最後まで帰国できずに吾亦紅 まきびしがなくてコンペイトウ撒いている 隣にたけしがいて楽しい 聴いてなかったが正解した さみしげなあなたの面影が私の感性と同調する。

あなたは燦々と輝く太陽を信じてはいないのでしょう。
あなたは夜空に瞬く星星の光を吸収して、
数々の詩を編みました。
ボードレールの戦慄の泉を飲 ....
あなたが弾く鍵盤からは
詩が聞こえてきます
ピアノ色の言葉が
楽譜から飛び出して
わたしの耳元でささやくのです

あなたの詩は
私にとっては水の流れ
水色の言葉は
静寂で濁った悲 ....
身体のうちで
いちばんきれいな皮ふのところを選んで
跳ねる、つぶてが
こぉんと、宵へ落ちていった

眠っていたのかそうでないのかわからない
果たしていつのまにか
まるですっきりと目覚める ....
声に出してごらんよ
その人の名を
あなたは
立派な霊媒師だ

声に出して
呼んでごらんよ
ほのかに
感じられるでしょう?

実体のない
粒子力学
ベクレルでも測れない

生 ....
遥かな星の光に導かれたいと思った
滴を飲み干すようにそのいのちを汲み取りたかった

それがたとえつかの間の足元を照らさなくとも
静かに己の無知をおしえてくれるなら
僕は本当の光に従いたいとお ....
ミス車内を選んでいる せっかちな夜に飛び込んだ
角砂糖みたいにすぐに溶け
ミルクのように白い肌がねじれて

翌朝は秋の冷え込み
汚れたカップが残された
ショルダーバッグに仕込んだ
高性能の小型カメラは
寝惚けた雨空しか写さないから
今日もメタファーを掴み損ねた

観葉植物の鉢に隠した
最新式の盗聴器は
ふざけたノイズしか拾わないから ....
私はずっと犬が飼いたかったのだけれど
今でも犬の散歩などをみると
羨望の眼差しで見てしまうのだけれど
いつも家には猫が居た

だいたい野良猫がそのまま居ついて
或る日ふといなくなったり
 ....
笑いの公式にあてはめられて嫌な顔している インドでは有名だと言い張っている 腹のたつ客を再現して勤務時間が終わる 通り過ぎた町の窓をあけてゆく

すでに知っている町なのに

待ち遠しかった


通り過ぎてしまってから

言いわすれた言葉をくちにする

すでに知っていた言葉なのかもしれない ....
言葉を持っている以外
何も持たない僕だから
何も持たない者の軽やかさで
今日も僕は舞うよ
今日の青空は
普段より青かったよ
これは事実だよ
何も持たない僕だから
せめて一冊の詩集だけは ....
柿干すや三日月よりも細き月 風水を信じて寝るや吊るし柿 妄想の多い恋バナ十三夜 押してないのに鳴った マニア同士にしかわからない笑みを見ている 黒光りのレコード盤が  
プラスティックケースの中で  
いつまでも、廻ってる  

ゆーるりるりるーゆーるりるー…  

傍らに立てかけられた  
紙のブルージャケットの  
ソニー ....
割り箸を割らずに食べた 嫁が帰ってきたらブザーが鳴る仕組み考えている おめでとう

うれしいよ

からだじゅうきぼう

あふれだしてる

ふくらんでいる

えらかったなあ

よかったなあ

いとしいよ

しがみつきたいよ

なみだがな ....
森の向こうから音がする

ボールの蹴る音
グラウンドを走る音
かけ声に混じって吹奏楽の演奏が始まる
たくさんの若い息吹が一つになって
風に乗り
私の耳の奥まで響かせる
純粋で静かに心落 ....
  その日、
  蝸牛はコンクリートの塊のうえで
  止むことをしらない陽の光の歌をきいていた
  雨の降らない季節に彼らがどこにいるのか私にはわからない



  あなたの稲穂 ....
通夜終えて遅い夜食や銀河団
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
最後まで帰国できずに吾亦紅- 北大路京 ...俳句213-10-24
まきびしがなくてコンペイトウ撒いている- 北大路京 ...自由詩1013-10-24
隣にたけしがいて楽しい- 北大路京 ...自由詩113-10-24
聴いてなかったが正解した- 北大路京 ...自由詩413-10-24
闇を巣食う- ヒヤシン ...自由詩6*13-10-24
あなたからの贈り物- 乱太郎自由詩1613-10-24
クリンリネス- 平井容子自由詩713-10-24
ねえ- umineko自由詩10*13-10-24
断章- 梅昆布茶自由詩2013-10-23
ミス車内を選んでいる- 北大路京 ...自由詩1113-10-23
フレンチロースト- ただのみ ...自由詩18*13-10-23
探偵- nonya自由詩20*13-10-23
猫のあたま- 灰泥軽茶自由詩2013-10-22
笑いの公式にあてはめられて嫌な顔している- 北大路京 ...自由詩213-10-22
インドでは有名だと言い張っている- 北大路京 ...自由詩613-10-22
腹のたつ客を再現して勤務時間が終わる- 北大路京 ...自由詩613-10-22
通り過ぎる窓- 梅昆布茶自由詩20*13-10-22
軽やかに- 渡辺亘自由詩113-10-21
柿干すや三日月よりも細き月- 北大路京 ...俳句413-10-21
風水を信じて寝るや吊るし柿- 北大路京 ...俳句113-10-21
妄想の多い恋バナ十三夜- 北大路京 ...俳句113-10-21
押してないのに鳴った- 北大路京 ...自由詩513-10-21
マニア同士にしかわからない笑みを見ている- 北大路京 ...自由詩113-10-21
ちぐさにて__- 服部 剛自由詩11*13-10-21
割り箸を割らずに食べた- 北大路京 ...自由詩313-10-20
嫁が帰ってきたらブザーが鳴る仕組み考えている- 北大路京 ...自由詩913-10-20
あふれだす- 吉岡ペペ ...自由詩613-10-20
森の音楽- 灰泥軽茶自由詩813-10-19
陽の光の歌- 草野春心自由詩513-10-19
通夜終えて遅い夜食や銀河団- 北大路京 ...俳句213-10-19

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