西日に揺れる色褪せたカーテンの隙間から
焔に焼かれた夏の葬列を見送る
背を丸めて折れ下がるだけの向日葵は
昼に立ち止まり、夜に顔を奪われたまま
晩夏を歩む
背骨を晒し腕も手も顔も腐 ....
どこかから怒鳴り声が聞こえる
悲鳴でないだけ良いのかもしれない



灰色の恐怖 圧迫感
その あまりに巨大で
要塞のような塊は
視界から見切れてしまう
圧倒的な質量の、壁
 ....
君の取扱説明書

注意書きに

愛だけじゃ動きませんのメッセージ
数十億光年さきは

光でだと数十億年かかるけど

心でなら一瞬でいけるんだ

過去だろうと

未来だろうと

心でなら一瞬でいけるんだ

ぼくは心の実力を信じる

心は時空 ....
雨 いつのまにか
静かな吐息のように 
染まりはじめた黄葉から
ひとつ ふたつ しずく おち
{ルビ中空=なかぞら}はしっとりして
往くトンボたち
ゆるやかに すこし乱れて


   ....
命をそまつに扱うのは、命の価値を知らないからだ。
それは、究極の無知だ。
あの日に近づく合図は
金木犀が香ること

最近よく見る夢は
ブラックコーヒーに
溺れてゆく私

角型よりも
山型の食パンが好き

通学電車でおしくらまんじゅう

数学の ....
「いらっしゃいませ、こんにちは」

こんにちは 尻文字マンです。

「店内でお召し上がりでしょうか?」

わたしは尻文字マン。
店内でお召し上がりです。
チーズバーガーをくださ ....
眠れずに数えた羊50000匹あした天気になりますように 初めてのテルテル坊主見上げてるあした天気になりますように かくれんぼ誰も探しにこないのねやけに激しい風が吹いてる フラれた 月曜日の女にフラれた
週刊少年ジャンプのせいでフラれた
最近はONE PIECEしか読まないようになっていたのに

フラれた 火曜日の女にフラれた
踊るさんま御殿のせいでフラれた
 ....
  ながい階段が その夜
  わたしの内に滑らかに延び
  喉の辺りで途切れていた


  笑えるほどにせせこましい
  悲しみなど疾うの昔に
  桃色の床で何者かに
  踏み ....
       ー年を取るとはこういうことか7ー

若者よ ズボンをはくとき
ベッドに腰掛けなくても履けるか

家中の者が畳の上で生活していた頃から
立って履くのが常だった
布団の上で寝転 ....
きっと生き方には
真剣なのだけれども
政治家と詩人は似ていると
他の人々に言われたとしたら
お互いが完全に
否定をするだろう
だがひょっとしたら
似ているところが
あるかもしれない
 ....
身重の母さんをつれて
この道を通ったんだ

秋の彩りが見たくてね
秋の美食に酔いたくてね

俺の
そういう独り善がりは
あの日もいまも変わらない

ただひとつ違うのは
お ....
兄弟の名を星に付け天の川 嫐という字の男が憎い 尻文字で詫びている 誰のだか思い出せない名刺の角が丸い ある日{ルビ馬鹿=うましか}は恋をした
とても美しい理念に

薬はなかった
あっても飲みはしないだろう
なにせ

夕日を浴びた{ルビ馬鹿=うましか}の群れが
一斉に嘶いた

美しい ....
夏過ぎて
名残の風は
漂泊の
想いで刻む
たむけ花

荼毘に付したる
骸には
五色に浮かぶ
懸想文

てのひらほどく
文様も
水底沈む
龍鱗に
染むる誓いと
思し召 ....
天国と地獄の門は開かれた

今と未来の狭間に漂う中に突き付けられた

そのナイフ

鋭く胸を抉るのは

君にだけ
与えられた手法であり
思想であった
僕はあの日のように
ひとしずくの水に戻った
水の精に魅了されたピア二ストは健在だった
瀧のごとく
怒涛のごとく
自由に偏在し
現れては消える
彼の日は今に
今は彼の日に
打ち寄 ....
怪獣がすきだった

一生懸命に敗北へと向かう
その信念がすきだった

破壊される街も
逃げ惑う住民も
どうせフィクションだから
心配には及ばない

それなのに
怪獣の優勢が劣 ....
靴下をたらしサンタを待つ子どもやけに激しい風が吹いてる 澄み渡る青空に
赤々と色彩滴らせ
紐状花弁幾重にも湾曲結ばれ
彼岸花、輪を成し髭を反らし無言開く

いよいよ高まる青空に
透明に重なりいく女の声は 彼方も此方も自由に往き来する
彼岸を ....
曼珠沙華
いまなき人の
魂を
華に映して
涙ひとすじ
鏡みて
紅ひくしぐさ
垣間見る
震える小指
裏切りの色
 目の眩むような夕日に明日への希望を託し、今日の自分を労う。
 それは燃えるような赤さで限りなく透明で。
 お疲れ様。
 今日も精一杯生きたんだね。

 もうすぐここは闇に包まれるけれど ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5160)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夏の葬列- 為平 澪自由詩815-9-24
コンクリートに殺される- 凍月自由詩3*15-9-24
君の取扱説明書- 北大路京 ...自由詩615-9-23
心でなら- 吉岡ペペ ...自由詩315-9-23
秋・湿傷- ただのみ ...自由詩12*15-9-23
無知について- まーつん自由詩3*15-9-22
あの日になったら- 瑞海自由詩6*15-9-22
尻文字マン、ハンバーガーショップへ行くの巻- 北大路京 ...自由詩315-9-22
眠れずに数えた羊50000匹あした天気になりますように- 北大路京 ...短歌215-9-22
初めてのテルテル坊主見上げてるあした天気になりますように- 北大路京 ...短歌315-9-22
かくれんぼ誰も探しにこないのねやけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌515-9-22
月火水木愛されたい_金土日も愛されたい- 北大路京 ...自由詩515-9-22
ながい階段- 草野春心自由詩415-9-22
物を両手には持たないで- イナエ自由詩21*15-9-22
政治家と詩人と戦争- りゅうの ...自由詩3*15-9-21
結実- 千波 一 ...自由詩615-9-21
兄弟の名を星に付け天の川- 北大路京 ...俳句215-9-21
嫐という字の男が憎い- 北大路京 ...自由詩515-9-21
尻文字で詫びている- 北大路京 ...自由詩4+15-9-21
誰のだか思い出せない名刺の角が丸い- 北大路京 ...自由詩215-9-21
美しい馬鹿- ただのみ ...自由詩13*15-9-21
白蓮- レタス自由詩2*15-9-20
トッカータとフーガ- レタス自由詩415-9-20
水守- レタス自由詩315-9-20
怪獣がすきだった- 千波 一 ...自由詩1315-9-20
靴下をたらしサンタを待つ子どもやけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌415-9-20
物質と神秘・の隙間- たけし自由詩515-9-19
散華- レタス短歌315-9-19
紅蓮- レタス短歌115-9-19
勇気- ヒヤシン ...自由詩7*15-9-19

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