完璧主義で靴下に穴開けてる ピシパキよ
濁ったものが気になるんだ
濁ったものが嫌いな分けじゃないけど
濁ったものがそのままなのが気になるんだ

ピシパキよ
濁ったものが沈殿して澄明な上澄みができることや
貝や濾過器 ....
だれかが泣いていることをぼくは知らない

ぼくが泣いていることをだれかは知らない

それでも時間はすぎてゆく

それでも地球は回っている

こころも自然も移ろって

地震なんかも起 ....
たい焼きと喧嘩するほうが悪い 人はいつ大人になる?
二十歳になったら?学校を卒業したら?
それとも誰かと結婚したら大人になるのかな?

じゃあ大人ってなんだろう?
子供の自分よりも体が大きくて
力があって子供の頃にはな ....
ヒヤリとする
時々止まる
夫の寝息
自分の産んだ子どもが
ある日突然、宇宙人みたいになっちゃって、
不登校とか摂食障害とか思春期病とか
病名をつけちゃったりして、
片っぱしから本なんか読んでみちゃったり、
病 ....
十六の唇にさくらさくらさくらの血の味 おかあさんがドアを閉める
やさしくそっと閉める
すやすや寝る僕起こさぬように
みてたんだけどね薄目を開けて

おとうさんがドアを開ける
かえったよってささやき開ける
えがおで僕を覗き込ん ....
新しい財布を買ってから
不思議なことに
お金に困らなくなった

迷信かもしれないけど

新しい財布を買ってから
人でなしになることもあったけど
人になることもできた

 ....
ワンランク上のランチや黄金週間 ひたむきに生きて回送電車 洗いすぎて
ごわりとした
ネルの小さなパジャマ
ふたつめのボタンだけ
なぜか赤い糸で
不器用にくくられている
夜泣きのたびに
私にしがみついた
熱を帯びた袖
黄色いライオンの模様
 ....
ちーちゃんはのら猫。
毎朝、ご飯をもらいに来る。

待っている姿が
わたしと重なる。

「ご飯を食べたら行きなよ?」

してあげられるのは
ここまで。

本当は面倒なや ....
夢に向かう足どりに

アンジェラ・アキの歌がかぶさると

それが尊い哀しみに聞こえるよ

じぶんがいいと思ったことは

伝えすぎてもめるぐらいがいいってことが

人生も半ばをすぎる ....
青く青く山が迷っている ベストファーザー賞もらって息子に会えない 美しい骸骨を持つ人に会った
美しい詩を書きなさいという彼女は
まだ陸地を夢見ている

昨夜から降りはじめた雨は
静かに庭を濡らしている
窓ガラスに群がるおびただしい水滴
しずくの一粒一粒 ....
心の庭にヒヤシンスが咲き乱れている。
私は悲しみを言葉にする者。
拙い言葉で眼前のキャンバスを汚す事になろうとも、
現実を直視し、血のたぎりを一筆で描ききる。
昨日の悲しみが今日に及ばない ....
街路にいるぼくが
語りかけるとき
胸の塔の
小さな窓があき
風がはいって
搭の中に眠っていた
もうひとりのぼくが
街路をのぞく

去っていくときに
長い髪をゆすって
一度だけ
 ....
新緑の街道が雨にぬれている

雲からのひかりで

アスファルトが白くなっている

花の色だけが痛い

新緑の街道が雨にぬれている


こころや自然や霊的なものに

アンテナを ....
気まぐれな嵐は
ときおり吹き荒れて
数え切れないほど
散り始める
桜の花びらが
舞い落ちては
ゆったりと流れる
どこかの運河の水面を
どこまでも薄紅色に
染めるように
この春は過ぎ ....
蛇口から 
    ゆっくりと
         こぼれて
             おちる
透明で
   ふくよかな
        水の
          躍動よ
掌を
  舟 ....
喜びはすぐ目の前に広がっているというのに、
いつもその手前で足を挫いている。
先を急ぐばかりに、目の前の数々の小石に躓き、
自ら輝きを彼方に遠ざけてしまう。

若気の至りなどという言葉は ....
君が
君の石を置く
世界が君色に変わる

僕が
僕の石を置く
世界が僕色に変わる

きっぱりとした君の白
雪の淡いと
僕の
空を模したブルー

交互に
わかり合って
分か ....
先生に会いたくて受けなくても良い補習 私のカルテに猫のような動物 今日を生きて拾った言葉を句に変える 人が(ことば)を綴るようになったのは
一体いつからなのでしょう?

無数の国のあらゆる時代に
(ことば)が創られるより遥かな昔
宇宙に独り(ことば)はしーんと、住み
あなたの胸に転生した( ....
「かわいい」
保育園の部屋に初めて入った周を
年長の女の子が、迎えてくれた

「じゃあね」
僕と妻はにこやかに手をふって
若い保育士さんに抱っこされたまま
きょとん、とする周をあずけてか ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
完璧主義で靴下に穴開けてる- 北大路京 ...自由詩914-5-6
ピシパキよ_この頃_濁ったものが気になるんだ- ichirou自由詩7*14-5-5
瞬間と永遠- 吉岡ペペ ...自由詩214-5-5
たい焼きと喧嘩するほうが悪い- 北大路京 ...自由詩514-5-4
大人- リィ自由詩114-5-4
いびきのあいだで- 森川美咲川柳5*14-5-4
宇宙人の子ども- chiharu自由詩5*14-5-4
十六の唇にさくらさくらさくらの血の味- 北大路京 ...自由詩614-5-3
おやすみ_おかえり_おはよう- 森川美咲自由詩1*14-5-3
新しい財布- 小川 葉自由詩12*14-5-3
ワンランク上のランチや黄金週間- 北大路京 ...俳句214-5-2
ひたむきに生きて回送電車- 北大路京 ...自由詩714-5-2
衣替え- そらの珊 ...自由詩2214-5-2
のら猫- chiharu自由詩3*14-5-2
尊い哀しみ- 吉岡ペペ ...自由詩214-5-2
青く青く山が迷っている- 北大路京 ...自由詩914-5-1
ベストファーザー賞もらって息子に会えない- 北大路京 ...自由詩514-5-1
水族- 春日線香自由詩314-5-1
岩手の父に贈る詩- ヒヤシン ...自由詩11*14-5-1
胸にチクリ- 殿岡秀秋自由詩10+14-5-1
花の色- 吉岡ペペ ...自由詩214-4-30
小さな春のタチェット- りゅうの ...自由詩17*14-4-30
目よ見よ見えない言の花- ただのみ ...自由詩21*14-4-30
自己嫌悪- ヒヤシン ...自由詩5*14-4-27
オセロ- umineko自由詩8*14-4-27
先生に会いたくて受けなくても良い補習- 北大路京 ...自由詩214-4-26
私のカルテに猫のような動物- 北大路京 ...自由詩7*14-4-26
今日を生きて拾った言葉を句に変える- 北大路京 ...自由詩514-4-26
夢の手紙- 服部 剛自由詩914-4-25
小さい靴_—入園の日に—- 服部 剛自由詩1614-4-25

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