ものごころついたとき
芽はでていた

茎がのびていき
葉がなっていく
それをわたしは
ひまわりかとおもったが
木だった

茎は茶色くそまり
幹となり
やがてわたしの背 ....
洗面所の鏡の中で
つぅーっと 涙がひとつ
落ちました
なんの理由もないけれど

いいの
そんな日もあるの

携帯のメールを開けたら
どこかの会社から
オメデトウのメー ....
成田を出発してミュンヘンで乗り継ぎをした

ミュンヘンからハノーファーまではボンバルディ機だった

機内ではうつらうつらとしていた

だからつまらない夢をたくさん見た

ちいさな感情に一喜一憂していた ....
自分の人生に
足りないことって
モノかも知れなかった
だと思ってみんな
出かけてった

僕も
つまんないなりに
人生に意味が欲しくなっていたこともあって
とりあえず出かけた

 ....
心が死んでいくことが幸せだという

なにごとにも動じず あたたかく 優しさにつつまれて

そうして私達は幸せになる
君には届かないことばかり
している
君と一緒にいたかったな
君の笑顔を見ていたかったな
君に泣いているところ
見られて恥ずかしかったな

君には届かないことばかり
している

 ....
松島の丸い湯ぶねに身を浮かべ 
きらりと笑う枯葉舟かな 

さやさやと幹に映る光と影は 
旅する我の{ルビ心鏡=しんきょう}となり 

歓びを{ルビ天=そら}いっぱいに広げてる 
白、白 ....
つらい出来事があった時 
詩は、きみのしょげた背中をそっと押すだろう  

現実の壁が立ちはだかる時 
詩は、きみの涙に濡れた瞳をまっすぐ前へ向けるだろう 

詩は、暗闇に射すひとすじの光 ....
言葉は 発したそばから嘘になる。

書物は、書かれたそばから嘘になる。
歴史は、記したそれすら嘘である。
嘘は……信じたその人が嘘になる。

現在は、一瞬後には過去になる。
描かれたもの ....
永久(とわ)に続く幸せを
いつしか求めていた青い鳥
夜明け前に ふと気づく
限りあることを

やがて羽ばたく
血を受けた我が子に
やさしいキスをして
今一度(ひとたび)の夢を見よう
 ....
 
 
亀が道を歩いていた
甲羅をつかむと
慌てて首を引っ込めた
のは
何故かぼくの方だった
亀は空に向かって
首をおもいっきり伸ばし
退屈そうに大きな欠伸をした
ぼくはその一部始 ....
古代飴のような
琥珀の中に
小さな虫が
羽ばたいたまま
閉じ込められている

時が止まったままの
小さな宇宙を
私は
手のひらで
そっと転がして
スイッチをさがす
ろうそくが燃えるのは
それは
ロウが燃えるのだ


では
ろうそくが消えるのは
それは
ロウが尽きるのではなく

燃えるべき
ことばの芯を失うからだ


心を持たない
 ....
おかあさん
鉄平くんを産んでくれて
ありがとうございます

彼には毎日、
たくさんの喜びと
たくさんの幸せと
たくさんの愛をくれます

クソが付くほど
真面目で

思いたったら即、行動!!

たまに頑 ....
穏やかな日常が
美しく思えるのは
嫉妬や、ねたみや
細かな不安の襲来と
絶え間なく
闘っているからかもしれません

ほかの
みんなはどんなふうに
生きているのだろう
何を心に
抱 ....
かすみゆく


昭和という名の喫茶店
中には常連のサラリーマンと
マスターらしき初老の男
私はなぜか吸い寄せられるようにその喫茶店に入ってきたわけだが
本棚に詰まってる室生犀星 ....
砂漠の砂が風にまかれて
境界線を越えていく
海に捨てられたゴミが
国境を越えていく
静かに一歩も動くまいとしても
境界線を越えていく
誰にも気付かれまいと身を隠しても
境界線を越えていく ....
なんでそんなのえらんでるの
だってこれしかなかったから
それおとこがのるやつじゃん
だってこれしかなかったから
あしたにあたらしいのくるよ
しってるけどはやくでたいの
あとでこうかいすると ....
目の前を紋白蝶がとぶ
春の風に負けそうで
それでも戦いながら


