裸の証拠をあたためる

抱きしめながらあたたまる

おなかの痛いところを

わしづかみにして痛みとる

そんな愛し方が下手でした

弱くて物足りないって

抱きしめながらあたた ....
泣いて嫌がって生まれた僕です
生きていることをほめてください
奇跡のひと、

とはヘレンのことではない

奇跡のひと、

とはサリバン先生のことだ

私は奇跡のひとではなかった

奇跡を起こすまえに涙ぐむ

私はふるえる者だった


ヘレンは先生に7歳になるまえ ....
年が明けて何かが変わるかもと
歳の数だけそう想って来たけれど
一度だってそうであったことなんてない

悲しみは悲しみのまま
しんどさはしんどさのまま
ずっと飲み込んできた酸っぱいものが
 ....
 さあさて私は、
空より
咲いて舞い降りる
風すぎる自問光年を
この時が今
永く葬送される雲影を映す
銀河の水面は黙とうを捧げ
冴え渡る
風車
独り様様に
あいさつを交わす
 ....
私は

空に浮かぶあの太陽が輝くのを見て言葉をはく
言葉から自由になる私がいる

自由になる私もいれば
言葉は私を自由にしているとも

そうではなくて

私を思いから解き放つこ ....
知らないところで風が吹く

たとえば長野の山中で

たとえば月のうら側で

知らないところで風が吹く


それがつらくて飲み込んだ

それがつらくて寄り添った


だれも悪 ....
愛するひとの愛するひとを

愛する

てっとりばやい愛だ

そんなに一緒にいたいのか

高速道路に夕日落ち

そんなにそばにいたいのか

手荷物からお荷物に

愛する

愛するひとの愛するひとを
季節の車輪を転がしながら

時代の坂道下って降りて

さあ年の終わりと始まりのテープが切られました

あなたの目にはどんな時代が見えますか

世界は灰色にもバラ色にも染まります

 ....
フロントガラスの前に広がる 
いちめんの里芋畑で大きい葉群が 
わらわら踊ってる 

ここは、公園の駐車場。 
ベートーヴェンの協奏曲が 
カーラジオから 
生真面目で軽快なヴァイオリン ....
ブラ紐なおす白い手がある 年送る頑張ったけどダメだった あなたが嫌悪したのは
愚か者のわたしか
そんなわたしに確かに惹かれた
あなた自身か

抗うなら
そのこどもっぽい欲望へ
覗いた窓から
太陽は見えなかった

あなたは野花をひきちぎり ....
こんな世界で
生きていて
どんな世界が
待ってるか


違う世界にいながら
同じものを見る
同じ世界にいながら
違うものを見る


世界はあまたの
パラレルワールド
 ....
雲を食べ尽くして流星群待つ 死神踏みつけて明日まで歩く 実らない恋を弔う年の内 結局 この国が失ったものは
任侠という精神だろう

任侠を暴力団に擦り代えることで
強きものを挫き弱いものを救うという
ひととしてしごく当然のことを

捨て去り邪険に扱うことで
多くの ....
 震災以降、「言葉の力」を唱える人たちが現れ、私はそれを頼もしいと思った。なぜなら、「言葉の力」というものは、何よりも言葉の向け先と、その向け先への働きかけを前提にしているからだ。言葉が単なる独り言や .... あなたが望む世界がひとつ
彼氏が望む世界がひとつ

親兄弟とか仲間とか他人とか

でも同じコルクボードに鋲で留められる

百個は許しても一個はあなたのものだ

その一個が

大好 ....
クリスマス以降
全くやる気が起きなかった
どうにか今日で仕事納め 
やっと時間が心に追いついたのだ


裸婦像みたいな街路樹の肩にカラス


除雪車に削られた白い壁に車を着けて
ふ ....
同じ強さで信じてくれないなら
信じない

同じ強さで愛してくれないなら
愛さない

私をいつか忘れてしまうなら
関わりたくない

私をいつか置いていってしまうなら
 ....
{画像=121229183854.jpg}

寂しさを払拭しようと

白いメシを白いままにせず

捨てるものなど無いと大根は煮られ

とぎ汁は充分にその存在を現実化した

青菜は塩 ....
 
 
ひし形の歪んだ街に産まれて
時々、綿菓子の匂いを嗅いで育った

弱視だった母は
右手の生命線をなぞっている間に
左耳から発車する列車に
乗り遅れてしまった

毎日、どこかで ....
左とか右とか
ほんとはよくわからない
私はどっち?

インテリ左派は
一度かぶれてアレルギー

はてさて
日本や日本人が好きと言ったら
右なのか?


戦争はもちろんいやだけど ....
眠れぬ夜がつづく
なぜに睡魔は訪れないか

こころに障ることもなく
日々は穏やかに流れつづける

それなのになぜ眠れぬ
それなのになぜ睡魔は訪れぬ

そのときにようやくに気づく
こ ....
夜の天幕はマグネット
キミが蹴ったつまらない石ころを
引き寄せて
星にすりかえる
朝が来るまで
せめて忘れたふりしてる

自分が永遠に満たされることのない
闇であることを

さみし ....
ヒツジが眠っている
先を越されてしまったので
きみはなかなか眠れない


ヒツジの夢を追いかける
かすかに指のさきが温かい
温もりはだんだん体じゅうにひろがり
いつもの草の道に迷いこむ ....
耳もとに流れついたさまざまな木を
彫っても彫っても同じかたちにしかならないので
枕もとに置いたり
うなじにぶら下げたりしていたのだが
いつのまにかまた流れ去ってしまっていた
 ....
随分我慢したはずだった
やいばが突き刺さっても
空は空だと知りっぱなしのこのうつろな
何もないとおもうことで

和歌を詠むように
涙を流した
美しいみ寺の春を
思い浮かべるように
こ ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
愛をうたがう- 吉岡ペペ ...自由詩313-1-7
生きていることをほめてください- 若林自由詩7*13-1-7
奇跡のひと- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...713-1-6
祝詞- HAL自由詩8*13-1-1
六花- こしごえ自由詩3*13-1-1
私と空- 吉澤 未 ...自由詩6*13-1-1
風が吹く- 吉岡ペペ ...自由詩513-1-1
愛する- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...313-1-1
2013年_新年に思うこと- ただのみ ...自由詩24*13-1-1
みどりの言葉_- 服部 剛自由詩612-12-31
ブラ紐なおす白い手がある- 北大路京 ...自由詩412-12-31
年送る- 北大路京 ...俳句112-12-31
嫌悪- かや自由詩212-12-31
いつかどこかで- シホ.N自由詩312-12-30
雲を食べ尽くして流星群待つ- 北大路京 ...自由詩1012-12-30
死神踏みつけて明日まで歩く- 北大路京 ...自由詩812-12-30
年の内- 北大路京 ...俳句212-12-30
旅情より- HAL自由詩5*12-12-30
言葉の力- 葉leaf散文(批評 ...412-12-30
百一個の画鋲- 梅昆布茶自由詩1112-12-30
連休熱- ただのみ ...自由詩15*12-12-29
おかえり- レイヨウ自由詩4*12-12-29
失格者は今日も創作をする- ドクダミ ...自由詩5*12-12-29
誕生日- たもつ自由詩2312-12-28
つながり- 眠り羊自由詩212-12-28
美しい空白- HAL自由詩4*12-12-28
マグネット- そらの珊 ...自由詩20*12-12-28
眠るヒツジ- yo-yo自由詩912-12-28
ノート(49Y.12・27_Ⅰ)- 木立 悟自由詩512-12-27
虐げられて- 玄一自由詩212-12-27

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