夫と言い合いになった日の深夜
冷蔵庫の前に這いつくばって
冷たい床に雑巾で輪を描いた
何度も何度も同じ輪郭を辿って
ただ一心不乱にひとつの輪を描いた
怖い顔で子供を見送ってしまった朝は
....
ぼくたちは
いつの間にか忘れてしまっている
今日という1日が
かつて、はるかな先の日だったこと
ぼくたちは
いつの間にか忘れてしまっている
明日という1日が
やがて、 ....
賽銭の額に応じた願いならあした天気になりますように
雨乞いにセクシー美女がくるというあした天気になりますように
月が綺麗ですね
あまりにも綺麗なので齧ってしまいました
すると口いっぱいに恋の味がひろがりました
あれは月ではなくて檸檬でした
あなたは檸檬を爆弾とおっしゃってましたね
....
差し伸べられた手の
ひとつひとつを
丁寧に断って
きた
そうしなければ
いつかの謀反が挫かれる
いつかの糾弾が挫かれる
差し伸べられた手の
ひとつひとつを
丁寧に ....
フェイスブック
ライン
メール
電話も
手紙ですら
もう つながることはない
遠い人
色づくことの葉 散り積もり
掻いて 集めて 徒然に
燃やしてみる その 煙の
立ち振る舞い ....
木々の隙間を縫って滑り込む木漏れ日に太陽と緑の匂いを嗅ぐ。
足元の緑はいつしか真っ白な絨毯になる。
気がつけば木々の葉も色付きはじめている。
夏は過ぎ去ったのだ。
秋を想い、 ....
舐めたら甘い三日月
抱きしめて欲しくなる
満月でも新月でも
抱きしめて欲しくなる きっと
シンデレラの赤い部屋
ガラスの靴を脱ぎ捨てて
七色の声のABC
ウインクで魔 ....
夜空でフラミンゴが歌いながら
右足を差し出すとき
月影は大地をそっと染めながら
ガラパゴスウミガメは
まるで天球を月が
動く速さでゆったり
未来へと歩みを確かめる
*
夢の ....
写経して臨みたる百物語
昔 そこに畑があった
住人たちは種を蒔き苗を植え
野菜を作り花を作り 少しばかりの木を植え
土に汗をおとした
笑い声も聞こえた
主が亡くなった畑を 子供は捨てた
未亡人は独 ....
西日に揺れる色褪せたカーテンの隙間から
焔に焼かれた夏の葬列を見送る
背を丸めて折れ下がるだけの向日葵は
昼に立ち止まり、夜に顔を奪われたまま
晩夏を歩む
背骨を晒し腕も手も顔も腐 ....
どこかから怒鳴り声が聞こえる
悲鳴でないだけ良いのかもしれない
灰色の恐怖 圧迫感
その あまりに巨大で
要塞のような塊は
視界から見切れてしまう
圧倒的な質量の、壁
....
君の取扱説明書
注意書きに
愛だけじゃ動きませんのメッセージ
数十億光年さきは
光でだと数十億年かかるけど
心でなら一瞬でいけるんだ
過去だろうと
未来だろうと
心でなら一瞬でいけるんだ
ぼくは心の実力を信じる
心は時空 ....
雨 いつのまにか
静かな吐息のように
染まりはじめた黄葉から
ひとつ ふたつ しずく おち
{ルビ中空=なかぞら}はしっとりして
往くトンボたち
ゆるやかに すこし乱れて
....
命をそまつに扱うのは、命の価値を知らないからだ。
それは、究極の無知だ。
あの日に近づく合図は
金木犀が香ること
最近よく見る夢は
ブラックコーヒーに
溺れてゆく私
角型よりも
山型の食パンが好き
通学電車でおしくらまんじゅう
数学の ....
「いらっしゃいませ、こんにちは」
こんにちは 尻文字マンです。
「店内でお召し上がりでしょうか?」
わたしは尻文字マン。
店内でお召し上がりです。
チーズバーガーをくださ ....