桜はもう、ハザクラにかわりました

あなたは言った

知っている

だから、もうすぐ雨がくるんだ


 ....
書いた詩を全て捨てた
インクと紙の無駄だったと気づかされた
春の日の真昼だった
そして 僕はどこに行くのだろう
書いた詩は全て無駄だったのだという
自由だけが 約束されている
ひとが
きもちわるい
この世が最初から
きもちわるさの総体だったみたい

曇り空
僕が僕であることに理由はない
ただ
誰かが暇つぶしに書いた
歴史があるだけだ
詩とはなんだったか ....
ある日からぼくは命が呟くのを
耳ではなく心で直接聴ける様になった

命は言う ぼくが挫けるときに
誰だっても転けも挫けもするが
まだまだ俺もお前も大丈夫だからなと

命は言う ぼくが愚か ....
うとうとしながらうったメールは
夢の中のわたしに届く

夢の中のわたしは自信に満ち溢れ
非の打ち所がない

夢の中のわたしはとてももどかしそうに
寝ているわたしにメールを返す

目覚 ....
会いにいけば会える人に
会わないまま人生は終わる

会いたいのに

どうしてそんなことに
なるんだろう


家に帰ると
種をとる用に買っておいた
300円のトマトを
流しの前で ....
重なりあっているから
いいことも
わるいことも
あるよね 
の あなたも
わたしに重なっている

それが縁だと
風がいうけど
しんじない

重なりあわない
部分がさむい

 ....
月に腰かけ 太陽を{ルビ的=まと}にして
流星のダーツを投げる
唯の退屈しのぎだが すこしばかり はた迷惑な気晴らしかも
俺のエゴはでっかくなりすぎて 地球の中には納まりきらなくなってしまった
 ....
列が
乱れますから
前へならいなさい、
切なさよ

ラインをよく見て
その境を越えないように
たたずみなさい、
恋しさよ

下を
向きすぎてはなりません
他のものたちと ....
詩人が真実を語ると
人は「黙れ」と言う
詩人が美について語ると
「あいつは現実を知らない。空想的だ」と人は言う
君よ 真実を語ってやれ
人々の中に咲くたった一輪の花になれ
例えこの世界が壊 ....
胸のあたりに
なつかしいうたが溜まってしまい
病院へいったが
ておくれだった

それ以来
胸のあたりに
うたを一匹
飼っている
大きな蓋がひとつあれば
こと足りる
あれは
実に包容力のあるヤツだから

けれど
ここには
とても小さな蓋しかないのだ
あろうことか
私のキッチンには
小さな蓋しかないのだ

 ....
朝焼彩茜色さんのおすすめリスト(5109)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
通学路の木- 小川 葉自由詩612-4-29
バースデイ- 御笠川マ ...自由詩212-4-29
うつらうつら- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...212-4-28
探しに出かけた- 竜門勇気自由詩1*12-4-28
幸せ- 佐藤伊織自由詩3*12-4-28
君に雨が捧げられますように- うめぜき自由詩112-4-28
松島・石巻小品集ーおくのほそ道をゆくー_- 服部 剛自由詩212-4-27
言葉の寺_- 服部 剛自由詩112-4-27
かくこと_いうこと_しるすこと- 高原漣自由詩1*12-4-27
青い鳥の未来- 凪 ちひ ...自由詩612-4-27
首男- たもつ自由詩412-4-27
仮死- そらの珊 ...自由詩17*12-4-27
紅いろうそくと人魚- umineko自由詩12*12-4-27
おかあさん- ちゃんこ携帯写真+ ...312-4-26
おひるごはんを食べながら- うめバア自由詩612-4-25
かすみゆく- 田園自由詩7*12-4-25
越境の果てに- terada take ...自由詩112-4-25
わたしがうまれるすこしまえ- Seia自由詩512-4-25
紋白- Seia自由詩412-4-25
庭を見つめながら- 番田 自由詩212-4-25
逆流- めー自由詩412-4-25
命の呟き- HAL自由詩12*12-4-25
アドバイス- ここ自由詩312-4-25
40人くらいに- mizunomadoka自由詩512-4-25
夜のころも- 朧月自由詩512-4-24
太陽を的にして- まーつん自由詩10*12-4-24
整列- 千波 一 ...自由詩6*12-4-24
美しい花- yamadahifumi自由詩412-4-24
うた- はるな自由詩1012-4-24
蓋についての考察- そらの珊 ...自由詩10*12-4-24

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