拝んだ今朝の夏

外来魚釣っては捨てて夏に ....
何かを守るため
大切なものを守るため
そうやって全てを失った
優しさが人を殺し
優しさが惑星を殺す
それでも時に、優しくならねばならない
強さを内に秘めたまま
 さびしい薬指を放り置いて
 あなたはどこへ行くの
 遠くなる約束は
 孤独を知らせる鐘

 わたしのことを食べていいわ
 だけど 左の薬指だけは
 最後のとっておきにしてね
 お ....
全てを知りたいと
カプセルの赤子が泣いている

その声の意味は分かるよ

それでも
出逢ったものを信じるしかないんだ

もう泣かないで

世界の写真をあげるから




 ....
ありがとうというと
あなたはただただわらった
・・・なんてね
それはむかしの話
今は十五夜の月に似た
ありがとうの先にいる
いつもと変わらない部屋

いつもと変わらない学校

いつもと変わらない友達

いつもと変わらない僕


ひとつだけ
いつもと違うこと

君が遠くにいること



 ....
冬のように冷たい5月の夜
仕方なく暖房をつけた

足りないよ、余りにも。

放り投げておいたセーター
懐かしい香り
ほら、やっぱり寂しくなった
  倉庫の隅で
  ひとつの闇と
  もうひとつの闇が
  汗をかきながら踊っている



  南京錠のこじあけられる
  冷徹な音をおそれ
  かれらは時折、同時に
   ....
今流行りのナントカは君を楽しませるらしいね

でも今流行りのナントカは君を抱きしめてはくれないね

それに今流行りのナントカはみんなが持ってるね

さらに今流行りのナントカはめっぽう熱や水 ....
古本のあいだにみつけた四葉のクローバー
これをはさんだのはどんなひと
幸福をひとつ逃したのかなあ
それならかわりに僕がもらっておこうか

きみの幸福の受信感度は良好かな
太陽にはいま怪物級 ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5160)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
meteor- mizunomadoka自由詩412-5-17
光源Ⅱ- マーブル自由詩512-5-17
- 永乃ゆち自由詩8*12-5-17
炎天下- たもつ自由詩612-5-17
少年- itukamitanij ...自由詩3*12-5-17
ほつれ_むらさき- 木立 悟自由詩312-5-16
Secret_Forest- 南 さや ...自由詩1*12-5-15
雨降りの街- 吉岡ペペ ...自由詩512-5-15
夢の通り道- もっぷ自由詩712-5-15
お誕生日- もっぷ自由詩1112-5-15
土の札束- yamadahifumi自由詩412-5-15
だから大丈夫- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...612-5-15
文房具- 三奈自由詩31*12-5-15
雨に願いを- 吉岡ペペ ...自由詩112-5-15
素描Ⅳ- 八布自由詩512-5-14
ブエノスアイレスの夏- 吉岡ペペ ...自由詩512-5-14
なにが自然か- 吉岡ペペ ...自由詩412-5-14
赤い花みつけた- 朧月自由詩1112-5-14
生きてるかぎり書けるもの- ホロウ・ ...自由詩9+*12-5-14
【否】- HAL自由詩5*12-5-13
俳句2012_5月上旬- 北大路京 ...俳句17*12-5-13
秘めたままで- yamadahifumi自由詩212-5-13
クスシノユビ- 霙小町自由詩212-5-13
keep_your_world- mizunomadoka自由詩112-5-13
ありがとうの先- ソラノツ ...自由詩2*12-5-13
- ジュリエ ...自由詩412-5-13
皐月- ソラノツ ...自由詩2*12-5-13
倉庫- 草野春心自由詩10*12-5-13
今流行りの- 永乃ゆち自由詩2*12-5-13
しるし- 梅昆布茶自由詩1312-5-13

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172