眠れずに数えた羊50000匹あした天気になりますように
初めてのテルテル坊主見上げてるあした天気になりますように
かくれんぼ誰も探しにこないのねやけに激しい風が吹いてる
フラれた 月曜日の女にフラれた
週刊少年ジャンプのせいでフラれた
最近はONE PIECEしか読まないようになっていたのに
フラれた 火曜日の女にフラれた
踊るさんま御殿のせいでフラれた
....
ながい階段が その夜
わたしの内に滑らかに延び
喉の辺りで途切れていた
笑えるほどにせせこましい
悲しみなど疾うの昔に
桃色の床で何者かに
踏み ....
ー年を取るとはこういうことか7ー
若者よ ズボンをはくとき
ベッドに腰掛けなくても履けるか
家中の者が畳の上で生活していた頃から
立って履くのが常だった
布団の上で寝転 ....
きっと生き方には
真剣なのだけれども
政治家と詩人は似ていると
他の人々に言われたとしたら
お互いが完全に
否定をするだろう
だがひょっとしたら
似ているところが
あるかもしれない
....
身重の母さんをつれて
この道を通ったんだ
秋の彩りが見たくてね
秋の美食に酔いたくてね
俺の
そういう独り善がりは
あの日もいまも変わらない
ただひとつ違うのは
お ....
兄弟の名を星に付け天の川
嫐という字の男が憎い
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト
(5172)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
磨くという行為
-
夏美かを ...
自由詩
47*
15-10-1
未来
-
千波 一 ...
自由詩
4
15-9-30
賽銭の額に応じた願いならあした天気になりますように
-
北大路京 ...
短歌
7
15-9-29
雨乞いにセクシー美女がくるというあした天気になりますように
-
北大路京 ...
短歌
5
15-9-29
月は檸檬ですね
-
北大路京 ...
自由詩
15
15-9-29
念のための武器
-
千波 一 ...
自由詩
5
15-9-28
つながらないあなたへ
-
ただのみ ...
自由詩
22*
15-9-26
秋を想う
-
ヒヤシン ...
自由詩
10*
15-9-26
シンデレラの赤い部屋
-
北大路京 ...
自由詩
7
15-9-24
ちょうど動物園の夜空で
-
りゅうの ...
自由詩
18*
15-9-24
写経して臨みたる百物語
-
北大路京 ...
俳句
2
15-9-24
無断投棄
-
為平 澪
自由詩
6
15-9-24
夏の葬列
-
為平 澪
自由詩
8
15-9-24
コンクリートに殺される
-
凍月
自由詩
3*
15-9-24
君の取扱説明書
-
北大路京 ...
自由詩
6
15-9-23
心でなら
-
吉岡ペペ ...
自由詩
3
15-9-23
秋・湿傷
-
ただのみ ...
自由詩
12*
15-9-23
無知について
-
まーつん
自由詩
3*
15-9-22
あの日になったら
-
瑞海
自由詩
6*
15-9-22
尻文字マン、ハンバーガーショップへ行くの巻
-
北大路京 ...
自由詩
3
15-9-22
眠れずに数えた羊50000匹あした天気になりますように
-
北大路京 ...
短歌
2
15-9-22
初めてのテルテル坊主見上げてるあした天気になりますように
-
北大路京 ...
短歌
3
15-9-22
かくれんぼ誰も探しにこないのねやけに激しい風が吹いてる
-
北大路京 ...
短歌
5
15-9-22
月火水木愛されたい_金土日も愛されたい
-
北大路京 ...
自由詩
5
15-9-22
ながい階段
-
草野春心
自由詩
4
15-9-22
物を両手には持たないで
-
イナエ
自由詩
21*
15-9-22
政治家と詩人と戦争
-
りゅうの ...
自由詩
3*
15-9-21
結実
-
千波 一 ...
自由詩
6
15-9-21
兄弟の名を星に付け天の川
-
北大路京 ...
俳句
2
15-9-21
嫐という字の男が憎い
-
北大路京 ...
自由詩
5
15-9-21
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