油照り早足になる乳母車 無職でサラリーマン川柳を吐く 未来の自分へ書いた手紙に苦しめられている 一円にもならぬ詩を書いて寝ている 第一レースで君は僕に向かって
「いきそうになったら言って」と溜め息を吐くように言う
それは優しさですか? それとも愛ですか
そんなこと、どうでもいいんだ

たまに小さな嘘が吐けたらいい
誰 ....
たとえば海に沈んでゆくあいだ
仰向けに真っ青な空を眺めながら
ゆっくりと溶け合うように
その感情に浸っている
太陽の光を浴びた無色透明の
その澄み切った色をキャンパスに描いてみたくなる
誰 ....
おれの家にはカミサマがいる
毎朝公園を散歩する
おれがよりそって歩くので
怪しげな影は近づかない
近所で揉め事だ
カミサマを守っておれが出ていく番だ
言葉に気合を入れる
四十年近くも会社 ....
会社の女の子は俺に緊張している

いつのまにか会合でも

年下の奴には偉そうになっている

出会うひと

出会うひと

もう自然体で偉そうになっている

いつ頃くらいからだろ
 ....
僕は今日は怒ってないがいつか拳振り上げて立ち上がろうと思っているんだ

何にって 僕にもよくわからないんだが 何か僕に巣喰う不条理とか

それは俺がお袋の熱いあそこからうまれた証なんだ

 ....
こがね色の岩の洞
居ないものの影が映る
葉より上に浮かぶ捕食者
傷のように緑を焼く


骨と星 骨と星
白紙が白紙に落ちる距離
昇る泡のなか
線を描いて


猫 ....
夏衣からだを縦に脱ぎ捨てる



何を射る指と指のはざまの陽



真昼から骨を外して蜃気楼



人の灯が消えた後に点くけだもの灯



片方 ....
女子寮のマスターキーを盗み出しそれから先はゴニョゴニョゴニョニョ 才能があったら27で死んでた 腹話術でラジオ出てるのか 「泣かないで」の声が泣いている 待ちびとを

待っているのが退屈で

手持ちのカード

並べてる夏







あきらめて

 始まったのは

遠くながい

本質と現実を知る旅



 ....
その時、私には見えたのだ。
彼の繊細なすべての指たちから薄く透き通った白い糸が出ているのを。
彼は己のリズムに体をくねらせて、黒い母体の敏感な部分に触れているのだ。
そしてその彼の指は決して ....
森に囲まれた白い家の個室で私は私の感性を解放する。
それらのうち、あるものは壁に反響して部屋中を駆け巡り、
あるものは開けた窓から外の空間へ抜けてゆき、そしてこれが一番厄介なのだが、
そのど ....
今日は
久しぶりの休みだが家賃の振り込みやら
することたくさん
洗剤もなければ砂糖もない
あの店この店買いものに行かなくちゃ
髪はぼうぼう
お茶パックもそういえば
あっ免許更新に行かなく ....
 
土曜日の昼下がり
カーテンを干す

まどろむ僕を横目に
酸素を目いっぱい吸い込む彼女は 

手を広げて
大げさな素振りをする

揺らめくカーテンは
彼女の頬を掠め

無邪 ....
帰り道
行く道
いくつもの子供たちが
近づくものを拒んでいる



山の手線は今日も
我を忘れて 走りだす
過去も未来もなくさせられた
どこへ 行くのか


いつも目に ....
めまいがする

にじんでいる

なみだがとまらない

さけびたいのに

おれのせいなのに


こころなんて蟻さ

きよらで柔らかな生き物に

知らぬまに踏み潰されている
 ....
生まれたばかりの子に気を使わせている 「社交辞令ですが」と前置きした 君の浮気相手によろしく伝えました ぼんじゅーる

はろー

こんにちわ


こころたちを

じぶんにわきおこる感情よりさきに

感じるんだ

受け取るんだ


ぼんじゅーる

はろー

こんにちわ
搾りだした言葉と色
空に舞い
螺旋状に登っていく
あちらではシャボン玉
ただよい
ただ酔い
宵へと破れる
朝日夕陽星空
月明かり
新月
夜から朝へ
繰り返し
繰り返し
梟が鳴 ....

ひたすらに赤
ぐわわっと
縦にぶちまけた
線をひくように
ただ飛沫が四方に遠くはねるように
強く強く
身体の中にある赤
アスファルトに
ぶちまけるわけにはいかないから
もう一度 ....
すべてが手に入るわけではないから、
わたしは願いました
すべてほしいとは思わないから、
わたしは願いました
ひとつだけでいいと、
ひとつだけ
それを、くださいと
けれどあなたはくれました ....
この人間社会で 僕達はたった二人猫だった
その学校なら猫でも入れるというから
僕は早速転入したんだ
それが出会いだったのだけれど
だけれど クラスメイトは犬ばかり
僕ら二人とも やかましく吠 ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
油照り早足になる乳母車- 北大路京 ...俳句213-8-1
無職でサラリーマン川柳を吐く- 北大路京 ...自由詩713-8-1
未来の自分へ書いた手紙に苦しめられている- 北大路京 ...自由詩713-8-1
一円にもならぬ詩を書いて寝ている- 北大路京 ...自由詩313-8-1
いきそうになったら言って- 北橋勇輝自由詩5*13-8-1
此岸より- ねこすけ自由詩213-8-1
おれは番犬だ- 殿岡秀秋自由詩813-8-1
出会うひと- 吉岡ペペ ...自由詩213-8-1
君よ憤怒を糧にたちあがれ- 梅昆布茶自由詩3+13-7-31
ひとつ_呼吸- 木立 悟自由詩513-7-31
殻光- 木立 悟俳句313-7-31
女子寮のマスターキーを盗み出しそれから先はゴニョゴニョゴニョ ...- 北大路京 ...短歌213-7-31
才能があったら27で死んでた- 北大路京 ...自由詩313-7-31
腹話術でラジオ出てるのか- 北大路京 ...自由詩313-7-31
_「泣かないで」の声が泣いている- 北大路京 ...自由詩613-7-31
終わって始まって- Wasabi 短歌113-7-31
創造する者- ヒヤシン ...自由詩4*13-7-30
感受性〜生まれ持っているもの- ヒヤシン ...自由詩6*13-7-30
今日すること- 灰泥軽茶自由詩513-7-30
天使が居た- ニワコ自由詩4*13-7-30
涙の路地- 番田 自由詩313-7-30
こころなんて蟻さ- 吉岡ペペ ...自由詩813-7-30
生まれたばかりの子に気を使わせている- 北大路京 ...自由詩613-7-30
「社交辞令ですが」と前置きした- 北大路京 ...自由詩313-7-30
君の浮気相手によろしく伝えました- 北大路京 ...自由詩213-7-30
こころたち- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...413-7-30
インクルワード- 秋也自由詩3*13-7-30
レッドインパクト- 秋也自由詩4*13-7-29
あなたは- 一酸化炭 ...自由詩113-7-29
人間社会でも猫の事務所- Neutral自由詩9*13-7-29

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