風だけが 通り過ぎていった 
時計は止まったまま ベッドの上に
白い部屋の窓辺に 深紅の薔薇が
赤い影を落とす 花瓶の陰で


黒猫が身を伏せて 狙っている午後
死んだ蜂の羽が虹 ....
見る、聴く、嗅ぐ、
触わる、味わう
五感に現れる世界
物質の界
人の囚われ執着スル
欲望の界

光る音、浮き立つ輪郭
震え透明に輝き響く時
五感の界はそのままに
欲望だけが浄化され ....
薄まらぬ失恋の味辛口のミントガム買うフリスクも噛む 何をして何をしないで生きられるサラダにプチトマトは入れない 森の木漏れ日、揺れ
光の斑点また斑点 
それぞれの陰影を穿ち浮き上がり
あちこち異様に懐かしく
輝いている
響いている
感覚、奥まり次第に消え
光あるのは私の内
響き
残響し
木霊 ....
白檀に
衣を焚き染め
今日もゆく

眼を閉じて
鼻をくすぐる
ハムエッグ

トーストと
立ち食い蕎麦を
較べたら

夏空に
食欲失くし
庭をみる

あと二日
頑張 ....
霧が湧き 雲は下り
天と地の息吹が交わり合う
噛み合わされた大地 喃語の潤い

ぱせり ぶろっこり やまのみどり

熊や鹿が嗅ぐ土の匂いが知らしめる
地脈の辿り 遠く 深く 息みて

 ....
 
 
バスに乗って目を瞑ると
私の中を通過していく
一台のバスがある
開いた窓から
誰かが手を振っている

懐かしい気がして
手を振りかえすと
バスは小さな魚になり
泳いで行っ ....
こんなの詩じゃないと
お叱りを受けそうですが
まあ、いいだろう
と、寛大な心の方はご覧ください

     *

小さい頃のわたしは
引っ込み思案で 恥ずかしがり屋
自分から友だちを ....
両親が若気のいたり続けてるやけに激しい風が吹いてる 番長に催眠術を試されてやけに激しい風が吹いてる 初夏の風くるりくるりとぶんまわし 私は生きることが好きだから
すべての生き物が好きです

犬は子どもの頃に
一度だけ飼っただけで
それ以来
飼ったことはありません

彼らはあまりにも人間に
忠実すぎて
どんな理不尽 ....
ノアの方舟に乗船拒否されたやけに激しい風が吹いてる とつぜんのスコール
つみのない車の天井をひどく打つスコール
悪いのは人間
じっさい痛いのも人間で
こういった音を聞いて黙っているのが人間
黙って、このままながれていけばいいのに
 ....
コンセント代わりに鼻を使ってもいいけどタコ足配線はダメ 沈んでる気持ち隠して星空を綺麗とか言う興味ないのに   わたしは座る
  青空がゆれている
  かなしいという言葉がなぜか
  小さな虫みたいに空気をうめていく


  なつかしい歌を思いだして
  気持ちだけが静かになっていく
 ....
私は誰もが知っていることを知らない。
私は誰もが知らないことを知っている。
誰にもみえるものが
私には見えない。
誰にもみえないものが
私には見える。
あなたは今、
笑 ....
月の昇らぬ砂浜に
唐紅の空眺め
忘れた歌を想い出す

衣を染めた白鳥は
空ろな波に身をまかせ
帰る棲家を知らぬよう

ほつれた髪は風に散り
軋む素足は地に呑まれ
潮にこうべを晒 ....
夢を
見ていたわけではないが
清潔に密閉された
乗り物に吸い込まれ
みんな姿を消した
とにかく歩いていれば
少しずつ小さくなり
やがて点に
なれるのか
見るたびに痩せる空洞の中
僅 ....
たった一粒の雨垂れが
倒れかけた茎を脈動させるその隙に
あらゆる{ルビ旱魃=かんばつ}を凌駕してしまう
むせび泣きは慈雨となり山岳を揺り起し
靄を吐き出す葉脈が世界を真白に染める

穴の開 ....
オレ抜きで二次会をするつもりだなやけに激しい風が吹いてる 初めての大人の自動販売機やけに激しい風が吹いてる 朝陽から刈り取って食卓に供えられた獅子の首
金色は瞬く間にとけて白い皿に蒼く翳りを残す

あるいは初めから造られなかったニケの頭部
永遠に像を持たない神聖 あらゆる問であり答え

あなたは ....
 清らかな小川の流れに言葉は産まれ消えてゆく。
 願いは祈りになりあの山の向こうへ放たれる。
 初夏の訪れと共にやってくる想像を
 使い古した手帳に書き留める。

 白樺の林の中で虫たち ....
いまは亡き
父母の遺影に
重なった
ぼくの頬笑み
瞳に映る

妹の
心音はかり
数かぞえ
医師の言葉を
静かに聞いた

胃を失くし
真先に往くと
言い放ち
姉だけ残る ....
寂光の
夢みて
今宵も沈む

のべられた
布団のつめたさ
心地よい

いまひとつ
琥珀をあおぎ
ねむりつく

やすみつく
しとねの綿が
肩を抱く

眠れない
夜が漂い ....
癒えた夜
様々想い
明日をみる
しばらくの時
楽しむいまは

たどたどと
伽羅を取り出し
香り聞く
今宵の痛み
忘れるために

甘苦い
香りに漂う
楽しみは
はじめて ....
オムレツにケチャップで書く好きの文字その上からマヨネーズでバツ
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
静かな午後に- 藤原絵理 ...自由詩715-7-17
清め透明- たけし自由詩3*15-7-16
薄まらぬ失恋の味辛口のミントガム買うフリスクも噛む- 北大路京 ...短歌315-7-16
何をして何をしないで生きられるサラダにプチトマトは入れない- 北大路京 ...短歌515-7-16
点灯- たけし自由詩4*15-7-15
朝の匂い- レタス俳句115-7-15
巻き戻されることはない- ただのみ ...自由詩16*15-7-15
見舞い- たもつ自由詩2015-7-15
【_私の友だち履歴_】- 泡沫恋歌自由詩17*15-7-15
両親が若気のいたり続けてるやけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌415-7-15
番長に催眠術を試されてやけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌315-7-15
初夏の風くるりくるりとぶんまわし- 北大路京 ...俳句415-7-13
どうぶつ- 一 二自由詩515-7-13
ノアの方舟に乗船拒否されたやけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌315-7-13
スコール- 自由詩8*15-7-13
コンセント代わりに鼻を使ってもいいけどタコ足配線はダメ- 北大路京 ...短歌415-7-12
沈んでる気持ち隠して星空を綺麗とか言う興味ないのに- 北大路京 ...短歌515-7-12
青空- 草野春心自由詩615-7-12
- あおい満 ...自由詩8+*15-7-12
浜辺- レタス自由詩5*15-7-12
逡巡- noman自由詩215-7-11
◎芽生えるもの- 由木名緒 ...自由詩715-7-11
オレ抜きで二次会をするつもりだなやけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌515-7-11
初めての大人の自動販売機やけに激しい風が吹いてる- 北大路京 ...短歌215-7-11
わたしが詩の中で掻き抱くあなたは- ただのみ ...自由詩18*15-7-11
蛍の光- ヒヤシン ...自由詩14*15-7-11
残された者- レタス短歌3*15-7-11
おやすみ- レタス俳句2*15-7-11
香り酔い- レタス短歌2*15-7-11
オムレツにケチャップで書く好きの文字その上からマヨネーズでバ ...- 北大路京 ...短歌315-7-10

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